2025/05/11
健康経営の取り組み(2) 2025
法人会の取り組み~法人会ヴァージョンの健康経営で国家財政の健全化へ
法人会と税理士会には、健全な納税意識の発展普及のためという共通目的がある。
「適正かつ公平な課税の実現」は、私たち税理士においても税理士法第一条の使命と同じだ。
金沢法人会の5月の総会には北陸税理士会金沢支部長が、そして金沢支部の6月の総会には金沢法人会会長が必ず来賓として出席する。
今度、5月29日の金沢法人会(ANAクラウン金沢で開催)の挨拶の最後に、金沢支部長として出席する際、このように祝辞を述べる。
「金沢法人会様と北陸税理士会金沢支部とは国税当局のもとにおいて格別に深い関わりあいを有し、今後とも引き続き、当局の適切なご指導のもとに協力関係をより密にし、地域社会の発展のために寄与してまいりたいと存じます」と。
数年前から、青年部会が中心となって、子供たちへの租税教室から更に発展させて、健康経営を推進してきた。
「健康経営」への道のりは遠い。
従業員の健康寿命が延伸し、将来的に国民医療費と介護費を抑制することができると期待したが、康永秀生著「健康の経済学」(中央経済社 2018)によれば、医療費の抑制につながるという科学的根拠はないと知る。
しかし、諦めない。
2040年にピークを迎える社会保障給付費の抑制と安定的な国の歳入確保に向け、「法人会から日本を変える」という決意をしたという。
1 健康経営を柱にした企業の活力向上がもたらす税収の増加(歳入の視点)
2 適切な医療利用による医療費の適正化(歳出の視点)
法人会は、未来を担う子供たちのために、持続可能な社会を実現させたいと願っている。
国の財政健全化に貢献していきたいという強烈な思いが伝わってくる。
現在、金沢法人会では、青年部会の健康経営委員会が主導して推進している。
この点は、5月の金沢法人会の来賓挨拶に言及したいと思う。
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