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先週の活動報告並びに経営者やまと塾のお知らせ

【先週の記事】
北國新聞8月22日(水)朝刊に記事を載せて頂きました。


事業を長期的に発展させるためには、どのような事業承継計画を立案すれば良いか。


中小機構北陸本部の事業承継コーディネーターとして、お話させて頂きました。


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【STLOWSの活動予定】

第一回経営者やまと塾のご案内です。(東京開催)


現在、STLOWSの参加4名です。。。(18名の会員中)

8120908経営者やまと塾.pdf 


後継者が育成できない場合の選択肢

今週の土曜日、日本M&Aセンターの大山常務を迎えてセミナーを行います。

経営者の最も重要な仕事の一つは、「後継者を育てること」であり、後継者を育成できない場合、第三者承継(
M&A)か廃業しか道はありません。
会社の継続を考えた時、実力のある経営者へ経営をお任せしたほうが、利害関係者が幸せです。
頼りないリーダーに委ねると、皆が不幸になります。


事業承継には、4つの出口しかありません。


1.上場 
2.親族内か役員への継承 
3.第三者承継(
M&A
4.廃業


中小企業の経営に携わる方々全員、この選択肢しかないことをご認識頂ければ幸いです。


~未来創造計画~

経営者のためのM&Aセミナー
主催:株式会社 日本M&Aセンター
共催:株式会社 木村経営ブレーン
開催日時:2012825() 13:3016:00

後継者問題や経営の先行きに不安はありませんか?
企業の存続・発展を実現させるM&Aとは?
会社を強くする経営戦略の作り方とは?
全国のM&Aを知り尽くしたスペシャリストが金沢上陸!!
【講師】株式会社 日本M&Aセンター
常務取締役 統括事業部本部長
大山 敬義 氏
【開催要項】日 時:2012825() 13:3016:00
会 場:石川県地場産業振興センター 第6研修室
費 用:1,000 ※当日ご持参ください
【お問い合わせ先】920-0027
石川県金沢市駅西新町3-4-33
TEL:076-260-1666
 FAX076-260-1676
担当:竹田・桝本 

第一回経営者やまと塾のご案内

STLOWS倶楽部(若手経営者の会 現在会員18名)が経営者やまと塾に参画します。

第一回経営者やまと塾のご案内
~若手経営者の「学び」と「交流」の場~
狙い:4つの会計事務所が企画。日本経済の復興と将来の成長発展を担える若手経営者を支援する。
 
【学び】
テーマ「経営戦略を会計数値で考える!」
 
経営環境の厳しい中小企業の経営に少しでも参考にしてもらうべく、最近の「企業戦略」と「企業経営の傾向」を事例と会計数値を交えて解説する。
講師:㈱コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティング 代表取締役 中村
 【交流】
懇親会 都内のイタリアンを予定

  【詳細】


世話人:関総研オフィスソリューション・ひろせ税理士法人・木村経営ブレーン・コーポレートアドバイザーズアカウンティング
日時:9月8日(土)14:0020:0013:30より受付)
受講料:お一人様10,000(懇親会費用を含む。STLOWS倶楽部会員の方は5,000円。)
対象者:50歳以下の経営者
入会条件:世話人4事務所のいずれかに属していること
会場:関総研オフィスソリューション 東京事務所

成功の9ステップセミナー

≪緊急連絡≫
先日ご案内させて頂きました下記「ジェームススキナー×浅尾仁」の講演会が諸事情により来春に延期となりました。
皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、再度日程が決まりましたら、ご案内をさせて頂きます。
私の友人、浅尾氏がセミナーを企画しており、私も参加する予定です。
浅尾氏は、23歳。

昨年は、未だ学生であり、事業の相談がご縁の始まりであった。
情熱ある青年で性格も良く、応援しています。。。
また、異業種交流会STLOWSのメンバー(18)も招待します。
STLOWS会員の中にもジェームズ・スキナーの「成功の9ステップ」を読んでいる方もおり、私もその一人です。
私は、途中で読むのを挫折しましたが(笑)
このセミナーで再学習します!
◎バスケ×講演会 

「成功の
9ステップ」ジェームス・スキナー
                  ×
「スラムダンク勝利学」辻秀一
                  ×
「バイタルトレーナー」浅尾仁 
 ◎石川ブルースパークスエキシビジョンゲーム 
 

