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事業承継相談のよくある風景

毎月、定期的に事業承継相談を受けています。
現社長から後継者へ株式を移す時、名義株の件がでてきます。
株主名簿に7名の株主がいる場合、ほとんど名義株です。
平成2年の商法改正前、会社を設立するためには最低7人の発起人が必要だったのです。
実際は、1人で設立したとしても残り6人からは名義を借りているのです。
《名義株の対策について》
相続税法上、名義株式は、実質株主である者の相続財産に含まれます。
名義株式とは、株式の実質上の株式引受人と株主名義人が一致していない株式のことです。 
名義株式であることをはっきりさせるため、事情を知る名義貸与人と実質株主との間で「株主名簿の記載事項等に関する確認書」を作成しておく必要があります。
当該証明書を作成する場合、必ず公証人役場に行って、書類作成日を証する「確定日付」を受領します。
できれば押印は実印で、印鑑証明書を添付しておけばより万全といえるでしょう。
株主名簿の記載事項等に関する確認書
○○ 殿
株主として記載のある私名義の株式会社○○の出資金は、○○氏の依頼により名義を貸したことによるものです。私は会社設立に当たり、金銭の拠出は一切しておりません。
名義を貸したに過ぎず、○○氏との間に贈与、譲渡があった事実もなく、真の株主は○○氏であることを確認する旨、本日確認書を差し入れます。
平成26年○月○日
○○ ○○   印

時間天引きのすすめ

≪はじめに~ランクアップノートの導入≫
2011年に自創経営を導入して以来、チャレンジシート(年間目標)を念頭に、ランクアップノート(月間目標と週間目標に対する日常の落とし込み)を毎日、書いています。そのノートも4冊目に突入し、書きながら、時間の投資と会社の業績伸長に幾ばくかの関係性があることに気づきました。
≪時間天引きのすすめ≫
会社の資源でスタッフ全員が持っているものといえば、時間です。会社は、時間を投資してお金に換える活動をしています。黒字企業は、時間投資と回収活動がうまくいっています。
自分自身の手許のお金を増やすとき、給料の天引きが効果的です。給料を使うまえに、お金を差し引いておく。時間も同様です。「この時間に何をする」と決めてしまいます。いわば、時間の天引きです。
時間の天引きを決めるのは、朝一番の時間です。この時間に年間目標、月間目標、週間目標から逆算してこの日のこの時間に何をするか優先順位を決めておくのです。当事務所の時間の天引きは、前述したランクアップノートで行っております。
したがって、いつも朝礼ギリギリに出社して、とりあえず眼前の机に向かって仕事をするのは、時間の浪費そのものです。自宅で、出社前に時間の天引きをしているという方は違いますが。。。
≪おわりに~時間効率化で黒字化を≫
どんな良い戦略や方針であっても、時間効率なしに業績伸長はできません。中小企業の黒字化の鍵は、時間効率(スピード)と考えます。同じ仕事を前よりも早くするにはどうすれば良いかなど、スピードにお金をかけることを投資と呼びます。当事務所は、特徴あるノートに投資致しました。
限りある時間を有効活用して、皆様の事業が益々繁栄することを心よりご祈念申し上げます。
※昨日の会社のツツジです^^
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2014年アジア視察(2)

ベトナムに続く、次の訪問地はシンガポール。
初のシンガポール。
綺麗かつ統率がとれている印象を受ける。
ホテルや主要の場所には、監視カメラが至る所に配置されている。
明るい北朝鮮と呼ばれている所以だ。
シンガポールは、相続税もなく、法人税も所得税も低い。
富裕層や高額所得者にとって住みやすい国である一方、医療保険がないなど、社会保障は日本に比して十分ではない。
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(マリーナ ベイサンズ)
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(シンガポールについて学習)
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(定番のマーライオン前にて)
今回のアジア視察の最大の収穫は、若手経営者同士の交流であった。
次世代のモノの見方、考え方を学ぶことができる。
参加者の多くは、マラソンなど体を鍛えており、大いに刺激となった。
私もよりストイックに心身を鍛えようと思う。

2014年アジア視察

先日、某若手経営者の会でアジア視察に参加させていただいた。
訪問地は、ベトナム。
社内旅行に続いて、二回目の訪問。
三谷産業のベトナム子会社AFCPの第二工場竣工式に出席させていただく。
 
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(北國新聞の記事)
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(日本経済新聞の記事)
23日(水)の夜、ハノイに入り、竣工式は翌日、24日(木)10時からであった。
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(めでたい獅子舞が出迎えてくれる)
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(三谷会長を囲んで記念写真)
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(会場入り口)
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(後継者三谷常務との会食)
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(記念式典でかけたいただいた入場カード)
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(記念式典の紙バッグ)
 
ホーチミンを訪れて、進展する若い国家を体感する。
聴けば、アジアで最も投資効率が高いという。
道路などインフラ整備が進めば、より発展が期待される。
アジアの経済界は、常に日本の動向を意識しているという。
一方、日本はアジアを気にしているかというと、少なくとも私は意識していない。
参加した若手経営者の中には、海外売上が7割という方も参加していて、非常に刺激を受ける。
今後、進展するアジアに関心を持とう。

医療福祉介護の消費税改訂版完成

現在、MMPG税制会計研究会に属しております。
この度、研究会は、「医療福祉介護の消費税」(8%対応)の改訂版を執筆しました。
とくに福祉分野が充実しております。
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会社経営でも、委員会ないしは研究会活動が大事と考えております。
皆様の会社にはどのような委員会や研究会がありますでしょうか。。。

写真で見る最近のイベント

1.昇給昇格のセレモニー
役員を除くすべてのスタッフに授与させていただく。
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2.TKC北陸会企業防衛委員会特別研修会
委員長として、会に参加。
動員が230名を超えました。
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3.ハチバン後藤社長就任を祝う会
きんどん会代表である後藤氏をお祝いする会に参加。
金沢の経済界を代表するお歴々が集い、参加者は250名を超える。
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(席次表は細かくて見えません。。。)
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(金沢市長の挨拶)
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(後藤社長、熱唱!)

ベネチア旅行記

地中海の女王と呼ばれた街。
最盛期は14世紀ごろ。
東ローマ帝国領で唯一の免税特権を有していたから、発展したと言われています。
自身の海軍の力を用いて、十字軍などをうまく使って、東ローマ帝国自体を滅ぼす。
そして、ベネチアは、ナポレオンによって滅ぼされることとなります。
現在、ほとんど観光産業で生計を営んでいます。
過去の栄華を感じさせる街です。
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フィレンツェ旅行記

メディチ家の繁栄が色濃く残る街、フィレンツェ。
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サンタマリア デル フィオーレ教会を訪れる。
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中世最大規模のドォオモ(大聖堂)で、完成に120年ほどかかったそうだ。
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日本では同じ時代に、金閣寺が建立されてている。
古今東西の名作が同時期に建っていることに感銘を覚える。
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