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税務支援 2022

2月18日(金)、金沢市役所(ちょうど山野氏が金沢市長を退任した翌々日)にて、北陸税理士会が金沢国税局から公募方式を経て受託した「無料税務相談」事業に従事して参りました。

5年日誌を振り返ると、2019・2020年年の2月20日、そして今年と同じ場所で従事しております。

この無料相談会は、税理士会の税務支援の理念に立脚し、相互信頼の上に立って実施するものであり、税理士の社会的使命を果たすとともに、その実施を通じて国民の税理士制度に対する一層の理解を深めることを目的に、税理士が行う税務支援施策の一環として実施するものです。

上記のような有難い文章を噛みしめつつ、9時から17時まで従事して参りました。なお、当税理士法人の税理士4名中、私を含め3名が従事します。

 

申告相談の他、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を利用した代理送信業務もあり、日税連発行の電子証明書を利用して電子申告しています。

今回の9件の相談の中で7件を代理送信いたしました。

 

今回の相談の中でもありましたが、公的年金等の収入金額の合計金額が400万円以下でかつ、公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20万円以下である場合に該当し、所得税の確定申告を提出しないことを選択する場合があります。

所得税が納税の場合にも、紙による提出にて、上記の文章が記載されている定型のハンコを確定申告書に押し、市民税の申告のみを選択するのです。

年金受給者の方達には、上記に留意しなければなりません。

 

年金受給者の他には個人年金のある方や、医療費控除など給与所得者の方も相談に来られておりました。

来年(2023)も従事します。

「2021年の日本海国際交流センター」<532>

2月8日にNPO法人日本海国際交流センターの理事会がアルプ本社総合センターで開催された。

 

冒頭、古賀克巳理事長の挨拶があった後、中国の大連市人民対外友好協会、大連市中日友好協会からのビデオメッセージが映された。

 

議案審議は2021年暦年の事業と決算の報告ならびに事業計画と予算案が承認された。

監査報告は私から。

 

懇談では私からはコロナ禍の中小企業実態をお話した。

 

理事会の後、検査施設の見学会があり、臨床検査、病理検査、遺伝子検査、食品環境衛生検査の様子を見させていただいた。

新型コロナウイルスのPCR検査は24時間体制とのこと。

自動化されたオーダーメイド電子機器が設置されている。

検査所見学のあと、調剤薬局も見学。

調剤や検品の電子化も進んでいる。

また、見学者に対し社員の皆様が各所で一斉にお辞儀してくださり、アルプ社員のモラルの高さを感じた。

 

日進月歩する技術革新を目の当たりにしたひとときだった。

 

 

写真・・・日本海国際交流センター理事会の様子と記念誌「2001~2021ニイハオ!大連Part3~花咲く友好の絆~」の一部(2006年4月に北陸税理士会が大連市長を表敬訪問)

シャツとティンブル 2022

普段のシャツは、エストネーションで購入し、愛用しております。

東京に出張の折、必ず有楽町店に寄るようにし、白シャツをまとめ買いしております。

このシャツは、360度伸縮して、相当にストレッチが効いている。

そして、クリーニングの必要もなく、洗濯機で洗い、自然乾燥すれば、皴も何もない。

フィットも感もよく、優れものです。

そして、なぜかオーダーでもないのに、腕の長さもちょうど良いという不思議なご縁のあるシャツです。

以前、TKCの最高の洒落男である先生から、ボタンダウンはカジュアルすぎて止めたほうが良いとのアドバイスを受けて、スタンダードの襟の形にし、胸ポケットもないスタイルのシャツを着ております。

なお、クールビズ期間中などネクタイがない場合は、カッタウェイ(ブリティッシュワイド)、襟が水平の形のシャツを着ております。

 

ネクタイ着用の際は、必ずティンブル(真ん中の窪み)をつけるようにしています。

欧米とくにイタリアの洒落男の嗜みです。

最近、エストネーション有楽店の若い店員の方にレクチャー頂き、綺麗なティンブル作成のコツを教示頂きました。

 