日程 20120819( 20120819()
時間 1300  1800
会場 石川県 いしかわ総合スポーツセンターメインアリーナ


 
http://www.seminars.jp/user/seminar_d.php?sCD=67970&iv=chm  

2012年度 中央大学学員会石川支部総会

2012年度中央大学学員会石川支部総会が、ANAクラウンプラザホテルにて行われました。
90名を超える参加を頂き、盛り上がりました。
日時   平成24年7月29日(日)
     総 会     午後4時00分~4時45分
     学術講演会   午後5時00分~6時30分
     懇親会     午後6時40分~
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(総会で西支部長にご挨拶頂く。)
学術講演会では、深町英夫先生より「中国政治体制100年」をテーマにご教授頂きました。
世代を超えて、全員で机を並べて授業を受けている感じがいたしました。。。
懇親会では、先ずは校歌を、最後に惜別の歌を全員で歌いました。
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後列:幹事長、講師、事務局長(木村)
前列:支部長、学員会本部事務総長、顧問

北陸三県の黒字割合について

北陸三県の黒字割合について
国税庁の統計によれば、全国の法人の黒字割合は、28.5%となっています。
2,597千社のうち、740,533社が利益計上しています。(平成20年実績)
翻って、北陸三県の状況はどうだろうか。
1.福井(30%)
2.富山(27%)
3.石川県(22%)
石川県の黒字割合は、全国的に見ても相当低いです。
25,833社のうち、5,743社しか利益計上していないのです。(平成21年実績)
私は、会社の数が徐々に減少していくなか、この黒字割合を50%以上にしていかないと、地域が存続発展できないと考えております。 

平安時代からのメッセージ

2012年7月14日(土)、MMPG第127回全大会の翌日、合同会社SHKのメンバーと仙台市若林区にある浪分神社を訪れた。

この小さな神社がある地域には、古来より津波があったことが伝えられている。
時は、平安時代まで遡る。
869(貞観11)年、貞観津波が記録されている。
また、1611(慶長16)年の慶長大津波では多数の死者を出した。
この神社は、ここまで津波が到達したことを伝える意味で「浪分神社」と名付けられた。
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平安時代から、小さな神社を建てて津波被害を後世に伝えていた。
この地に来て、「忘却」と「慢心」、歴史に学ぶことの重要性に気付きを得る。
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その後、多数の仮設住宅を見ながら、東日本大震災による巨大津波で多くの市民が亡くなった荒浜地区を訪れる。

此処は、夢と希望を胸に移り住んだ住宅街。
かつては、いわゆるニュータウンとして、分譲されていた地域。
小学校やスーパーが近くにあり、とても便利な所。
海が近く、川には魚がおり、田んぼがあり、自然が豊かでとても魅力的だったであろう場所。
今は、雑草しか生えていない。
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この場所に来て、「自然への畏怖」と「諸行無常」、人生の有限性を改めて知る。

東京へ向かう帰りの仙台駅で、電車のステッカーに目が留まる。

「がんばろう日本! 
 
 がんばろう東北!」
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「希望」という言葉と共に仙台を後にした。

「一時金+分割受取プラン」提案について その1

私自身の似顔絵漫画が完成しました。
名刺、出会いハガキ、HPなど自己紹介時に活用させて頂きます。木村様 ・名刺絵1.jpg
 

「一時金
+分割受取プラン」提案について
会計事務所では、「関与先継続が先で利益が後」の理念で、保険提案をしております。
事業承継計画の策定中、先代が亡くなった場合のバックアッププランの際の提案です。
お客様の会社の存続させるため、「財産権と経営権を円滑に引継げるようにし、「一時金+分割受取プラン」を活用します。
後継者の有無、成熟度合いにより、現経営者が亡くなった後、3つのケースがあると思います。
1.後継者不在のため、事業を廃業(40%)
個人事業の場合、個人の一生が事業期間です。
法人形態でも数人の場合、4割ほどがこのケースだと思います。
中小企業が中長期的にどんどん減少していきます。
 2.成熟した後継者がいるため、万全に事業承継(10%)
一人前の経営者とは、40歳を過ぎて、役員や経営者を5~10年経験した人と仮定すると、全体を俯瞰しても、1割ほどだと思います。 
3.後継者はいるが、経験が少なく事業承継後が不安(50%)
事業承継の経営権を譲る時、3つのことを決める必要があります。
①誰を後継者にするか
②いつ社長にするか(会長として並走するということ)
③いつ独り立ちさせるか
後継者が決まっていても、後継者の成長状況はどうか?
現場で働いているだけで、取締役会で私心のない経営判断をしているか。
経営者の経験がなければ、経営は厳しい。

