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【2008年】
2008年8月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「頭の力を抜いて」<44>(8/5)
昨年、税理士会の役職を終えてから一年経過した。
一年前は急激な環境変化に戸惑いを感じていたものだ。ところが、日を重ねていくうちに「平凡な幸せ感覚」がよみがえって来た。
自分の自由な時間を持てる素晴らしさ。
ゆったりと囲碁も打てる優雅さ。ネット囲碁も一年間で500局になる。
3月から元石川県アマチュア本因坊の佃先生に個人レッスンを受け始めた効果からか、先月行われた石川県税理士碁友会では優勝でき四段に昇段した。
ゴルフも下手ながら「愛されるゴルファー」を自認して結構楽しくやっている。
一方、社団法人日本医業経営コンサルタント協会の副会長も就任後一年4ヶ月経過したが、二年間の準備を経て「情報化認定コンサルタント」の資格認定制度の試験をいよいよ9月から始めることができた。
また来年の6月には金沢で日本海側初の「第13回日本医業経営コンサルタント学会」が開催されるので準備している。
さらに、6月に松田朗会長より「協会事業効率化特別委員会」委員長を委嘱され、二年後に20周年を迎えるにあたり協会の事業を検証し、協会のあるべき姿や新たな事業を検討している。
この一年間が充実できたのは、「頭の力を抜く」ため自分なりに工夫してきたのが良かったのだろう。
これまでは何時も何かしなければいけないと執着したり確執にとらわれていた。それから脱却しようとして得たものだ。
職務以外の文化的な分野にできるだけ関心を持ち触れることによって、頭の潤いが保たれ、発想が豊かになるような気がする。
「頭の力を抜く」ことが出来るとリラックスでき、メリハリも効いてくるから不思議だ。
2008年7月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「2008年のCOOLBIZプラス」<43>(7/25)
1.CO2削減は京都議定書で定めた準備期間を経て、2008年、削減実行年に突入しました。
本年度、チーム・マイナス6%では「クールビズ」に、自分ならではの温暖化防止アクションをひとつプラスする新生活習慣を提案しています。
それが「クールビズプラス」です。
例えば、エアコンは冷房28度・暖房20度に、水道水の節減、エコ商品を買う、買い物とゴミを減らす、マイバック、マイ箸、マイカップ、書類は両面コピー、部屋の灯りはこまめに消す、リサイクルでゴミを利用する、歯磨きのすすぎはコップを使う、外出にはバスや電車を利用する、メタボ対策を兼ねた自転車通勤や徒歩通勤、上下一階は階段を利用する、などです。
2.地球温暖化防止で大切なのは、一人ひとりができることから実践することですね。
国民一人あたりが輩出するCO2は、一日平均で約6キログラム。年間で一人約2200キログラム。凄い量だ。
3.チーム・マイナス6パーセントは環境省がすすめる国家的プロジェクトです。
この趣旨に賛同する個人、法人、団体は環境省のホームページを通して「チーム員宣言」して「一人一日一KgCO2削減」をめざしています。
現在の参加者は個人は232万人、団体2.3万とあまりにも少ないですね。
4.7月16日の社会保障政策フォーラムに参加して鴨下大臣のお話を聞いてきました。7日の洞爺湖サミットでは地球温暖化に関して主要国は2050年までに温室効果ガス排出量を半分にする合意がなされ、中国やインドなどの新興国は目標の共有には応じたが具体的な数値には触れなかったがコンセンサスに一定の前進が見られたと述べられました。
5.MMPGではこのたび「環境プランナー」の資格取得を推奨し医療福祉業界の環境保全に注力することとしました。
地球資源の恩恵を経済競争と贅沢三昧に費やしてきたつけがきたのです。
人類の経済を優先させた産業革命ではなく人類の生存をかけた環境保全革命が求められています。
2008年7月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「囲碁将棋界の天才棋士」<42>(7/15)
将棋の羽生善治棋士は1970年生まれ、小学校1年生で将棋を覚え史上3人目の中学生棋士となる。25歳の1996年に史上初でタイトル七冠独占の偉業を成し遂げた。さらに六つのタイトルの永世称号を得ている。あと一つの竜王のタイトルも通算6期を得ており本年は挑戦者としてあと1勝すれば永世竜王になる。
小学校5年生の頃から、関東各地の子供将棋大会を総なめにする天才ぶりであった。また、1988年(18歳)のNHK杯戦では4人の名人経験者を立て続けに下して優勝している。東京八王子市育ち。
一方、囲碁の世界でも1989年生まれ本年19歳の井山裕太棋士が注目されている。
小学2年生(8歳)の史上最年少で全国少年少女囲碁大会に優勝し二連覇。
12歳でプロ棋士となり、今月の11日に19歳の史上最年少で名人戦挑戦権を獲得し8段に昇段した。大阪府出身。
祖父や銀行員の父の手ほどきで5歳で囲碁を覚え、小学生6年でプロ棋士になっている。
師匠の石井九段は「囲碁のセンスや集中力などどれをとっても数十年に一人の逸材」と期待を寄せている。 史上最年少16歳4ヵ月で阿含桐山杯のタイトルを獲得、また史上最年少で棋聖戦(17歳10ヵ月)と名人戦(18歳5ヵ月)にリーグ入りした。
石川県においても、日本棋院の2006年棋士採用試験で本県出身の田尻悠人君(1991年生まれ、15歳)が見事1位で合格し、プロ棋士(初段)として入段しました。
石川県では橋本雄二郎九段以来、36年ぶりのプロ棋士の誕生です。
田尻棋士は小学一年生の時に祖父(能登穴水町)より手ほどきを受けており、やはり小さい時期の環境が進路に影響しているようです。
田尻棋士は大淵盛人九段に入門していますが、大淵一門の修行は厳しく、頭は坊主刈り、パソコン・携帯電話・テレビは禁止、家族との連絡の禁止、朝四時半起床が必是になっており、現代の子供たちには全く考えられないことです。
田尻悠人君は将来タイトルをとれる棋士として期待を一身に受けております。 最近の成績は中野杯(プロ新人戦)準決勝では敗れましたが四強になっています。
私も入段祝賀会に出席しましたが心から活躍を祈っております。
子供の頃から勝負の世界に身を置く様子は過酷ですが、棋士になれるのは家族の愛情、運、才能、勤勉、体力に恵まれた天才だけです。
9月から始まる囲碁名人戦で張羽名人に挑戦する井山裕太君の戦いを楽しみにしている。
2008年7月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「ゴルフの法則」<41>(7/5)
先日、税理士会の行事でゴルフコンペに参加しました。その時ご一緒させていただいた北陸税理士共済会会長の地藤久治先生からいろいろアドバイスをいただいた。
また、帰りに先生から次のようなメモをいただく。
「愛されるゴルファー」を自認する私にとっては有難い内容です。
「ゴルフ左手主体のスイング」
1.円運動半径一定の法則
2.クラブフェイス一定の法則
3. スイング円弧極大の法則
4.ヘッドスピード加速の法則
5.右脳の左半身制御の法則
以上の5ヶ条が書かれていました。
具体的な解説は時間が無くて聞けなかったけれど、きっと何かの時に役立つことだろう。
地藤先生は81歳の今もシングルを維持しておられます。
「スイングは控えめに」とか「失敗して自分を責めると悪玉の自分が善玉の自分を殺してプレイにも影響するよ」との言葉が今でも思い出されます。
先生を見習って高齢になっても元気にゴルフをしたいものです。
先生ありがとうございました。
2008年6月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「日本医業経営コンサルタント学会・神奈川大会が開催されました」<40>(6/25)