シャツとネクタイ。

シンプルな空間の中の美意識を大切にしております。

京都大学での想い出 2022

2017年(平成29年)、京都大学で学ぶ機会を得た。

京都大学経営管理大学院・社会人養成講座である京都大学上級経営会計専門家(EMBA)プログラムを履修した。

私は第一期生であり、現在の5期生を含めると100名以上の卒業生を有する。

そして、卒業生が中心となって組成する一般社団法人日本経営会計専門家協会(JIMAP)の理事も拝命しております。

 

コーチングも含めた管理会計のあらゆるカリキュラムを履修しましたが、京都大学の澤邊教授との邂逅が貴重な財産となりました。

教授の卓越した知性により、表現が難しいような事象も説明できてしまう。

事象の言語化という技術にただただ驚いておりました。

我々受講生のプレゼンテーションの後、教授からの講評を頂きます。

受講生の説明を抽象化し、また、具体化し、縦横無尽にあらゆる角度や視座で検討していく様は、なんと言いましょうか、知性の「ディズニーランド」と表現しても良いほど、一気に余興にまで昇華してしまう。

そして、この知性の余興は、京都大学の静謐としたキャンパスで行われるのですから、贅沢な時間でした。

 

研究者は、一見大人しい印象ですが、研究とは一種の「知性の格闘技」との印象を受けました。

論文を発表すれば、他の研究者からあらゆる角度や視座から疑義が発せられる。

ボクサーの如く、その見解に回答を繰り出していく様は格闘技そのものだ。

そして、実務家との共同作業で具体事例を研究し、また抽象的な法則なりに昇華していく。

 

この確定申告の慌ただしい時機、あの静謐とした京都大学で真の研究者との邂逅を懐かしく思い出した次第です。

 

余談ながら、急逝した七尾市にもご縁のある西村賢太氏に哀悼の意を表します。

「危機に直面する中小企業」<531>

2月2日、NHKの「視点・論点」を見た。

解説は東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏。

論旨を列挙する。

 

・日本の企業約358万社のうち99.7%の357万社が中小企業である。

・労働者の70%(3,220万人)は中小企業。

・コロナ禍で飲食業、旅館業、ブライダル業は深刻。

 

・持続化給付金、雇用調整助成金やゼロゼロ融資(無利子・無担保)により2021年の企業倒産は6,030件と57年ぶりの歴史的な低水準だが、多くの企業が過剰債務に陥っている。

・日本経済は10年置きに100年に1度の未曾有な経済危機に襲われている。

1990年代 バブル崩壊

2000年代 アジア発国際金融危機

2008年~2009年 リーマンショック

2011年 東日本大震災

2020年 新型コロナ感染症

 

・2021年3月決算

減収企業率 55.8%

営業利益率 3.53%

4社に1社は赤字、借入金は月商の8.2倍。

 

・中小企業は生産性向上の遅れと事業承継問題を構造的に抱えている。

 

・経営者の平均年齢は2020年で62.49歳。

休廃業した経営者年齢は平均71歳。

・2021年で後継者が居ない倒産件数は381件で過去最高。

廃業は4万4,377件で平均年間倒産の7.3倍に達する。

2022年は廃業決断する企業がさらに多くなるのでは。

 

・M&A(企業合併・買収)は4,280件で過去最高。

国や地方公共団体はM&Aの手数料に補助する施策が必要ではないか。

 

・中小企業は業種転換、デジタル化、ロボット化を図ると同時に後継者育成を。

 

・ABL(売掛金や在庫を担保とした融資)やファクタリング(売掛債権の買い取り)で資金繰り改善策が急務。

 

中小企業は売上増と収益改善を同時に解決する抜本的対策を講じて転換の契機にする必要がある。

 

 

写真・・・「新春・はせ浩を囲む会」で高市早苗・自民党政務調査会長(奈良)がオンラインで講演とトーク参加。(1/22)

「仕事が麻雀で麻雀が仕事」 2022

いつも、平行して、本を読んでます。

ビジネス本、時代小説(今は、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」)。エッセイなど。

蛇足ながら、トイレで読む本は時代小説が多いです。

 

