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給与データベースの活用について2

第13回日本医業経営コンサルタント学会が金沢で開催される。
6月18・19日(木・金)の2日間にわたり、「変革・・地域が目指す医業経営の創造」と題し、コンサルティング実務・技法等の研究成果を発表する。
当社も、「給与データベースの活用について」というテーマでの発表を検討している。
「方法」を抜粋してみよう。
当社が所属しているMMPG北陸誠志会において、北陸にある診療所の給与・賞与・昇給についてデータ収集を行ってきました。
この調査は平成18年より実施しており、今回の平成20年調査では3回目となります。
調査実施者はMMPG北陸会に所属している7会計事務所で、各事務所の医業クライアントのデータを収集しております。
対象医療機関は、病院は含まれておりません。
データ収集には個別の医療機関が特定されることがないように細心の注意を払い、平成20年データ件数は約900件となりました。
スタッフの給与(基本給や職務手当、精勤務手当など)、賞与、昇給をそれぞれのデータを収集しました。
なお、パートの場合は時給の金額を収集しております。
これらのデータを、勤務形態別・各職種別・年齢別に分布図に表し、平均値を算出しました。この結果をデータベース化してクライアントに提示しました。
このデータは地域相場に適していることからクライアントに対し説得性があり、他院比較を気にする不安から解消されました。
この給与データベースはあくまでも目安として、院長先生の意志や方針・診療所の風土を取り入れて給与制度を改善していきます。
以上。
閑話休題
名古屋での研究会の写真をアップしましょう。
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(いくつかあるビルのうちの第二ビルの最上階で!)
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(MMPG二世会メンバーで合同写真!)

給与データベースの活用について

第13回日本医業経営コンサルタント学会が金沢で開催される。
6月18・19日(木・金)の2日間にわたり、「変革・・地域が目指す医業経営の創造」と題し、コンサルティング実務・技法等の研究成果を発表する。
当社も、「給与データベースの活用について」というテーマでの発表を検討している。
「はじめに」を抜粋してみよう。
当社が行っている医業クライアントへの巡回監査業務において、人事・労務の相談が多くなってきております。
相談の多くは、「当院は他院と比べて低いのか、高いのか?」という給与水準についてです。
雇用する側もされる側も、とりわけ近隣の医療機関の給与水準に関心があるからと推察しています。
現在働いているスタッフも、職種別のネットワークにより自院と他院の給与情報を交換し合い給与水準が高いか低いかを判定できます。
診療報酬改定、看護師の求人難等により給与水準の決定は今後の医業経営において重要性を増してきています。
従って、地域性を考慮した給与水準を正確に抑え、適正な給与制度を提案・導入するためにこの研究を選定実施しました。
以上。
さて、京都の盟友より教えて頂いた、伊坂幸太郎の「重力ピエロ」 (新潮文庫)を読む。



主人公が、インドのガンジーを尊敬しており、ガンジー語録を頻繁に引き合いに出す。
わたくしも、ガンジーのストイックな生き方に共鳴する。
ガンジーの言葉には、力がある。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用)
「わたしの信念によると、もし、おくびょうと暴力のうちどちらかを選ばなければならないとすれば、わたしはむしろ暴力をすすめるだろう。
インドがいくじなしで、はずかしめに甘んじて、その名誉ある伝統を捨てるよりも、わたしはインドが武器をとってでも自分の名誉を守ることを望んでいる。
しかし、わたしは非暴力は暴力よりもすぐれており、許しは罰よりも、さらに雄雄しい勇気と力がいることを知っている。
しかし、許しはすべてにまさるとはいえ、罰をさしひかえ、許しを与えることは、罰する力がある人だけに許されたことではないだろうか」

涙の数だけ大きくなれる!

木下晴弘著「涙の数だけ大きくなれる! 」を紹介していただく。
本著の紹介文にこう書いてある。
仕事がイヤになったとき、仕事がつまらなくなったとき、人間関係に悩んでいるとき、あなたができること、あなたが大きくなれるチャンスです。
人はどんな瞬間に変わるのだろうか?
それは、ものごとの本質に気づいた瞬間にやってきます。
そしてそこには「涙」の存在があります。
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Story 2 あるレジ打ちの女性の動画が、こちらからご覧になれます。
わたくしも泣いてしまいました(笑)

さまよう刃

東野圭吾著「さまよう刃」 (角川文庫) を完読。
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遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした本著の読後感はとても重い。
現在の法治国家は、昔の敵討(かたきうち)を許さない。
では、誰が仇討ちを果たすのか。
答えは見つからない。
さて、某国のミサイル問題。
歴史を振り返るに、独裁者の末路は既に決まっている。
セルビアのミロシェビッチ、ルーマニアのチャウシェスクのごとく。
テーマ、重いなこりゃ。。。
眉間に皺がよってしまう(笑)
来週の幹部会議資料をまとめて、気持ちを落ち着けよう。

確定申告体制につき討議

今回のMMPG義継会は、名南経営センターさまにて開催される。
今回は、主に確定申告体制につき討議する。
最初、所内の検閲体制を各事務所が発表した後、税務署退官者で構成される審理室ないしは退官者との顧問契約は必要か否かなど意見交換させていただく。
そして、議論のメインは、電子申告に移る。
先日の税務調査でも、税務調査官が電子申告のご苦労を吐露したものであった。
送信されたデータと、郵送される源泉徴収票や医療費控除資料などの付属資料の突合が煩雑だと。
従前の紙申告の場合、その突合にはさほど時間がかからなかった。
現在は、完全電子申告とはいえず、過渡期。
付属資料のペーパレス化により、電子申告時代の到来と言える。
他にも、事務所体制につき、ご教授いただく。

