金沢会計人 のすべての投稿

時間のない方に

午後より、お取引頂くお客様への表敬訪問。
そのお客様の部屋に通された瞬間、我が事務所のカレンダーがあるではないか!
手前味噌ながら、常に2か月の予定を見ることが可能なわけで、控えめに言って、好評なのだ^^
そのカレンダーには、1か月に縦線が3本入っている。
今回のお客様の「線の使い方」に注目する。
1つは再診の患者さま。2つは新患。3つはプライベートの用事。
なんとも良い使い方ではないか!
帰社後、お客様からの新規設備投資案件、税務相談など。
さて、業界の先輩からご教授いただいた「TOP POINT」(トップポイント)が面白い。
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毎月、100冊以上ものビジネス関連の本が発刊されるという。
その中から、「一読の価値ある本」10冊を厳選し、その本の概要を読むことができるのだ。
所用時間1冊、約5~10分!
時間のない経営者には最適だ^^
読書家の方からは、邪道とご指摘を受けるかもしれませんが(笑)
最近、専門書ばかりで、文芸書は、時間が空いたときに読む「三国志」。
ビジネス本はどうしようかと思っていたところのご縁であった。
「知らないこと」はストレスになりません?
どんなことでも、「機会損失」だけは我慢できない^^
後悔だけは絶対したくないと生きています。。。
「おもしろきこともなき世を おもしろく」
「すみなすものは心なりけり」
探せば、尊敬できる巨人はいます^^
追伸
先日の「税務相談」がブログの記事になっていました(笑)

バリューって何だろう?

昨日の午前中、所長と今後の経営につき打ち合わせ。
午後から、金沢税務署より「確定申告の注意点」につきご教授いただく。
職業会計人向けの講習なので、専門用語ばかり。
一般の方が聞けば、ほとんど理解できないだろう。
職業会計人の役割は、「難しいことを分かり易く説明すること」。
これがバリュー(付加価値)の一つ。
インターネットで文字の入手は可能となった。
検索すれば、情報は入手できる。
情報では極論、差別化できない。
いかに感じ良く立ち振る舞い、難解な言葉を分かり易く説明するか。
ここが肝中の肝と思う。
参考とすべきは、噺(はなし)の専門家たる落語家^^
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税務相談会2日目&新年会

昨日も、主に住宅ローン控除の税務相談を依頼され、幹部及びスタッフ8名でお伺いする。
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午後からは、新年会へ。
周りを見れば、知らない方ばかりであるが、所長の後継者ですとご挨拶すれば、自己紹介完了^^
新年のご挨拶の中で、富山の薬売りの「七楽の教え」をご教授いただく。
「楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽」   
(今の楽を求めれば、一時は楽になる。
 次にはその楽した分を取り戻さなくてはならなくなり、楽ではなくなる。
 従って、楽をしようと思わないでつかんだものがはるかに楽。)
富山の薬売は、常備薬の入った薬箱を無料で各家庭に配置し、定期的に配置先の家庭を巡回して薬の使用状況を確認、補充して、お客様は使用した薬の代金だけを支払うという「先用後利(せんようこうり)」システム。
人とのご縁を楽しみながら、商品を売ろうとはせずに、「使っても使わなくてもいいから」と、商品を置いていく。
「楽」と「楽しむ」の関係につき、考えさせられる言葉であった。

税務相談会

昨日は、主に住宅ローン控除の税務相談を依頼され、幹部及びスタッフ7名でお伺いする。
住宅ローン控除は、年々、控除額が減少している。
控除額=年末ローン残高×控除率
年末ローン残高の最高限度額が一時期、5千万円であったものが、平成20年入居の場合、2千万円までとなる。
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ほとんどの給与所得者にとって、確定申告は未知の領域。
住宅を購入して多額のローンを抱えた場合、確定申告を行えば、納税したお金が還ってくる。
「還付金の上限と勘違い」
いつも、こういう説明会では、実際の源泉徴収票を取り出して頂き、お客様が1年間納付した金額を見て頂く。
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上記源泉徴収票例は、豊橋市から引用(サンクス!)
あの小さい紙の右上側に源泉徴収税額と書いてある。
「国からお金が戻ってくるということで勘違いされる方もおります。
 国に納税した以上にお金は還ってきません。
 その源泉徴収税額を上限にお金が還ってきます。」

ストローズ新年会

昨日は、ストローズ新年会。
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ストローズも会員数が16名に達し、うち12名が2009年度事業経営計画&戦略を熱く語る。
当初、一人15分プレゼンとしたところ、話し始めたらとても時間内に収まらない。
私も時間オーバーとなり、14時終了予定時刻も気付けば、15時30分!
会員の中から、タイムキーパーが必要とご意見を頂戴する。
そうしましょっ!
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事業承継は、経営権と財産権の2つの完了をもって貫徹する。
経営権の承継につき、学習させて頂いた。
感謝です、ハイ。
この模様を収録すれば、参考になる後継者も多いだろうと思う。
ストローズ樋口会員も自身のブログでこの新年会を紹介頂いている。
いけいけ事務長かっちゃんのブログ