さて、ビジネス本の範疇で、サイバーエージェント社長である藤田晋氏の「仕事が麻雀で麻雀が仕事」を読んでおります。

私自身、麻雀はしない。

しかしながら、ゲームなどでルールは知っているので、「勝った人は強い。しかし、強い人が勝つとは限らない」勝負の世界であることは理解できます。

 

「3つの視点」というタイトルの中で、「自分の視点」「相手の視点」「俯瞰した視点」の3つの視点を有する人が強いとの記載がありました。

とくに「俯瞰した視点」はあたかも自身が幽体離脱したかの如く、自身を客観視できる能力ともいえるでしょう。

また、この視点は「大局観」ともいえます。

難しい局面において、視点を上に上にあげれば、判断できる機会も増えそうです。

 

 

 

「生きるということ」<530>

今年の大学入学共通テスト問題を見ていたら、国語の第2問に黒井千次「庭の男」が出題されていて目についた。

 

その文章は・・・

「私」は会社勤めを終え、自宅で過ごすことが多くなっている。

隣家の庭に息子のためのプレハブ小屋が建ち、そこに立てかけられた看板に描かれた男が、「私」の自宅のダイニングキッチンから見える。

その存在が徐々に気になりはじめた「 私」は、看板のことを妻に相談するなかで、自分が案山子(かかし)をどけてくれと頼んでいる雀のようだと感じていた。

(以下略)

 

立看板をめぐる「私」と隣家の息子の心理描写が繊細に書かれている。

 

小説家の黒井千次は1932年生まれの文化功労者。

大企業の組織を見つめ、労働者の人間疎外を主題とした作品を多数執筆、自叙伝的な青春小説「春の道標」でも好評を得ている。

 

黒井千次に興味が湧き、

「庭の男」の出版は見あたらなかったが、2013年作品「生きるということ」、2012年「老いのつぶやき」、2014年「老いの味わい」を取り寄せ読んだ。

 

1年後に傘寿を迎える身で、老いを考える。

 

「生きるということ」の章は・・・

第一章 時の流れに生きる

第二章 人生の節目に生きる

第三章 日常に生きる

第四章 言葉とともに生きる

第五章 時代とともに生きる

第六章 老いとともに生きる

第七章 明日へ向かって生きる

 

このうち第六章の中、「死の教育」の一節を要約すると。

 

いかにして生命の尊さを教えればよいかといった手立てについて充分に論じられていない。

人間にとって、生きるとは日常であり、これを正確に自覚することは容易ではない。

健康のありがたさは病気になってみなければわからぬ。

生より死について真摯な考察を深めることが大切。

死は高齢者の占有物ではない。

生と同じく、すべての人間がひとしく抱えているものだ。

 

死を考察すれば、生命の尊厳が分かる。

 

人生の先には何があるのか。

わからないからこそ、歩き出すことに価値がある。

 

 

写真・・・2021.12.9~12、「2020ドバイ国際博覧会」の日本館で日本棋院が囲碁の普及イベントを開催。Tシャツ「The World  of GO碁」を掲げるドバイ万博囲碁出展実行委員会の佃優子事務局長。

所得税確定申告期限の延長要望 2022

はじめに

コロナ禍の中、所得税確定申告期限が2年連続で4月15日に延長されました。

今年は、延長が未確定です。

オミクロン株の桁違いの感染力にて、今年も延長されるかどうか注視しているところです。

昨年、税理士会で初めて、「確定申告期限の延長」を税制改正要望として提出致しました。

しかしながら、残念ながら税制大綱には記載がありませんでした。

 

1.申告納税制度の歴史

昭和22年の改正で、所得税に申告納税制度が導入されました。

最初の確定申告期限は昭和23年1月31日。

早い。早すぎる。

そして、昭和26年の改正で、昭和27年2月末日に延長。

さらに、昭和27年の改正で、昭和28年3月15日に延長され、現在に至ります。

昭和28年(1953年)。

当時の吉田首相が衆議院予算委員会で「バカヤロー」と暴言を放った年。

「内灘闘争」があった年。

現在の確定申告期限から70年が経過しようとしております。

 

