2025/06/25
「TKC北陸たけし会」<653>
6/17、TKC前社長角一幸(すみかずゆき)氏から「飯塚毅博士から私が学んだこと」と題した講演を拝聴した。
久しぶりにお会いした。
飯塚毅初代会長と運命を伴に歩まれた方だ。
2011.12〜2019.12の8年間、社長を務められた。
TKCは創業者飯塚毅博士ならびに事実上の共同創業者である飯塚真玄(まさはる)名誉会長の強力なリーダーシップにより、創業以来51年にわたって成長発展してきた。
その成長の理由は、第一に経営理念「顧客への貢献」を掲げていかに厳しい状況下においても全くぶれることなくこれを貫いてきたことであり、第二に創業者による強烈な「トップダウン型経営」にあったと角氏は回顧する。
角氏は社長就任にあたり、マケドニア王アレクサンダー大王はリーダーシップとともにチームワークが歴史的な偉業を実現する鍵だったことを発見し勇気づけらた。
そして「チームワーク型経営」へかじを切ったのだった。
チーム型経営の懸念材料は経営なスピードが低下することだ。
これを乗り越えるには、日常的な情報共有と相互理解を徹底するしかない。
その必要条件は「迅速な報連相の徹底」であり、十分条件は「幹部社員の成長」となる。
常に関係部門間の情報共有と幹部社員の自己研鑽が重要だと言う。
講演後の懇親会では角氏の隣で思い出話に花が咲く。
司会者から飯塚博士との思い出をスピーチしてと言われ、博士が生前に「木村くん 動中の禅は静中の禅に優るんだよ」と諭していただいた逸話を話した。
2005年8月に発行された飯塚毅先生追悼集「自利トハ利他ヲイフ」の会員追悼文に掲載されている。
飯塚真玄名誉会長とは私の誕生日が11日早い同年という関係。
TKCの永続発展をこれからも願っております。
(写真)
1、角一幸前社長のレジュメ。
2、飯塚真玄名誉会長の小言。
3、追悼集「自利トハ利他ヲイフ」
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