社団法人日本医業経営コンサルタント協会は、医業経営に関する調査研究等を推進し、医業経営に係わるコンサルタントの水準の確保と資質の向上を図ることにより、医業経営の近代化・安定化に資するとともに、国民医療の向上に寄与することを目的として、平成2年11月に発足した。
この目的を達成するため、当協会では各種の事業を行ってまいりましたが、社会保障諸制度の大変革期を迎えるこの時期、医業経営コンサルタントが業務の中で蓄積してきた研究成果を発表する「研究発表大会」を平成9年から開催してまいりました。
過去の大会におきましては、当協会の会員のみならず、関係行政機関、医療関係諸団体をはじめ、病院・診療所、介護施設関係等、多岐にわたる業種の方々にご参加いただき、会員相互の研鑽と協会活動報知の場とするとともに、医療・介護・福祉ならびに関連サービスに携わる多くの方々からご教示いただく場とするという、所期の目的を達成することが出来ました。
昨年の広島大会から名称を「日本医業経営コンサルタント学会」と改めて、本年2回目となる神奈川大会は、医療・介護・福祉の将来を展望し、未来を先取りする経営のあり方を探るために、基本テーマを「保健医療・介護福祉 激浪への航海…医業経営の羅針盤として」と題し、多様化する医業経営に対応するコンサルティング実務・技法等の研究成果発表が6月12日から13日の2日間に渡り横浜ロイヤルパークホテルで開催された。
特別講演は、「今後の高齢者医療と地域包括ケアシステム…公立病院改革と病院経営効率化もふまえて」と題して山口昇氏(公立みつぎ総合病院 病院事業管理者)、もう一題は「生涯現役へのシナリオ…いつもいきいきと輝いていたい」と題して小山内美江子氏(脚本家)の2講演。
シンポジウムは「疲弊した医療現場を元気にする経営」をテーマに神奈川県病院事業庁長堺氏をはじめ四名のシンポジストが意見発表した。
この他に一般演題として26題が発表された。
神奈川学会には2日間で過去最高の延べ2600名もの方々が参加され大盛況だった。
来年の第13回日本医業経営コンサルタント学会は平成21年6月18日(木)から19日(金)の2日間、金沢で開催されます。
多くの方々のご参加をお待ちしております。
2008年6月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「無差別殺傷事件は社会の歪み」<39>(6/15)
8日に秋葉原でトラックではねた後ナイフで刺す無差別殺傷事件が起き7人が死亡した。
なんとも悲惨なことが起きるものだと暗澹たる思いになるとともに、憤りを感ずる。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、ご遺族に心からお悔やみを申し上げます。
10日に金沢地方検察庁検事正の講演を聞いた、
無差別大量殺人者には共通点があるとのこと。
それは………
1.男性
2.単独犯
3.若年
4.単身者、孤立した状態
5.学校の成績悪く無い
6.中流以上の家庭
7.挫折経験や意に反した就職
などで、小さいときは甘やかされて育ち、失敗するとそれがトラウマとなり、そのストレスを解消するため他罰的になり、ひいては社会への攻撃となるとのこと。
時にはストレスを解消し存在感を充たすため、宗教の世界に浸りステイタスを上げることに人生を賭ける。
近年の治安悪化の原因としては
1.社会全体のモラル(企業コンプライアンス)の低下
2.家族構造の変化と脆弱化
3.地域のつながりの希薄化
犯罪は「破れ窓理論」でいう弱いところ無関心なところに発生する。
KYは「空気を読む」造語だとか。これはKYG(空気をよめなくてゴメン)やYK(読め!空気を)にならぬよう居場所である仲間意識を際ださせた造語なのかも知れない。
氏が言われるには、来月の7月5日に全線開通する東海北陸自動車道や2014年に開通する北陸新幹線の利便性の向上の裏に犯罪者の流入に注意しておかないといけないと警告されていた。
金沢は「住み良い街のランキング」は15位で、ちなみに1位は茨城県守谷市だそうだ。
歴史と文化の街、金沢市の良さを失わないような発展を望むものである。
今、金沢城公園では2014年までに、既存の石川門、五十間長屋、菱櫓、橋爪門続櫓に加えて河北門、橋爪門、堀、を復元する。
さらには辰巳門も金沢経済同友会が提唱する企業市民の寄付金などで復元する計画である。
来年5月までには裁判員裁判が始まる。本年12月には抽選により候補者の通知がされる。金沢では一年間で650分の1から1300分の1の確率だそうである。
ちなみに宝くじ5等(3000円)は1000分の3の確率だそうとか。
庭園は手入れを怠ると荒れ放題になる。社会も連携を維持強化することにより治安が保たれることを自覚すべきだ。
2008年6月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「石川県における医療計画」<38>(6/5)
この医療計画は、基準病床数などの量的な規制に重点を置かず、住民・患者の視点に立った切れ目の無い医療連携体制の構築を中心にした計画に転換したことが特徴だ。
計画は平成19年から24年までの6年間。
重点項目は……
(1)、地域の医療機関相互の機能分担と連携強化
(2)、医療安全対策の推進
(3)、子どもの医療体制の充実
(4)、医療従事者の確保
人口動態は……
人口減少社会に移行する中で、高齢者人口が全体の2割を占め増加傾向。特に能登北部では高齢者の割合が37パーセントと高齢化が顕著。
出生率は人口千人に対し8.8(全国8.7)、死亡率は8.9(全国8.6)。
主要死因の動向は……
悪性がん、心疾患、脳血管疾患(生活習慣病)による死亡者数は6,049人であり全体の約6割。脳血管疾患による死亡者は減少傾向、悪性がんによる死亡者数は増加傾向(30年間で約2倍)。
医療施設の状況……
受療率(人口10万人当たりの患者数)は入院1,522人(全国1,145人)、
外来5,607人(全国5,551人)、許可病床数(人口10万人対)1,687床(全国1,273床)。全病床の平均在院日数は38.9日(全国34.7)。
基準病床数は……
一般病床及び療養病床の新基準病床数は12,634としているが平成20年3月現在では15,612と20パーセントも多い。したがって新規の増床は認められない。
4疾病5事業……
4疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)および5事業(小児、周産期、救急、災害、へき地の各医療)ごとに医療機能別の医療機関名や数値目標を明示して医療体制の充実を図る。
公的医療機関の経営……
石川県内には18ヵ所の自治体病院があるが石川県立病院以外は赤字経営となっている。
このほど総務省が示した「公立病院改革プラン」をもとに石川県は平成21年から25年の五ヵ年経営改善計画を策定している。
医療施設の施設数と病床数(平成20年2月末)……
病院………全国8,838施設(富山113、石川104、福井79)、全国1,617,060病床数(富山18,075石川19,582福井11,915)
一般診療所………全国99,197(富山773石川861福井550)
歯科診療所………全国67,888(富山462石川487福井274)
少子高齢化の影響などで2025年度には医療保険給付費が56兆円にも達する見込みのため、政府は48兆円までに圧縮する大綱を決定しているが、改革の柱である後期高齢者医療制度の見直しが避けられないなど、その達成は厳しい状況にある。
2008年5月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「公立病院が多い北陸」<37>(5/25)
金沢市には大学病院二つに加え、国、県、市、日本赤十字社、済生会の病院が集まる。
厚生労働省の調査によると北陸三県の2006年10月1日時点の病院数は305。
22年前からみると21.4パーセントも減少した。
全国が同期間で6.6パーセント減ったのに比べ減少率が大きい。
だが、公立病院の数は大きく変わっておらず、廃業や倒産で閉院に追い込まれた民間病院が多いことが分かる。