第15回「きんどん会」新年会

昨日の午前中は、MMPGの研修会。
午後から金沢へ移動して、TKC北陸会の賀詞交換会へ。
小松空港から高速バスで異動し、そのまま会場へ直行^^
さらに、中座して、異業種交流会「きんどん会」の第15回新年会へ。
恒例の会員挨拶は、トップバッター。
以下、60人が挨拶する。
全員がスピーチを終わるまで、約1時間40分かかった。
司会のMROの笹原常務取締役によれば、私の挨拶は「50秒」とのコメントを頂く。
事前に用意していた、新年会の挨拶(異業種交流会ヴァージョン)メモにこう書いてある。
「今年は、若手会員も増加したことからやや弛緩した挨拶としよう。
まずは、自己紹介。
こう見えて39歳となりました。(どよめきが起こると予想)
こう見えて税理士です。(そんなリアクションはないと予想)
30名ほどの会計事務所を母体としたコンサルティング会社で働いております。
お医者さんに特化している部門があります。
会員の皆様の中には、医療福祉のイメージが強く、ドクターしかお客様がいないと思っている方がいらっしゃるのではないかとご懸念しています。
今年、医業経営の学会で全国から800名ほどの会員が此処金沢へ集結します。
事務局を担うことから、新聞紙上でも、「木村」=医業のイメージがより大きくなるのではないかと。
決してそんなことはございません。
中堅オーナー企業、資産家を中心とした一般のお客様が、全体の半分以上を占めます。
さて、きんどん会員の中に、公認会計士や税理士の先輩先生もいらっしゃいます。
私どもにも、中堅企業向けの提案の際は、平等の機会を与えていただきたく、これはお願いでございます。
私自身、事業承継&組織再編を研究テーマとしております。
微力ながら何かお手伝いできればと思います。
医業を強調しつつ、他の会員の皆様へもアピール。」
うむむ。。。
事前に用意していた原稿は全部言えず、あまり「笑い」がなかったのは事実(苦笑)
来年は、よりくだけた感じでいこうと思う。

時系列で整理してみよう

昨日は朝からホテルで仕事。
今回は時系列でメモどうり追っていこう^^
1.7:30~10:00
出張中の申告書作業は初体験。
プリンターがなくても、PDFファイルでお客様に送付可能であり、遠隔地においても、メールさえあれば作業可能ということがわかる。
電卓がなかったので、ホテルから借り、小さい慣れない電卓で別表を作成してみる。
なんとか10時には終了する。
経理担当者が変わったばかりで不慣れということもあったのでしょう。
今回の不測の事態となった訳だが、今後のこともあり、今度きっちり指導させて頂こう。
2.11:00~13:00
急いで出かける用意をし、APAホテルを退出。
11時までにチェツクアウトせねばならぬ。
仕事するうえで大変、狭かったので、次回からホテル選択は再考することとする。
情報化認定の二次試験は、レポートの作成が義務づけられている。
その作業場所と選んだのは、スタバのようなカフェ。(名前はわからぬ)
コンセントのある場所を選択し、一心不乱にレポートの作業。
ここで、公表しても問題ないが、23日に二次試験後発隊が控えているので、やめておこう。
いずれにせよ、事務局へは提出し、受け取った旨の返信を頂く。
なんとか12時30分には終了し、続いて「税理」の原稿を校正する。
3.14:00~
MMPG全体会に参加するため、赤坂から御成門まで電車で移動。
行く先は、懐かしの職場から程近い東京プリンスホテル。
会議終了後は、4会計事務所の事例取り組みにつきご教授いただく。
A.
院長の希望は、診療所には事務長がいないので、会計事務所に事務長の役割を期待している。
B.
事例発表会を1年に1回継続している。
継続すれば、質が上がる。
何よりも学習を継続することが大事。(学習できる組織を目指す)
社員が学習できる機会、成長する場所を提供する。
なぜ、続いたか?
ポイントは強制とチェックはしないこと。
継続するには、決して批判することなく、褒めて励ます。
C.
経営者の思いを聞く。耳が2つ。口は一つ。
D.
お客様から依頼されたものはサービスではない。
減収時代のリスクマネジメントの新しい視点として、夢を語る計画ではなく、リスクを回避する事業計画を提供。
4.19:00~
賀詞交換会が始まるや否や、先生方とのご挨拶を開始。
社会医療法人を日本で2番目に設立した先生など豪腕の持ち主ばかり。
お客様のお役立ちを常に考えている勝ち組事務所の先生方との交流がこの会の基盤だと改めて実感。
最後に、大御所の先生から、二ノ宮尊徳の言葉を頂く。
「この秋は、雨か嵐か知らねども、今日も一日、田の草を刈る。」
 
(田植えをしてから、秋の刈り取りまでの、期間中に台風が来るかもしれない、どんな自然災害がくるだろうかと考えたら、眠れなくなるほど心配になることもあるが、それはそれとして、先ず今、出来ることをしっかりやる)
正月休みに数冊の本を読むに、視点や距離感により、100年に1度の大恐慌、千載一遇のチャンスなど両極端の見解が多い。
悩んでいる経営者も多いであろう。
拠り所は、公正無私の理念。
行動は、脚下照顧。
足下を見て、役割分担をし、それぞれ今日の務めを果たすことが大事。
農作も秋に台風が来るからといって、春に種まきしないことはない。
含蓄のある言葉を噛みしめたい。

情報化認定コンサルタント二次試験終了!