2.諸外国の確定申告期限

アメリカは、毎年1月1日から12月31日までの所得について、翌年4月15日を期限としている。

コロナ禍の中、昨年は、1か月延長し、一昨年は3か月延長している。

1798年にイギリスで創設された所得税。

当時の明治政府もイギリスの所得税を参考にして所得税を導入したという。

所得税の本家本元のイギリスは、毎年4月6日から4月5日までの所得について、翌年1月31日を期限としている。

お隣の韓国は、毎年1月1日から12月31日までの所得について、翌年5月31日を期限としている。

 

3.会計事務所の働き方改革

国家財政を担う税金の計算。

税理士法第一条の「税理士の使命」を基礎に、会計事務所は申告納税制度の理念にそって、納税義務を適正に実現するべく、働いております。

当然に、「働き方改革」の中、労働基準法を遵守しながら、税務代理を行っています。

欧米よりも期限の早い3月15日までに全ての所得税申告を完遂すべく、時には、残業をしながら、国家財政に貢献しようと努力しています。

昭和28年(1953年)からもうすぐ70年。

会計事務所にも「働き方改革」推進の環境整備のため、税理士会の要望にあります「4月15日」までの期限延長を実現したい。

このように思います。

 

苦労と安楽 2022

はじめに

「楽は苦の種、苦は楽の種」と思います。

「人生、楽ありゃ、苦もあるさ~♪」の水戸黄門の歌を借りるまでもなく、そう思います。

これまでの経営を振り返ると、喜びも悲しみも「人」に尽きるなと思います。

苦労も安楽もすべて「人」。

 

1.人の採用について

事業計画で果たして何人「採用」するか、事業のスタートアップ時がとくに悩むことでしょう。

開業時の採用は、赤字にならないまでも、事業主の所得、生活費に直結します。

短期的な視野でいけば、言い換えれば、本能に従えば、採用は控えたい。

先ずは、自身の所得は確保したい。

ところが、中長期的に拡大を前提とすれば、採用して社員を育成しなければならない。

勇んで、苦労をしょい込むわけだ。

社員の採用と育成は、先行投資に他ならない。

 

2.苦労と安楽

採用も育成も苦労の連続であり、3年経ってようやく一人前となったら、今度は辞めるときた。

こんなことを繰り返しているうちに、楽になる時期もある。

採用も育成を止めてしまうと、確かに楽ではあるし、利益も出るでしょう。

ただ、中長期的には伸長しない。

こんなことを日頃、考えてます。

 

3.少数精鋭と拡大再生産

私の行きつけの散髪屋さん(3週間に1回のペースで通う)は、若い子の採用も育成も止めた。

一からいやゼロから教えるのは、本当に骨が折れる。

そして、本当に疲れる。

自分で全部やったほうが早くてお客様の満足度も高い。

これはこれで良いと思う。

少数精鋭も良いなと正直思います。

事業計画において、「少数精鋭」か「拡大再生産」のどちらかを志向しているかどうか。

この事業計画の考え方次第で「採用」が決まる。

当グループでは、「拡大再生産」を計画しているので、2022年も4名の採用を決めておりまして、今年も育成の苦労をして参りたいと思います。

いずれ、安楽になることを信じて。

「マイケル・サンデルの白熱教室」<529>

ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が学生に問題提起する1月3日のBS番組を見た。

最近、中国が社会問題や大学教育に対し物議をかもす政策が次々に発令されている。

国家は社会や個人の生活にどれだけ制限できるのかとの問いかけ。

 

中国の復旦大学、日本の東京大学と慶應義塾大学、アメリカハーバード大学の学生に聞いている。

 

1、ゲームの制限

 

若者がコンピュータゲームやインターネットの中毒になっている。

親の共通の悩みである。

2019年にWHOはゲーム障害を精神疾患として注意を呼びかけた。

中国では6億人が熱中し、ゲームは5兆円産業に達している。

10人に1人はゲーム依存状態にある。

2021年8月、中国政府は国家新聞出版署から通達を出し、未成年者は金土日祝日の夜8時から9時までの1時間だけとし、違反したらゲーム会社が罰せられる。

政府の発表を受けてゲーム会社の株価は急落した。

eスポーツ業界も大きなダメージを受けている。

中国の養成学校では8割の生徒がやめた。

10万人のプロ選手は困り、夢を奪うと反対している。

 