逆風を民間病院は経営革新で乗り切ろうとしている。
例えば、都市部に集中的にピンポイントの専門クリニックを展開したり、IT投資により電子カルテで患者の情報を管理したり、病院内にコンビニを開いたりしている。
また、本年4月から始まった「社会医療法人」への転換により、より公益性を持ち、へき地医療や救急医療をてがけ、決算も開示義務が生じる一方、従来不可能だった公募債の発行が認められ資金調達が円滑になる。
公立病院は固定資産税や消費税はゼロで、赤字でも自治体から繰り入れ金がある。
民間は診療報酬が減少すれば、そのまま利益が吹き飛ぶのが現状だ。
公立以上に厳しい条件のもとで、経営やサービスに工夫を凝らす民間病院群。
足元が揺らぐ北陸の医療を建て直すには、民間のノウハウやインフラを活用する必要がある。
2008年5月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「後期高齢者医療制度」<36>(5/15)
いざ実施してみれば、世論のバッシングの嵐。
政府は「長寿医療制度」という通称を考え、広報パンフレットを作成して国民の理解を求めている。
日本を支えてきた75歳以上のお年寄りを区分けして別の医療制度で取り扱い、保険料も年金から天引きすることが高齢者いじめに映ったのかも知れない。
さらには、各地の医師会や保険医協会など医療界からも一患者につき一医療機関のみ算定する「後期高齢者診療科」によってフリーアクセスを制限するとして、届け出の自粛や出来高での算定を会員医療機関に求める見解を公表する団体が相次いでいる。
医療費の約3分の1を老人医療費が占めており、今後その比率がさらに上昇する一方で、国の財政悪化により社会保障費を削減しなければいけない事情からの新制度である。
たしかに医学管理や検査、画像診断、処置を包括し、診療報酬も1ヶ月600点と低いため診療所経営への影響が懸念されている。
しかし、急性増悪時に実施した検査、画像診断、処置で550点以上のものについては別途算定可能である。
また、3月5日付厚生労働省通知「診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について」でも「患者に対して診療計画書により丁寧に説明を行い、患者の同意を得て診療計画書を交付し、診療計画に基づき、必要な指導を行った場合」に算定できると明記されている。
つまり、患者の同意が適用の条件であり、対象のなる慢性疾患の患者であっても、従来どおり出来高で算定できるわけだ。
制度のテーマは「高齢者の生活を支える」という理念をいかに実現するかに尽きる。
近年の医療の問題点は、平均在院日数の短縮ばかりに拍車がかかり、後方支援、在宅復帰に結びつく連携が後手に回っていたとの指摘がある。
入院医療を担う病院、在宅医療を担う診療所、そして在宅生活を支える介護・福祉サービス事業者の連携の整備が急がれる。
2008年5月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「お年寄り専用の賃貸住宅」<35>(5/5)
石川県内で60歳以上のお年寄りのみを対象にした高齢者専用賃貸住宅(高専賃)の登録が増えています。
二年半前に始まった新制度ですが、昨年度は医療法人の直接経営が可能になったこともあり、金沢などで登録が相次ぎました。
総量規制が強くなった有料老人ホームに代わる高齢者住宅ビジネスとして注目されています。
高専賃は、2001年4月に公布された「高齢者の居住の安定を確保する法律」(高齢者居住法)に基づく、お年寄りの入居を拒まない住宅として登録された「高齢者円滑入居賃貸住宅」の一つで、60歳未満だと家族であっても入居出来ません。
事業者が都道府県知事に登録し、段差の無い床や、トイレ・浴室・階段の手すり、介助用の車椅子で移動できる幅の廊下などお年寄りへの配慮が施されているのが特徴です。
ちなみに家賃及び共益費の概算額は、規模によって異なりますが、県高齢者専用賃貸住宅登録簿の登録情報によると、最も安いのが4.5万円、最も高いのは18万円です。
床面積は最小7.4平方メートル、最大91.3平方メートルで、平均は18〜25平方メートルです。
高齢者専用賃貸住宅の事業者は、医療法人ばかりでなく、社会福祉法人や不動産会社、工務店などさまざまです。
そして、「24時間生活支援サービス付き」や「デイサービスセンター併設」など、多種多様の高専賃を展開しています。
高齢者専用賃貸住宅登録に、食事、入浴や排泄などの介護・洗濯・掃除などのサービスをどう載せるかは事業者の自由です。
利用者に訴える付加価値の高い独自性が入居率を高める決め手となっています。
2008年4月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「日本初となる情報化認定コンサルタントの資格試験が近づく」<34>(4/25)
社団法人日本医業経営コンサルタント協会が一昨年の10月から準備してきたITコーデイネーターの医療福祉版である「認定登録医業経営コンサルタント・情報化認定コンサルタント」の資格試験の準備が整った。
受験資格は認定登録医業経営コンサルタントを保有している者に限られます。 現在、約2000名の方が資格を保有しているので、第一回の受験者を100名期待されている。
本年の9月と10月に二回の指定講座を開講し、その中から5日間の講座を受講してもらい、11月20日に一次(学科)試験を実施し、合格者は来年1月の二次(ケーススタデイ)試験を経て来年3月に資格が認定される。
費用は、指定講座受講料100000円、指定講座テキスト代10000円、一次試験受験料10000円、二次試験受験料10000円、登録手数料10000円の合計140000円です。
受験申込みの締め切りは6月30日。
資格制度リーフレットと受験ガイドは近々、協会関係者にお送りします。
さて、情報化社会のニーズに応じて、一般産業界においては、経営と情報の両面に精通したプロフェッショナルの育成及び普及が進んでおり、経営者とベンダ等情報システム関連企業との橋渡し役として多方面で活躍している。
しかし、医療業界においては、その特殊性や専門性から情報化のコンサルタントは普及していないのが実態である。
ちなみにレセプトを電算化しているのは400床未満の8045病院のうちで2090病院と26パーセント、診療所は88658施設のうち13813施設と15.6パーセントに過ぎなく先進国から大きく遅れをとっている。
「情報化認定コンサルタント」制度は、医療福祉界からの期待を受け、今、大きなビジネスチャンスを迎えようと
している。
2008年4月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「不易流行…伝統は革新の連続なり」<33>(4/15)
第21回全国経済同友会セミナーが10,11日の二日間、全国から1300名が参加して国立京都国際会館で開催された。
「不易流行」をメインテーマとし、易きに流れる風潮を打破するため日本に求められる哲学と行動指針を各会員が政治・経済や企業経営、さらにはこれからの地域社会のあり方を含めて熱い議論を展開した。
折しも京都は源氏物語千年紀を迎えた。
紫式部日記に1008年11月1日、敦成親王の五十日の祝いが行われた記述があり、その時から数えて千年となる。
さて、セミナーで聞いたフレーズを二つ紹介します。
活性化を阻害する三要因
一、過度な分業化
二、過度なマニュアル化
三、過度なIT化
メールより電話、電話より直接面談が活性化に繋がる。
マネージメント能力には、事業サービスの創造力と経営者能力がある。
エンジニアにはスペシャリスト(専門技術者)とプロフェッショナルに分かれる。プロフェッショナルとは、専門能力を如何に顧客価値に置き換えることが出来る専門家である。
セミナー参加者は皆さん元気溌剌としている。
基調講演で堀場製作所の堀場雅夫最高顧問はPPK運動を提唱している。PPKとは「ピンピンコロリ」のこと。健康寿命を永く保ちたいですね
夢と目標を持ち、一心に努力している。若々しい!
