金沢会計人 のすべての投稿

ダイレクト納税元年 2020

経済の大きな流れや方向性を見失うと、どんなに努力しても上手くいかない。

IT化の流れもその一つ。

納税において、キャッシュレス化の大きな流れが来ております。

国税庁では、令和7年(2025)までに40%のキャッシュレス納付を実現したいとしております。

 

また、コロナウィルス感染症拡大に伴い、金融機関の窓口に行く必要がないこともキャッシュレス納付推進の追い風となろうかと思います。

ただ、総務や経理方にとって、金融機関の窓口に行くことは、同時にランチを外にいく機会でもあり、ささやかなエンターテイメントの機会を奪うこととなるかもしれません。

 

北陸の三地銀(北國銀行、北陸銀行、福井銀行)が、このキャッシュレス納付については、顧客の囲い込み手段として猛烈に推進しております。

当税理士法人も、それ以上に推進したいと考えております。

 

追伸

これまで、法人税及び所得税など継続的な電子申告に取り組んで参りましたが、これからは、相続税の電子申告にも取り組んでいきます。

ただ、相続税は、上記の所得の申告とは異なり、単発であり、相続人とのコミュニケーションの機会が十分にない場合も多くあります。

相続人が複数人おり、遠隔地にご在住など、申告に必要な利用者識別番号の入手に理解を頂けない場合があるのですね。

相続人に対し、IT化の大きな流れをご理解頂きながら、丁寧な説明をしていきたいと思います。

「覺本雅夫先生との思い出」<487>

覺本雅夫先生が1111日に83歳でご逝去された。

 

私にとって恩人であり兄とも慕う先生だった。

 

715日朝方に先生から電話いただいたのが最期である。

「介護施設に入っている。税理士法人を増江税理士に承継する予定だ。」とのお話があった。

声が元気だったから安心していた。

 

昭和51年にTKCに入会したとき覺本先生に出会った。

 

TKCで私が企業防衛制度推進委員長を拝命しているとき、支部目標を全国で一番乗りしたことで先生から「木村企業防衛庁長官」の異名をいただいた。

 

昭和546月に北陸税理士会金沢支部幹事に就任してからは活動の軸を税理士会に移し覺本先生の後ろ姿を見て学んだ。

 

覺本先生は森喜朗元首相とは二水高校時代の同級生で、森代議士が初当選したことに発奮して税理士事務所を開業されたと伺ったことがある。

 

特に印象に残ってるのが視野が広くて判断が的確なところである。

しかも懐も深いので人望が厚い。

北陸税理士会金沢支部では税務署OBが支部長に就く慣例を破り民間出身者として初めて支部長に就かれた。

その意味ではパイオニアであり、覺本先生を後継に据えた高柳利栄先生(平成20年ご逝去)も素晴らしい英断をなされたと思う。

 

片町の溜まり場は高柳支部長時代からずっと「摩尼」というスナックで、長い間の悲喜こもごもの思い出の場であった。

 

その摩尼で、平成5年正月に撮った当時の高柳副会長、覺本金沢支部長、木村副支部長の「だんご三兄弟」(私が勝手に名付けた)の写真は懐かしい。

 

葬儀に参ったとき、喪主の直政様と奥様の久美子様にご挨拶した折りに、この写真がご自宅に飾られているとのお話があった。

 

覺本先生は自らの会長候補を私に禅譲され、私が平成13年に北陸税理士会会長に就任してからも、また、三選出馬の時も親身なご指導をいただいた。

 

覺本先生が平成12年に黄綬褒章を受章されたときは共に喜びあった。

 

私を育ててくれた恩人、

覺本雅夫先生のご冥福を心からお祈りいたします。

 

 

写真・・・覺本雅夫先生の葬儀、「だんご三兄弟」の写真、私の叙勲受章時に覺本先生からいただいた「喜怒哀楽」の置物。

特殊ノート 2020

今回は、私の業務用の特殊ノートである「ランクアップノート」について、書きたいと思います。

 

業務用が主ですが、税理士会や個人活動に至るまですべての企画や行動が記述されています。

私は、お金については公私混同を避けていますが、時間については公私を分けていません。

ずっと経営について思考していることもありますが、土日も休日も関係なく、このノートに思いついたことやらなんやらを記載しています。

 

朝、起床して1番にすることは、この特殊ノートで「今日何をすべきか」優先順位をつけることから始まります。(3年日誌もつけています)

このノートは予定ではありません。

もちろん予定も書きますが、挨拶する機会があれば、その内容も記述します。

研修があれば、サマリーも書くし、見込み客の名刺やキーマンの名刺もノートに貼り付け、ネットワークの付加価値アップにも繋げています。

 

また、仮説と検証を繰り返す「実験ノート」の側面もあります。

友人や提携先から学んだ経営企画を試す場でもあるのです。

思いつきや空想も時には含みます。

 

この「ノート」という響きは、知的なものです。

京都大学の故梅棹忠夫氏の「京大式カード」など記録するという行為に何とも言えないロマンを感じます。

現象や仮説を記述するという行為は、一級の「知的生産の技術」と考えております。

思考の整理学として、ノートの記述を「分類、整理、統合する」ことは、個人的に有効であると思います。

我々の知的資産である「巡回監査」も、自然科学の観察に由来しているものと推察しております。

毎月、お客様に出向き、事象を観察し、変化や課題を抽出し、まとめ、報告する。

 

さて、いよいよまとまらなくなってきましたが、今回は「ノート」についての想いれを徒然に回想してみました。

ただ、全くノートを書いていない方もおりますが、それはそれで良いかとも思っています。自身の正しさを他の人に押し付けることは私の主義ではありません。

ゴルフコンペ 2020秋の陣

今年、夏の陣(8月23日)に続き、一部の提携先も招いて総勢21名のゴルフコンペ秋の陣を開催致しました。

場所は、白山カントリー倶楽部松風コース。

雨の予報にもかかわらず、快晴の天気に恵まれ、18ホール完遂致しました。

 