学生の意見。

 

ゲーム規制に賛成。

中国・・6人中6人

アメリカ・・5人中0人

日本・・6人中1人

 

ゲーム規制に賛成の理由。

 

中国・・子供の中毒を防ぐ。仮想現実ではなくリアルな社会に対応。親子の対話する時間に。

 

日本・・ゲームで育った。しかし熱中すると学生生活がおろそかになる。

 

反対の理由。

アメリカ・・ゲーム規制を政府がするのは疑問。

親がすべき。

守らないときはゲーム会社ではなく子供を叱るべき。

 

中国・・子供の教育は政府と親が責任を補い合っている。親に責任をとらせるより親とゲーム会社が協力すべき。

 

日本・・子供は親が一番分かっている。ゲームで子供が育つ。映画や読書よりゲームは自分が参加できる。

 

アメリカ・・ゲームは勉強のご褒美に。

 

アルコールやタバコは未成年者を禁止している。

 

教授・・アルコールは未成年者に販売したら販売会社が罰せられるがゲームでは。

 

中国・・メリットとデメリットある。

しかしゲームの課金システムがありお金を奪う。

 

ゲームは時間を奪っている。

 

 

2、宿題と塾の制限

 

2020年の出生率

中国 1.3

日本    1.34

 

少子化が教育費の負担。

中国都市部では子供1人が大学卒業までに3,000万円かかる。

大半が塾の費用。

親は就職に有利になるよう有名大学に進学させる。

受験戦争は生まれたときに始まる。

 

中国は2021年9月に小中学生の宿題と塾を半減させる双減政策を発表した。

就寝時間を守らせ余った時間は音楽やスポーツに。

三万社あった塾は非営利会社にし政府の監督下に置かれた。

授業時間と受講料も規制された。

塾講師はリストラ。

親は大反対。

中国では上に政策あれば下に対策ありで闇営業の塾が発生している。

 

宿題の制限に反対

中国・・0人

アメリカ・・1人

日本・・6人

 

日本・・自己責任。個人の選択を制限。

 

中国・・宿題に時間とられ過ぎた。未来の子供にそうしたくない。

 

アメリカ・・宿題より大切なことを。自己責任で。

 

日本・・自分の人生の選択に必要かどうかで決める。

大学入試の学力重視に問題。

 

営利目的の塾の禁止

賛成。

中国・・3人

アメリカ・・2人

日本・・1人

 

日本・・急進的な政策は混乱。

 

中国・・教育に道徳が不足している。

 

教授・・大学入試に問題ないか。

 

アメリカ・・お金持ちが高い教育を受けられる。

 

若者たちは受験や出世競争のプレッシャーにさらされている。

学歴社会が問題。

 

日本・・スポーツでも名声をとるため競争するから同じ。

 

中国・・大学の定員少ないのが原因。

今まで一人っ子政策だったからこうなった。

 

中国の「寝そべり族」の歌が政府から指導うける。

労働の尊厳はどうなる。

 

「社会への義務」と「個人の自由」どちらが大事?

 

コロナのパンデミックでは個人の自由は制限。

 

貢献したい社会にすることが大切。

 

3、中国政府、貧富の格差是正のため「共同富裕」政策が出され巨額寄付企業が続出。

 

国民の人格や道徳を育むことも政府の役割なのか?

 

欧米メディアは中国に対して偏見を持っていないか?

 

中国・・中国は権利と義務のバランスをとっている。

 

あなたは自国の政府を信用できるか?

 

アメリカ・・権力の濫用がある。批判することも改善に繋がる。

中国・・14億人を治めるのは容易ではない。

 

教授のまとめ・・権力と義務のバランスをとるのは容易ではない。

議論し共通点を見出して欲しい。

 

国の政策について、学生の意見が交わされが、公益・共益・私益のバランスの難しさが浮き彫りになり考えさせられた。

 

 

写真・・・石川県庁19階展望ロビーから雪の金沢駅方面を望む。人形は石川県観光PRマスコットキャラクターの「ひゃくまんさん」。

左手、ニトリの左隣に当社三階が見える。(元旦)