2008年4月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「アメリカビジネス開拓記」<32>(4/5)
私は昭和36年から昭和50年までの14年間、白山市にあるニッコーに勤務していました。
その時の社長が三谷進三氏でした。
九年前に83歳で逝去された。
この度、奥様の三谷美智子様が「アメリカビジネス開拓記」という著書を発刊された。
ニッコーは創業100周年を迎え、硬質陶器、住設機器、風力発電機、電子セラミックなどを生産している会社だ。
三谷社長はどん底のニッコーを無借金会社にまで再建した北陸では有名な経営者である。
この著書は昭和35年にアメリカへ初の商談に渡航されたときの思い出でエピローグ「美智子、もう帰ろう」から始まっている。
「昭和35年(1960年)3月。金沢から米原、そして東海道線に乗り継いで、東京へ向かう。東京までまだまだ六時間近くかかる計算だ。ちなみに、東海道新幹線の開業は1964年(44年前)。1960年代初頭の海外旅行は羽田空港に行くだけでも、ちょっとした旅行だったのである。3月とはいえ、北陸の春はまだ遠い。米原の駅にも、時折、寒風が吹き抜けていたことだろう。若い頃に、肺を患ったこともあって、体もがりがりに痩せていたし、もともと体力に自信がある方ではない。会社の将来を思い、洋行という大決断断を下したのはいいが、どうしても弱音が出てしまう。その度ごとに、かたわらの妻が<あなた、金沢で大勢の人に見送られたでしょう、どんな顔して帰るの>と叱咤激励してくれる。
1960年代の海外旅行というのは、きわめて特殊なものだった。JALパックのような団体型海外旅行の開始は1964年だし、第一、一般人の海外渡航の制限が解かれたのも同じ1964年だった。だから、この時の三谷夫妻のアメリカ旅行はビジネス目的ということで、特別に許された旅だったのである。
そして、ハワイで。<もう、いいだろう。帰ろうよ。>当時、太平洋をいっぺんにまたいで飛べる飛行機は存在しなかった。給油のために途中ウエーキ島とハワイに寄らないとアメリカ本土に着けない。
ここで、また美智子の出番だ。<いい加減だだをこねるのやめましょう。もう引き返せないんですから
この渡米が三谷社長を心身ともに強くさせ商談も順調に進みニッコーも発展した。
北陸新幹線は2014年に開通する。あと6年後に金沢から東京へは2時間20分で行ける。
時代の変遷を感じるとともに三谷社長のご苦労に心から敬意を表するものです。
2008年3月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「地球環境問題に思う」<31>(3/25)
今年のG8サミットは7月に北海道の洞爺湖で開催される。
そこでは重要テーマとして気候変動やクリーンエネルギーなどについて議論されることになっている。
2007年のドイツ・サミットでは「2050年までには世界全体の温室効果ガスの排出量を少なくとも半減することを真剣に検討する」と合意された。
将来世代の利益を損なわずに、私たちが経済発展できるコンセプトを持続可能性という言葉で使っている。
産業に効率化・能率化が図られると、機械の導入などによってエネルギーの消費が増えるように、産業の発展・生活水準の向上・環境負荷の増加は切っても切り離せない関係にある。
環境負荷を軽減しようとすれば、産業の発展や生活水準の向上が妨げられるとの考えが根強く、現在の環境問題対策の大きな足かせになっている。
実現しくいことを承知で、発展や利便性追求の流れから、もともとの自然に回帰して文明回避、文明後退させるべきと主張する向きもある。
私の卑近な体験であるが、航空券は従来、一枚のチケットだけで搭乗できたが、最近はチケットレスになったので便利になったなあと思っていたらマイレージカードを通すと「2次元バーコード入りチケット」が出てきて、次に手荷物検査所でそれをかざすと「搭乗口案内」が出てきて、更に搭乗口では「搭乗券」が出てくる。
一枚の搭乗券の省略(チケットレス)が、空港では三枚の伝票が発行されることになった。紙資源の削減による環境保護を考えたのだろうか。
航空会社の経営者はご存じなのかな。
2008年3月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「病院PFI事業推進ガイドラインの改訂版」<30>(3/15)
昨年5月から始めていた標記の特別委員会、分科会(施設、IT、調達)、推進会議が昨日終了した。
PFIはイギリスのサッチャー元首相がはじめた手法である。
プライベート・インシュランス・イニシアチブの略で、公共施設を民間の特別目的会社(SPC)が建設し運営するなど民間活力を利用する手法。
五年前に初版が出来たが、PFIも第三世代に入り、
いろんな問題が提起されており、これを改善するための手法を記している。
とくに、コンサルタントの役割を重視するよう勧めている。
公共側がアドバイザーを選定する重要性だ。アドバイザーは事業開始後も継続して事業の監視役の機能を果たすことが重要だ。
経営、運営、財務、施設、法務の各専門アドバイザーチームが公共側統括アドバイザーを補佐する制度が求められる。
近々の改訂版発刊を期待していただきたい。
なお、推進検討会議には内閣府、厚生労働省、独立行政法人国立病院機構、文部科学省、防衛省も出席しており、PFIが公共事業の合理化に果たす期待は大きい。
2008年3月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「金沢は、なぜモダン都市と呼ばれたか」<29><3/5)
金沢経済同友会、「ふるさと会議」の「ふるさと塾」で石川県立歴史博物館の学芸専門員である本康先生の講演を聞いた。
金沢には昭和初期にカフェ、喫茶店、映画館、ダンスホール、ビリヤード、麻雀、コリントゲーム、ミニゴルフ、ローラースケートなどの店が数多くあった。
特に、「才田式パチンコ機 」という機器は金沢が発祥地でパチンコも盛んだった。
今の「めいてつ・エムザ゛」の前身は「丸越百貨店」だが、その丸越の越というシンボルマークは三越デパートが昔、経営に参加していた名残であることを知った。
昭和7年に開催された「産業と観光の大博覧会」は入場者が55日間で延べ55万人あったという。
経済効果は百貨店で3.5割増、遊廓で1割増だったと。 また、大正14年に平沢嘉太郎という実業家が粟ケ崎遊園地を建設した。
なんと、六万坪の敷地と千人収容の大劇場、動物園、スキー場などもあり、金沢駅から浅野川電鉄も敷いた。
金沢は軍都、学都の下地にモダンな要素を加えた歴史文化の街であることを新ためて実感した。
2008年2月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「医療制度改革の目指すもの」<28>(2
/25)
22日に東京で厚生労働省・辻哲夫前事務次官の講演を聞いた。
近年、我が国の医療は生活習慣病患者の増大、産科・小児科・へき地等における医師不足、病院における勤務医の疲弊など、その抱える課題は多岐にわたり、
医療機能の分化と連携、開業医の役割の重視、在宅医療の推進などが求められている。
辻語録を列挙してみると
・社会の老いは急速に進み20年後には65歳以上の人口は三人に一人の割合にな る
・高齢者人口は、今後、都市部を中心に増加し、介護サービスの増加が見込まれるとともに、高齢者の「住まい」が課題
・医療機関において死亡する者の割合は年々増加しており、昭和51年で自宅死亡を上回り近年では8割を超える水準となっている。人間として生活の場で死を迎えねば本当の医療とは言えない
・高齢者に「新予防給付」「介護予防事業」の導入など予防重視型システムへの転換を図っている
・認知症高齢者や一人暮らし高齢者が住み慣れた地域での生活が継続できるよう「地域密着型サービス」の創設や「地域包括支援センター」の設置等による「地域ケア体制」の整備を進めている
・介護療養病床の廃止は平成23年末であり、その間に老健施設等への転換を進める
・国土交通省と連携して高齢者住宅の基盤を整備している