昨日、認定登録医業経営コンサルタント「情報化認定コンサルタント」の二次試験受講のため、東日本橋にある協会研修室へ向かう。
9時から17時30分まで3つのケーススタディを行った。
ABCD4つのグループに分かれ、討議する。
私はBに配属される。
5人のチーム中、職業会計人は二人。
医療現場にいないので、具体的な内容がイメージできない。
ただ、自分の役割は何処にあるのかを常に考えて、ケーススタディに臨む。
詳細なレポートは此処では割愛しよう。
23日にもこの二次試験が用意されているようなので^^
夜は、提携先の方と会食。
3月下旬に社員旅行を企画しているとのこと。
一緒に来ないかとお誘いを受けるも、会議の日程と重なるんだよなぁ。

やるべきことが山積

午前中は、社内で人事内務。
午後から、東京へ。
小松空港へ向かう途中、異業種交流会ストローズ(STLOWS)の会員より、お電話を頂く。
1月23日(金)の新年会に、推薦したい会員がいるとのこと。
聞けば、よく知っている方なので、即了解。
新年会をメールにてご案内!
老舗企業の後継者たる会員が一挙に3名増加し、会員数も16名となった。
有り難いです^^
年間スケジュールの作成を急がねばならぬ。
夕刻より、組織再編案件の打ち合わせで、スキーム概要の骨子を決定。
もう一度、精査することとなる。
その思考を整理しているなか、先日、組んだ四半期決算数値が変更との連絡が携帯電話へ。
申告数値を変更するかどうか、重要性を考慮したうえで、明日、確認することとする(汗)
さて、「税理」の原稿。
事務局より、平成20年4月診療改訂後の影響(平成19年4月と比較)の数値比較が、遅延のお詫びと共にメールで届く。
うむむ。。。
締め日が近づいているのにもかかわらず、書くべき内容が増えた^^
盟友「かっちゃん」に相談せねば。
さらに、明日、認定登録医業経営コンサルタント「情報化認定コンサルタント」二次試験。
資料を読み込むも、未だ理解できず。
やるべきことが山積み^^
「ヘルプ ミー」(笑)

動機づけ

昨日のブログで、「モチベーション」につき記述した。
職業会計人のカリスマ、岩永先生の今回の考える言葉も「動機づけ」。
どのような切り口で語るのだろうか。
楽しみである^^
動機づけ(H21.1.19)
 前回の“考える言葉”シリーズで、「リーダーシップの本質は“動機づけ”だ」と述べたがその“動機づけ”について考えてみたい。
 広辞苑によると、“動機づけ”(motivation)とは「人間や動物を行動に駆り立てること。内部の動因と、外部の触発因との統合によって行われる」とある。
 人間の行動を駆り立てる「内なる動因と外なる触発因の統合」の最大の要因を端的にいうと、それは「出逢い」でなかろうか。
 少し、自分の歩んできた人生を振り返ってみよう。何か新しいことへチャレンジしようという気持ちになって、行動を起こしたとき、その呼び水となった「出逢い」がなかっただろうか。私が今の職業を選んだのは、下宿先でCPAを目指していた先輩との出逢いであったし、今日至っている仕事のレベルは、その節々における数々の「出逢い」とその後の関係性のあり方に負うところが多い。だから私は、「人の運命は、出逢いによって決す」(経営人間学)という言葉を信じている。
 優れたリーダーは、人の心を動かすという。人の情熱に火をつけ、その人の中にある最高の力を引き出すことができる人こそが、真のリーダーであるといえよう。“動機づけ”は、リーダーの最も大切な仕事なのだ。
 A・マズローは、人間の動機(欲求)には5段階(①生理的、②安全、③所属と愛、④承認、⑤自己実現)があると考えた。そして、①~④までの欲求を「欠乏動機」として、⑤の自己実現欲求を「成長動機」として捉えた。
 21世紀の経営テーマである「自己革新」を推進するリーダーの“動機づけ”は、自己実現という「成長動機」に焦点を当てるべきだと考えている。なぜならば、自己実現という「成長動機」のみが、自らを完成させ最善を尽くそうとする働き、すなわち、セルフモチベーションを確立させ、組織のあらゆる階層で、リーダーシップを発揮できる人材が育つ文化を培ってくれるからである。
 人間の成長には、二つの側面がある。一つは、能力的な側面であり、もう一つは価値観的な側面である。能力の成長とは、物事を処理する知識や技術を習得することである。一方、価値観の成長とは、物事の本質を深く考えることができる思想を身につけることである。
 実は、マズローのいう自己実現欲求による“動機づけ”は、思想学習による価値観教育が前提にないと、成立し難いと考える。しかも、思想には位相(レベル)があり、経営人間学講座でいう「統合の思想」において他にないのではないだろうか。
 次回は、“動機づけ”に深く関わる価値観について考えてみたい。