今回は、この③のケースに対して、「一時金
+分割受取プラン」を提案をさせて頂きます。
この提案は、後継者への応援プランです。

原発再稼働と会計学総論

本日(2012.7.2)の北國新聞の見出しは「大飯3号機起動」です。
なぜ、日本国家は反発する世論があるにもかかわらず原発起動を急ぐのか。
日本経済新聞でも取り上げられているように、会計学の著名な論点「減損会計」で説明できます。
減損会計とは、使用しない固定資産の価額を実態を反映して、帳簿価額を切り下げる減額ルールをいいます。
原発を再起動しないと、この減損会計を適用せざるを得なくなり、各電力会社の保有する原発はほぼ無価値となり、莫大な損失を抱えこむことになります。
ゆえに、会計学的見地から説明すると、原発の再稼働を急いでいるということになります。
現実を円単位で表現する会計学。
「会計学総論Ⅱ」は後期10月から2月までの講義です。
「会計学総論Ⅱ シラバス」
第1回 
出資の小口化について

   株式会社の本質

第2回 間接金融と直接金融の違い   

サブプライム問題で縮小した世界金融


第3回 純資産の部について

赤字転落企業の深刻度


第4回 確認テスト①


第5回 在庫サイクルと設備投資サイクルの相違 

経営者の姿勢と資産の関係

第6回 不良債権と貸倒引当金について 

不良債権処理が進まない2つの理由


第7回 時価主義について 

有価証券と土地に関する時価評価の問題点

第8回 確認テスト②(第5回~第7回)を実施致します。

第9回 M&Aと連結グループ経営について 

選択と集中


第10回 損益計算書の本質 

売上総利益率と付加価値の関係

第11回 為替の影響について 

任天堂の事例

第12回 確認テスト③(第9回~第11回)を実施致します。

第13回 キャッシュフロー計算書のメカニズムについて 

原点は家計簿に有り

第14回 キャッシュフロー経営について 

会社の危機は倉庫に有り


第15回 会計学総論Ⅱまとめ

会計学総論6年目の実感

2007年4月より、金城大学短期大学部で、「会計学総論」を担当させて頂いております。
今年で6年目となります。
また、2011年10月より、幹部5名共同リレー方式で「ファイナンシャルプランニング概論」も担当させて頂いております。
学習した結果を講師として学生に教える機会があります。

ドラッカーによれば、ホワイトカラーの生産を上げるには、2つしかないと喝破しております。
学習し続ける組織作りと学習した結果を皆に伝える機会の場作りです。
短大の講座は、教える機会の場作りと捉えております。
昨年のブログ参照。
http://kkb-gaku.seesaa.net/article/183277927.html

「会計学総論Ⅰ」
授業の計画


第1回 
会計の役割について

利害関係者の調整


第2回 会社が倒産するとき(資金繰りの大切さを学ぶ)
利益とキャッシュの関係 


第3回 
連結グループ経営の意味 

利益を上げるための仕組み


第4回 確認テスト①(第1回~第3回)を実施致します。

第5回 会計ルールの体系図

会計と金融商品取引法・会社法・税法の関係


第6回 ディスクロージャーについて

IRの必要性


第7回 投資とリターンについて 

儲かる仕組み

第8回 確認テスト②(第5回~第7回)を実施致します。
第9回 取得原価主義について 

実際の現金支出額で評価する会計の根本ルール


第10回 知的財産と貸借対照表について   

情報化時代の投資とリターン


第11回 損益計算書と貸借対照表について 

フローとストック、原因と結果の関係


第12回 確認テスト③(第9回~第11回)を実施致します。

第13回 貸借対照表のメカニズムについて 

成功サイクルと失敗サイクルの分岐点


第14回 債務超過と粉飾決算 

カネボウの事例

第15回 会計学総論Ⅰまとめ