・開業医は在宅主治医の役割を担い、専門医より総合医師へ。また休日や夜間を織り込む
・医師不足には深刻な県を中心に暫定的な定員増を
辻先生の政策理念にはたいへん共感した。病院は死と闘かう場であり、豊かな死は在宅で迎えるべきである。健やか国民運動を進めて人間性重視の高齢者社会を構築すべきと語られたのが印象的だった。
2008年2月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「おもてなしの心」<27>(2/15)
先日、はとバス社長の講演をCDで聞き思わず涙がこぼれた。
おもてなしの心の大切さをデイズニーランドのレストランで実際にあった出来事を引用されたのである。
デイズニーランドレストランに勤めていたアルバイトの女性店員がいつものようにお客様の応待をしていた。
そこへ若いご夫婦が来店して来たので、その店員が注文を伺うと、その夫婦は「〇〇を二つ、お子様ランチを一つお願いします」と。 ご夫婦だけなのに、なぜお子様ランチをと店員はけげんに思った。
それを察したご夫婦はアルバイトの女性店員に「おかしいと思われたことでしょうね。実は最近、小さい娘を病気で亡くしてしまいました。その娘は治ったらデイズニーランドに行きたいとずっと言っておりまして、それで娘の供養のため来ております。そんな訳で娘にもお子様ランチをと注文した次第です。」と
店員は「事情も知らず、大変失礼をいたしました。」と言い料理を支度した。
さらに、その店員は店の脇から子供用の椅子をお子様ランチの前に備え「どうぞ、ごゆっくりとお召し上がり下さい。」
と言葉を添えたのである。
また、ご夫婦が店を出る時に店員は「本日はご来店ありがとうございました。またのお越しをお待ちいたしております。」と娘が座るはずの椅子に呼びかけたのです。
後日、そのご夫婦はデイズニーランドの社長にお礼の電話をしたことにより、デイズニーランドはもとより広く知られることになったのです。 おもてなしの心はマニュアルなどでは無く真心から発しなければ相手に伝わらないのである。
2008年2月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「事業承継円滑化法などが国会審議中」<26>(2/5)
政府はこのほど、一定の要件に該当する非上場・中小企業経営者の相続人の総合的支援の基礎となる「中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律案」、いわゆる事業承継円滑化法をいま国会に提出している。
これは、深刻な後継者不足の問題を抱える中小企業の事業承継を支援するためである。
政策3本柱の「遺留分の算定から株式を除外する民法の特例」、「金融支援」とともに行われる税制措置で、「事業承継計画」の認定を受けた非上場中小企業の株式等に係る相続税の80パーセントの納税を猶予するというものだ。
この税制は来年度の21年度の税制改正で創設されるが、税制の適用は事業承継円滑化法の施行日である平成20年10月1日以後の相続に遡って行われる。
ただし、この事業継続の認可を受けるためには、雇用確保をはじめとする5年間の事業継続が要件となる。
また、現行の相続税課税方式は併用方式だが、この方式では事業の後継者以外の相続人も税負担の軽減を受けることが可能となるので、課税方式を遺産取得方式に見直すこととなるようだ。
今国会の改正法案には、企業の試験研究費の税額控除割合を最大で法人税額の30パーセントに拡大する法案、会計基準の変更に合わせて税法上も工事進行基準の対象となる長期大規模工事の内容を変更する法案、法律によらない財務省令での機械装置等の耐用年数大幅改正が予定されている。
税制改正が「ねじれ国会」の影響を受け適用時期が遅れることがないよう願うものである。
2008年1月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「職務給制度中心の人事制度が主流」<25>(1/25)
わが国では20年ほど前から、職能評価制度が導入されてきたが、
ここ数年、産業界に急速に職務給制度を取り入れた
人事制度が主流になりつつある。
職務給制度は主に米国で採用されてきた人事制度であり、
職務によって賃金を支払うという考え方である。
その制度の特徴は次の通り。
職務を基準として賃金を算定し、
何段階かのグレードを設定し、
必要な能力と責任から職務を位置づける。
基本的に同一職務、同一グレードの間は昇給はなく、
上級グレードへの異動配置がない限り昇給はない。
また、同一グレード内でも人事評価によって給与が一定の幅で増減する。
また、職務を異動する場合、 着任後一年間は
標準的な職務が こなせないとして低い評価を適用し減給するケースがある。
職務が基本であり、年齢は考慮しない。
賞与についても業績重視による成果主義的な配分とする例が多い
2008年1月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「瓜谷長造伝を読んで」<24>(1/15)
現在の中国東北部、遼寧省の遼東半島のほぼ先端に位置する港町、大連。
東は黄海、西はボッ海、南は山東半島と海を隔てて向かい合い、
緯度からいうとほぼ山形県と同じである。
そこが日本の祖借地(植民地)であった時代、
日本人の人口は約18万人を数えた。
この街は、日露戦争終戦から第二次世界大戦終戦までの40年間、
その街路の美しさと住民の近代的生活が広く知られただけでなく、
いわゆる「大東亜共栄圏」のシンボルとして
日本の植民地経済の中心地として機能していた。
そこを仕切っていたのは、関東軍、満州鉄道、財閥資本であったが、
ここに一人、いかなる後ろ楯も無く、
カネなしコネなし学歴なしの徒手空拳で大正初めに大連に渡り、
どの組織の庇護も受けずに満州最大の輸出品、大豆の貿易商として
大連随一の富豪となり、
最後は大連商工会議所の会頭にまで上り詰めた男がいた。
その名は「瓜谷長造」(うりたにちょうぞう)。
出身は富山県射水市。明治14年に生まれ78歳で生涯を閉じる。
大連ゆかりの凄い人物が北陸に居たもんだ。
昨年末にお会いする機会があったが、
金沢星陵大学学長の早瀬勇氏の令夫人慶子様は瓜谷長造の孫である。
(古賀克己氏から贈呈を受けた「大連に夢を託した男、瓜谷長造伝」より)
2008年1月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「年賀状」<23>(1/5)
今年も多くの方から年賀状を頂戴した。
先様の近況がそこはかとなく感じられて、とても懐かしい気持ちになるものだ。
とくに、お子様の写真入り賀状はご家庭の温かさが伝わって来て
こちらまで嬉しくなる。
年賀状は、年末の慌ただしい時期に考え、
作り、宛名書きをしなければいけないので大変な手数になる。
日本の昔ながらの慣習として定着しているので、
私としてはとくに抵抗はないのだが、中には虚礼廃止を唱える方もおられる。
高齢社会になり手が億劫になる方も増えているであろう。
ある方は賀状に「最近、字を書くのに困難を覚えます。
まことに勝手ながら、年賀状は今回をもって最後と致したく、
失礼の段、ご寛容をお願いします。」と末尾に書かれてあった。
誰しも老いには抗し切れない。
この賀状を頂いて、新ためてこの方の謙虚さと見識の高さを再認識するとともに、
致し方ないことを理解しつつも一抹の虚しさも感じた次第であります。
本年も利他の心をもってお役に立てるよう努力致しますので
何卒よろしくお願いいたします。
【2007年】
2007年12月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「心を磨く六つの精進」<22>(12/25)
今年最後の短信になりました。
5月から始めて7ヶ月、月日の経つのは早いものです。
今回は「稲盛和夫」語録から、
心を磨くために必要な「六つの精進」を学びましょう。
心をよい方向に高めて、能力のみならず人格ある人間を、
賢い人間であるだけでなく正しい人間をめざすべきであるのは、
どんな人でも変わりはありません。