「のれん」について

M&Aに携わっていて、経営者の皆様が「のれん」の会計、税務処理につき、本質的なところをご理解されていないと感ずる。
M&Aする場合、買収法人がオーナーである個人株主から被買収会社の株式を取得するケースがほとんど。
買収法人は、その会社を100%子会社とするわけです。
株式の取得価額が純資産価額を上回る額が営業権ということになります。
例えば、株式の取得価額が100、純資産価額が60とするとその差額の40が営業権です。
その営業権を株式取得の場合、どう会計・税務上、認識するか?
子会社を株式取得する場合、営業権の処理について、特に会計処理は必要ありません。
単体での処理(会計上)
(M&A時の仕訳)
(借方)子会社株式 100  (貸方)現金 100
株式取得(株主移動)のため、税務上も営業権の計上は認められません。
ただし、営業権は、組織再編の一形態である営業譲渡や非適格合併の場合には発生します。
「のれん」認識は、組織再編の形態により異なるわけです。
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杉野会計事務所HPより転載)

苦難にある者たちの告白

2月に、役職が変わってから、私にとっては、難しい問題が続出している。
そう、試されているかごとく。
この試練をどう立ち向かうか。
今日、キーマンネットワークの中島氏もこの詩をアップしていましたが、私も、自分自身を励ますため、この詩をブログに記載しよう。
ニューヨーク大学のリハビリテーション病院の壁にあるという「苦難にある者たちの告白」。
日本語、英語ともに含蓄のある力強い言葉です。
「苦難にある者たちの告白」
-ある患者の詩-
「大きなことを成し遂げるために 力を与えてほしいと神に求めたのに 謙虚さを学ぶようにと弱さを授かった。
 より偉大なことができるようにと健康を求めたのに より良きことができるようにと病弱な体を与えられた。
 幸せになろうとして富を求めたのに 賢明であるようにと貧困を授かった。
 世の人々の称讃を得ようとして権力を求めたのに 得意にならないようにと失敗を授かった。
 求めたものはひとつとして与えられなかったが 願いはすべて聞き届けられていた。
 言葉に表されていない祈りが叶えられていたのだ。
 ああ、私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されていたのだ。」
「A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED」
「 I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…
I asked for health, that I might do greater things
I was given infirmity, that I might do better things…
I asked for riches, that I might be happy
I was given poverty, that I might be wise…
I asked for power, that I might have the praise of men
I was given weakness, that I might feel the need of God…
I asked for all things, that I might enjoy life
I was given life, that I might enjoy all things…
I got nothing that I asked for — but everything I had hoped for
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed! 」
 

緻密さ

気がつけば、はや4月。
年々、月日が経つのが早く感じられます。
当ブログも、3年近く更新し続けています。
カタツムリがゆっくり這うように、その軌跡が残っている。
簡単な気持ちで始めたのに、すっかり朝の習慣となってしまった。
さて、昨日は、確定申告フローを見直すなど、内部管理中心で過ごす。
攻守両面のバランスを意識し、私の苦手な緻密さを自己修練で身につけたい。

呼吸法の大事さ

最近、呼吸が大事と気付く。
息を吸うよりも、吐くほうが、エネルギーが格段にいる。
先日、息を吐くことを意識して、結果的に息を吸えば、内転筋も鍛えられるとご教授頂く。
内からの筋力アップだ。
日常、息を吸ってから、吐いている。
今後、意識してみたい。
五木 寛之,帯津 良一(著)「健康問答 本当のところはどうなのか? 本音で語る現代の『養生訓』」



五木寛之氏が、その著書の中でこう言っている。
以下、引用したい。 
「息を吸うというのは、自然に吸ってしまうんだけれど、吐くというのは……。
このあいだ、お医者さんかどなたかの、数多くの人を看取ってきた方が書いた本を読みました。
その方によると、人が死ぬとき、息を引き取るというけれども、ほんとうに、スーッと息を吸って亡くなるんですってね。
ハーッと、吐きながら死ぬ人はいない。
吸った息を吐く力がなくなったとき、命は終わる。
逆に、赤ん坊が生まれたときは、お産婆さんがベシンと尻をたたくと、オギャーッと泣く。
あれは吐く息なんでと。
力のある人は息を吐けるし、息を吐く力がなくなって、スーッと臨終になるので、吐いて臨終する人はいない、と書いてありました。
だから、「息を引き取る」という。
吐き取るんじゃないんですね。
そう考えてみると、吸う息、吐く息とありますけれども、吐く息が、生きる命にとっていかに大切かということが、非常によくわかりますね。」

秘密

最近、東野圭吾氏の本をよく読む。
私のナンバー1は、「秘密」。
二番目以降は、「容疑者Xの献身」「宿命」「手紙」「時生」などなど続きます。
極論すれば、私の人生観を変えた本。
究極の仮定で、人生の本質を突く東野氏という天才の出現が、日本の小説を変化させる。
51G6JY2WHBL._BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA240_SH20_OU09_
(内容)
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。
妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。
その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。