それは生きる目的、人生の意義そのものであるといってもいい。
私たちの人生とは、私たちの人間性を高めるためのプロセスにほかならないからです。
この心を磨く六つの指針は………
(1)、だれにも負けない努力をする。
(2)、謙虚にして慢らず
(3)、反省ある日々を暮らす
(4)、生きていることに感謝する
(5)、善行、利他行を積む
(6)、感性的な悩みをしない
これらの精進をつねに自分にいい聞かせ、実践するよう心がけたいものです。
また、中国の古典にもある「偽り」「私心」「放漫」「贅沢」の 煩悩からも
離れるよう努力したいものです。
良いお年をお迎え下さい。
2007年12月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「ドバイ」<21>(12/15)
海外進出先としてドバイという都市名を良く聞く。
ドバイはアラブ首長国連邦(UAE)に属している。
七つの首長国からなり、北海道とほぼ同じ大きさの国。
サウジアラビアの南東に隣接する。
豊富な天然資源を背景に近年は一段と経済発展が進んでいる。
現在、国内では数々の巨大プロジェクトが進行中。
首都はアブダビ、日本からドバイへは週14便の直行便が就航しており、
所要時間は約11時間。日本との時差はマイナス5時間。
ドバイにはマンハッタンをしのぐ広大な海上都市や世界一のランドマーク(156階)、
世界最大級の観光プロジェクトが誕生する。
UAEは12月で建国36周年を迎えた新興国だ。
2007年12月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「近づく裁判員制度」<20>(12/5)
司法制度改革の最大の目玉である裁判員制度の導入が
再来年五月までに始まる。
既に一年半を切ったが意外と内容が知られていない。
「裁判員の仕事は三日で終わる」
「大量の書類を読むこともないし、法律知識も不要」
「交通費と日当一万円が支給」
といった類いの情報ぐらいか。
一般国民が、どのように裁判員として刑事裁判に動員されるのか、
シュミレートの一例を見たのでご紹介すると……
ある日、あなたのもとに一通の手紙が届く。
そこには、あなたが裁判員の候補者として
裁判所作成の名簿に登録されているとの内容が。
それから、ある日、裁判所から呼び出しの通知が届く。
そこには、約六週間先の公判期日と事件が指定され、
それを裁く裁判員の候補者として、
裁判所に出頭することになった旨の記載。
そして、同封の「質問票」には裁判員になれるかの適格に関する質問があり、
質問には回答しなければならないことになっている。
今のところ、制度の実施はまだ先だと思って身近に感じないが、
多くの国民が動員される裁判員制度であるから、
関心は日毎に高まっていくことだろう。
2007年11月26日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「セレンディプティ」<19>(11/25)
成功者の多くは過去に大きな逆境を経験し、
その逆境こそが飛躍のきっかけになっている。
逆境のときは、脳が活性化しマイナスをプラスに転ずるように働く、
さらに自分の欠点さえも長所に変えて乗り越えようとする。
そのときに大切なのは、とにかくこれと思う人に会い、
本当の自分をさらけ出して人間関係の壁を越えなければいけないのだ。
自分の心の壁を壊し乗り越える勇気があれば、
「セレンディプティ」という偶然の幸福をつかむ能力を身につけることができる。
常に世界に対して質問を発し、考えて人に会う。
人が好きになれば人の感性に触れ身につく。
「徳は孤ならず必ず隣あり」努力すれば報われる。
(NHK番組を見た私のメモから)
2007年11月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「世の風潮に惑わされず、原理原則を死守できるか」<18>(11/15)
稲盛和夫氏、著著「生き方」から首題を引用させていただきます。
原理原則に基づいた哲学をしっかりと定めて、それに沿って生きることは、
物事を成功へと導き、人生に大きな実りをもたらします。
しかし、それはけっしておもしろおかしい楽な道ではありません。
哲学に準じて生きるということは、おのれを律し、縛っていくということであり、
むしろ苦しみを伴うことが多い。
ときには「損をする」こともある苦難の道を行くことでもあります。
二つの道があって、どちらを選ぼうか迷ったときに、おのれの利益を離れ、
たとえそれが困難に満ちたイバラの道であろうとも、
「本来あるべき」道のほうを選ぶーそういう愚直で、
不要領な行き方をあえて選択することでもある。
ただ長い目で見れば、確固たる哲学に基づいて起こした行動は、
けっして損にはならないものです。
一時的には損に見えても、やがてかならず「利」となって戻ってくるし、
大きく道を誤ることもありません。(含蓄のある肝に銘じたい言葉ですね)
2007年11月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「韓国の医療事情」<17>(11/5)
10月31日から11月2日まで、
韓国の歯科、病院三箇所、審査評価院を視察して来ました。
韓国は日本の医療制度を手本に導入されましたが、
今や日本を追い抜いたとの評があります。
低負担低福祉型の国民皆保険が取り入れられ、
来年から介護保険制度も導入される予定である。
日本の後追いながら、日本の政策の結果を参考にしながらの施策は賢い。
65歳以上の高齢化率は9パーセント台と低いとは言え、
出生率が1.0パーセントと世界一低く、
後20年で高齢化率は倍増する見通しとなっている 。
保険制度も一本化され、レセプトのオンライン化は100パーセントだ。
政策は強力にかつ迅速に実行される。その背景には、大統領制がある。
日本は議員内閣制だから、話し合いと国民合意に長い年月を要する。
世界の潮流に遅れをとらないよう願うものである。
2007年10月26日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「社会保障及び国の財政の姿」<16>(10/25)
平成19年度予算ベースで見ると、
一般会計の歳入は82.9兆円で内訳は公債金収入25.4兆円(30.7%)、
租税及び印紙収入53.5兆円(64.5%)、その他収入4.0兆円となっている 。
さらに租税収入の内訳は、消費税10.6兆円、法人税16.4兆円、
所得税16.5兆円である。
また、歳出82.9兆円の内訳は、
国債費21.0兆円、地方交付税交付金等14.9兆円、
一般歳出47.0兆円となっている。
一般歳出の中に社会保障関係費が21.1兆円占めている。
この社会保障関係費と別会計の保険料収入55.4兆円を合わせたもので、
医療28.7兆円、年金49.5兆円を賄っている。
厚生労働省の推計によれば、2025年度には
2006度比で国民所得は1.4倍の540兆円、医療は1.7倍の48兆円、
年金は1.4倍の65兆円になるとしている。
そこで政府は過去5年間の改革(国の一般会計予算ベースで−1.1兆円、
国・地方合わせて−1.6兆円に相当しる伸びの抑制)を踏まえ、
今後5年間(2007〜2011)においても自然体見込み128兆円を
114兆円程度にする14兆円削減(5年間)を閣議決定している。
2007年10月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「医業経営論」<15>(10/15)
社団法人日本医業経営コンサルタント協会は、この度、
現在の認定登録医業経営コンサルタント継続研修を
より一層、体系化・専門化した内容のカリキュラムを編成し、
一年間の研修を通して、実践的なコンサルティング能力および総合的な能力を
身に付けた認定登録医業経営コンサルタントの養成を行うことを目的に
上級ビジネスコースを開設した。
講義時間は481.5時間(37単位)で、
60パーセントの出席が条件の上評価を得て修了者となる。
修了者は、以後20年間、継続研修の履修が免除される。
13日に開講式が開催され、第一講の「医業経営論」を
光栄にも私が担当させていただいた。
担当箇所のテキスト作成に三ヶ月を費やしたが、
私自身も大いに勉強になった。
「医業経営の定義については協会役員で打ち合わせを重ねて
次のような表現となる。
「医業」とは医療・保健・介護・福祉の行為を継続反復して行い、
業(なりわい)とすることであり、
「医業経営」とは、医業サービスの中心となる医療等の行為と、
それを継続反復して行い業とするための「経営システム」に区分され、
両者は不可分かつ表裏一体の関係である。
また、医業経営の目指すところは
一、非営利性の徹底
二、公益性の確立
三、効率性の向上
四、透明性の確保
五、安定した経営の実現
の五項目を重視している。
2007年10月9日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「発展する大連」<14>(10/5)
4日から8日まで当社の海外研修旅行で中国、大連市を訪れました。
大連市は人口650万人で中国の主要都市として日々発展しています。
今月1日から国慶節の祝祭日に入っていまして
市民の多くは故郷に里帰りしています。
緯度は日本の宮城県にあたり、時差は日本より1時間遅れています。、
5日から台風の影響なのか雨に降られています。
大連は1905年から1945年までの40年間、
日本の植民地で旧満州鉄道本社、旧日本人街、203高地、
引き揚げの旅順港など日本のゆかりの場所が多い。
5日の午後、大連工業大学で「知能の創造が未来をつくる」と題して
王教授の通訳のもと講演した。2004年1月9日に客員教授に就任してから
三回目の講演になる。
学生数は15000人で幅広い学部を擁して、
中国の未来を支える人材を輩出している。
5日は大連アルプ企画(親会社・金沢市)を訪問し、
6日は大連市國家税務局丁永安局長及び幹部、大連市地方税務局于副主任、大連市注冊税務師協会董会長及び幹部と懇談する。
中国は来年2008年8月に北京オリンピック、
さらに二年後の2010年5月に上海万国博覧会を控えて益々、
熱気を帯びてきている。
2007年9月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「三無三多」<13>(9/25)
社団法人日本医業経営コンサルタント協会の認定団体であるMMPGの
親睦旅行で済州島に行って来ました。
現地のガイドさんの説明で、ジンギスカン軍(蒙古)が済州島に来て
済州島の印象を母国に報告したとき
三無三多と表現したという。
三無は乞食、泥棒、門
三多は風、岩、女人
三無の意味は、山海の幸が多いから乞食は居ない。
島人は家族だから泥棒は居ないし、泥棒しても逃げ場は無いからしない。
島は共同意識が強いから門は要らない。
三多の意味は、島の上空を偏西風が強く吹くし、
溶岩が島を作り岩が多い、外には働き者の女人が目立つ
蒙古軍は済州島から二回、
日本を攻めたが二回とも台風に妨げられたことは良く知られている。
経度は長崎佐世保にあたり、福岡から飛行機で一時間半という近場で、
相互の交流が盛んである。
日本の三無三多は?
2007年9月18日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「TKC北陸会秋期大学の熱気」<12>(9/15)
昨日、金沢で開催の大会に出席。
大会のメインテーマは「信念」、
サブテーマは「本当に大切なものは何ですか?」。
基調講演は「会計学の現在と将来」の演題で武田隆二教授が講演された。
その中で、株式会社の収益源泉は実物財から金融財へ、
そして知識という無形財へとシフトする過程の中で
株式会社の性格が変化して、資本に対する認識も変わってきた。
すなわち、ブロダクト型市場経済(貸方資本)から
フアイナンス型市場経済(借方資本)へ、
さらに知識情報型市場経済(ゼロ資本)へ変遷している。
そのことと相まって、
投資者による出資のリスクとリターンへの認識の変化を受け入れる形での法制が
2006年5月施行の新「会社法」創設の趣旨ではないかと考えると話された。
大会の第二部、「続・サクセス劇場」は
会計事務所の多様化を浮き彫りにした劇で見応えがあった。
「ダンボール王子」(低コスト記帳代行型)、「判例王子」(節税第一・決算申告型)、「ハチマキ王子」(巡回監査・決算申告型)、「サクセス大王」(経営支援型)、
「コンサル大魔王」(専門コンサルティング型)
のモデル出演者が演技して違いが鮮明になり素晴らしい内容だった。
各事務所の経営理念に沿って社会のニーズに応えていくと、
結果として多様化した態様になるのだろう。
態様の善悪は問題ではないのだ。
2007年9月7日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「コンプライアンス」<11>(9/5)
法令遵守のこと。
罰則を伴う法律の厳守を、カタカナで言うと妙に上品に聞こえる。
最近は政治資金管理団体の報告書不実記載で
要人が辞任にまで追い込まれている。
法律は守られなければならないが、
弱者の論理に訴えた世論による圧力で
政府にダメージを与えることの影響を懸念する。
「水清くして魚住まず」と言うことわざにもあるとおり、
「正しさも度を超すと人は育たない」のである。
訴訟社会に突入している昨今で、
人を追い詰めて決着を図ろうとする傾向にある。
そこには他者否定の世界がちらつく。
他者の長所を生かす裁量が今こそ必要だ。
裁判員制度の施行が二年を切り、いよいよ現実となる。
国民がコンプライアンスについて公式に責任を持って考える時代が来た。
他人ごとで無く、相手の立場に立ち自分ならどう思うかとの配慮こそ、
人間らしさであり本当の勇気だと思う。
2007年8月27日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「報連相と掃整時」<10>(8/25)
組織のコミュニケーションを維持するためには、
報告、連絡、相談が不可欠であることは良く知られています。
報告により情報を共有化し、
連絡により組織ぐるみの対応が可能となり、
相談はより客観的で正しい結論が得られます。
「ホウレンソウ」は植物性栄養とすると、動物性たんぱく質が欠乏します。
そこで「ソーセージ」で補強する必要があります。
「ソーセージ」とは、掃除、整理整頓、時間のことです
。
環境を掃除して綺麗にし、整理整頓を心がけ、時間を大切にとの教訓です。
その人の人柄を知るには、
机の周りと時間の使い方を見れば分かると言われています。
2007年8月17日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「感謝あるのみ」<9>(8/15)
南無阿弥陀仏の「きりこ」の裏に家族の名前を書いて
お墓にお供えしお参りしました。
私の実家の墓は金沢市から車で30分の石川県白山市(旧、松任市)にあります。
父母と兄弟が眠っている墓の前で手を合わせていると、
今居る自分が不思議な縁で存在していることに感謝の念を抱かざるを得ません。
先祖や家族をはじめとする人間関係の中に
生かされていることを実感します 。
いま、盆休みを返上して執筆しています。
税理士会の会務で専念できなかった
日本医業経営コンサルタント協会の役務ですが、 復帰したいま、
創設される上級ビジネスコースに関するテキストづくりに参加しています。
書籍の山に囲まれて、思考を巡らせる時間に確かな充実感を覚えています。
これからの人生が、周りの人に支えられていることに感謝しながら、
さらに精進したいと心を新たにしているところです。
2007年8月7日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「成功の六要素」<8>(8/5)
当社の基本理念は「職場を自己修練、自己実現の場と心得、
常に成功の六要素を観念として抱くことを基本とする」である。
成功の六要素とは健康、家庭、教養、精神、経済、社会を指している。
成功感は六要素をできるだけバランス良く、大きくするプロセスを言う。
成功は静止した絶対的な価値観では無い。
人間の能力は「モノの考え方]情熱]知識」である。
モノの正しい考え方が全ての基本であり、それに情熱が原動力となり、
知識は手段であろう。
類は友を呼ぶのことわざ通り、ウマの合う者同志は価値観が似ている。
幅広い見識が価値観を磨き、人間関係を広げる。
出会った瞬間に人間の勝負が決まる。
自己修練を愚直に志向するのが、己の人生を豊かにすると信じている。
また、自己顕示欲を抑えて、本気で他者を引き立てることが出来れば
必ず成功すると思う。
2007年7月27日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「参議院選挙の投票を」<7>(7/25)
参議院選挙の投票日が29日と迫って来た。
街を歩いているとポスターは目にしても、
イマイチ行き交う人に 関心が薄いように感じられる。
世論調査によると、まだ決めていないが31パーセントにものぼっている。
いまは手続きが簡素になった期日前投票制度があるので、
随分多くの国民が利用している。
29日の投票日に用事のある方は期日前投票を利用して
棄権の無いようにして欲しいものだ。
話は変わるが、25日に日本税理士会連合会の会長予定者選考会が行われ、
池田隼啓(いけだとしひろ)先生が58*57の一票差で他候補に勝ち、
同じ近畿税理士会の現、森金次郎会長の後を引き継ぎ
26日の定期総会で就任した。
一票差で天地を分けることもある選挙は、時の運を分ける非情なものである。
選挙運動に費やす金銭と労力を考えると、
負けた方にとっては大変な試練となるが、同時に割り切らざるを得ない。
そのためには、選挙運動が公明正大であることを厳粛に求められる。
2007年7月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「新・風に吹かれて」<6>
(7/15)
「蒼ざめた馬を見よ」や「青春の門」に代表される五木寛之が昨年、
週刊現代へ連載したものを編集した「新・風に吹かれて」という随想集を読んだ。
最近、文学書から遠ざかっていたので清新な感覚に浸ることができた。
五木寛之の「生まれ故郷」は福岡県で1932年生まれ、
「育った故郷」は北朝鮮ピョンヤンで1947年に引き揚げ、
そして青春後期から新人作家としての日々を過ごしたのが金沢で、
北陸は「巣立ちの故郷」と述懐している。
他に、貧しさとアルバイトのなかで生きた東京、
浮草が漂うように住み着いた横浜、
休筆の日々を送った京都などと評し地域を変遷している。
読み終えた感想としては、五木寛之はあくまでも自分に正直で、
本音の機微表現にはなるほどと、溜飲がさがる気持ちになり愉快だった。
時折、私自身を重ね合わせて、思わず苦笑し納得してしまった。
次に、心のふるさとを訪ねた「百寺巡礼」を読もうと思う。
2007年7月5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「口は災いの元」<5>(7/5)
久間防衛相が、第二次世界大戦で米国が広島、長崎に
原爆を投下したことについて、講演後の質疑の中で「しょうがない」と
原爆投下を是認したように受け取られた発言の責任をとって辞任した。
責任ある立場の人の発言は、その依って立つ組織を代表しているから、
発言趣旨はその組織の考え方になってしまう。
口は災いの元とは古来の戒めである。
自分はそう思っていなくても相手の受け止め方が違えば、災いになってしまう。
客観的な事実は否定出来ないが、考え方は十人十色だ。
だから、表現は余程注意しなければならない。
だからといって、あまり神経質になる必要も無い。
発言の場、自分の立場、相手の状況を考えて発言すれば良いことである。
2007年 6月25日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「医業経営コンサルタント」<4>(6/25)
平成2年11月に厚生労働省の認可を得て、
社団法人 日本医業経営コンサルタント協会が設立され17年が
経過しようとしています。
この協会の目的は、医業経営に関する調査研究等を推進し、
「医業経営コンサルタント」の養成とその資質の向上を図ることにより、
医業経営の近代化・安定化に資するとともに、
医療界に貢献しようとするものであります。
「医業経営コンサルタント」は、
医療・介護・福祉にかかわる者からの 依頼を受けて、外部の助言者として、
依頼者の経営に関する現状分析・改善提案・実施支援・顧問活動等の業務を
行う職業専門家です。
私は協会の認定団体であるMMPGで協会担当専務理事として協会へ出向き、
本年4月より協会の副会長を拝命しております。
私のライフワークとして、地域医療の発展に寄与できるよう
切磋琢磨していきたいと願っております。
2007年 6月15日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「三期六年の北陸税理士会会長を退任しました」
<3>(6/15)
6月15日の北陸税理士会定期総会をもって、三期六年の会長職を退任しました。
振り返ると、時代のうねりの中に身を置いていたとの実感であります。
就任した2001年は21世紀の初めで、小泉政権が発足し、
9*11同時テロが起きました。
また、その年に21年ぶりに税理士法が改正され、受け入れ準備に追われました。
小泉政権は「構造改革なくして景気回復なし」をスローガンに規制改革を
強力なリーダーシップで推進しました。
その影響は税理士業界にも及び、広告の原則自由化や報酬規定の撤廃なとを
実施しました。
北陸税理士会では「変わる税理士、変わる税理士会」をキャッチフレーズに、
会務の改善改革を6年間に218項目実施しました。
とくに昨年は北陸税理士会創立50周年を記念して韓国と中国の視察交流をし、
記念式典では日韓中の三税理士会共同宣言を取り交わすことが出来たことは、
大きな喜びでありました。
大過無く、退任出来ましたのも、
税理士会会員並びに関係者の皆様、お客様、事務所職員の
ご理解とご支援のお蔭と深く感謝申し上げます。
2007年 6月 5日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「着眼大局、着手小局」<2>(6/5)
今月から、5の付く日ぐらいの月に三度の頻度で、
私の随想を掲載することにしました。
木村岳二専務のブログ同様によろしくお願いします。
最近、インターネット囲碁を楽しんでいます。
世界各国の人と対局できます。
コンピュータが手合い(ハンディ)と対局条件に応じて相手を引き合わせてくれます。
そして、対局の勝敗からハンディの更新を瞬時にしてくれます。
マルチメディアの進化は驚異的です。
最近、チェスの世界チャンピオンがコンピュータに破れました。
チェスの世界に衝撃が走りました。
将棋界ではプロはコンピュータと公開対局することを禁止していましたが、
最近、米長理事長が解禁し、渡辺竜王を指名しコンピュータと対局しました。
激しいつばぜり合いの末、一手違いで渡辺竜王が勝利し、面目を保ちました。
囲碁に「着眼大局、着手小局」という言葉があります。
着手は部分的でも、
その着手は大局にきちんと調和していなければいけないということです。
着眼大局は右脳の感性で判断しますから、
コンピュータが人間に挑戦するのは至難の業だと言われています。
囲碁を通して大局感を楽しんでいます。
2007年 5月 16日
短信…「遊魚動緑」
木村光雄
「遊魚動緑とは」<1>(5/16)
タイトルの「遊魚動緑」とは、
幕末に活躍した坂本龍馬が江戸で庭園の池に泳ぐ鯉を見て作った言葉です。
意味合いは、池で泳ぐ鯉でさえ蓮の葉っぱを動かしているではないか。
ましてや、人間も世の中の一員として貢献しないでどうするか」
といった類いの意味のようです。
自然人も法人も社会の一員です。
理念を持って、その具現化に努力したいものです。
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