ただ、21名中、ベスグロが96とスコアは低調でして、私と木村会長が同スコア(97)で、同ネットという結果でした。

来年も、提携先の輪を徐々に拡げていき、懇親の機会としたいと思います。

 

 

「第6回KKBゴルフコンペ」<486>

113日、木村経営ブレーン(KKB)の第6回ゴルフコンペが開催された。

 

提携会社三社の方々7名を含め621名の参加で和気あいと楽しくラウンドした。

 

ゴルフ場は白山カントリー倶楽部松風コース。

 

快晴に恵まれコロナも忘れて気分転換になった。

 

ゴルフは年齢性別に関わらず一生楽しめるスポーツだ。

 

KKBコンペが末長くコミュニケーションの場になることを願う。

 

 

写真・・・木村岳二代表の挨拶と集合写真。

年賀状廃止の動向 2020

一部の取引先から「年賀状取りやめのお知らせ」が届いております。

理由としては、「地球環境の更なる配慮」や「デジタル化の推進」、「働き方改革」や「新型コロナウィルス感染症」を機に廃止したいなど様々な理由が記述されております。

「虚礼廃止」という観点もあるのでしょう。

 

さて、当社でも先日の会議で、原則、「社員宛て」及び「社員間」の年賀状は廃止致しました。

 

また、通例では、年賀状に社員全員の集合写真を記載しておりましたが、感染リスク防止の観点から、集合写真の撮影を中止といたしました。

2021年新春の年賀状には、集合写真ではなく、普通の柄となります。

 

2022年以降のお客様及び取引先に対しての年賀状廃止について、社内で議論が進んでおります。

お客様へのメール配信(同時に動画配信)も今年から始めている経緯もあり、更なるデジタル化の推進という観点から、年賀状廃止を検討している次第であります。

 

いつも11月中旬くらいに、年賀状の段取りを始めますので、そろそろ結論を出す時機となりました。

「大腸の内視鏡検査」<485>

この数年、人間ドック2日コースを受診しているが今年は新型コロナウイルスの感染予防のため消化器検査がコースから外れ今年の人間ドックは日帰り1日コースとなった。

人間ドックの診断医師が消化器内科医だったので、お願いして別途に外来診療を受けることが出来た。

大腸内視鏡検査を受けるには、大腸を洗浄するために「モビプレップ」という下剤と水を飲む必要があり、これがなかなか辛い。

15分間隔のペースで三時間、1500ミリリットルのモビプレップと750ミリリットルの水を服用する。

内視鏡検査では希望により鎮痛剤を打つが、打つと車を運転しては帰れない。
私は打たなかったが内視鏡を挿入している間は結構、体に負担がかかる。

ポリープが見つかると切除してもらえる。
ポリープは今回は無く幸いだった。

受診中に大腸内を画面で見ることができ人体の神秘を感じる。

憩室という箇所もあり、そこから炎症が起きることもあるそうだ。

2018年の統計で大腸癌は、男性は11人に1人、女性は13人1人が発症している。
女性の大腸癌死亡率は1位である。

大腸は水分を吸収し便を造る大切な臓器だ。

機会を見て大腸の内視鏡検査をお薦めする。

写真・・・内視鏡検査室に掲げられていた看護師さんの書いた標語。

コロナ禍の中のM&A 2020

コロナ禍の中のM&Aが活況を呈している。

今年の10月から施行されている中小企業庁の中小企業成長促進法も追い風であろう。

この正式名称は、「中小企業の事業承継の促進のための中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律等の一部を改正する法律」という。

長い。

要は、国を挙げて承継を促進するということだ。

承継時の経営者保証も条件次第では外すという画期的な法律です。

 

主要提携先である株式会社日本M&Aセンターの株価も好調で、時価総額が先日1兆円を超えた。

猛烈なバリューアップである。

会計人の集まりである日本M&A協会北陸支部も地域経済のために微力ながら貢献していきたいと思います。

WEB配信元年 2020

新型コロナウィルス感染症拡大の副産物といえば、WEBによるコミュニケーションの機会が増えたことだと思います。

会議がすべてWEB。

ZOOMやチームス、WEB-EXなど遠隔コミュニケーションツールの活用により、便利さを感じております。

どこが便利か。

会場への移動を伴わない。

全く動かない。瞬間移動ができる。

その点に尽きます。

ただ、熱量が伝わらない。

懇親会の時の「三密状態」のコミュニケーションによるあの熱さや笑いは無理です。

 

 

今回、お客様の同意を条件にメールアドレスを頂き、お客様向けの動画配信を行うこととなりました。

第一弾は、共済制度(小規模共済、倒産防止共済)について。

当社では、共済提案は「利他業」の実践として、お客様へ有益な国家の制度活用をお勧めしております。

講師は飯田係長。(若くてイケメンである)

私もそのうち登場したいと思います。

NHK Eテレに登場」<484>

10/11日曜日のNHK Eテレ番組「囲碁フォーカス・碁聖戦を振り返る」に私と私が提供した碁盤が映った。

 

本年7/18に金沢で開催された第75回碁聖戦第一局の回顧録だ。

 

羽根直樹碁聖に一力遼挑戦者の対局で一力遼挑戦者が勝利し、その後一力遼九段が三連勝して初のタイトルを獲得した。

 

七大タイトルに6回目の挑戦だった。

 

一力遼碁聖は東北仙台に本社がある「河北新報」代表のご子息で社員でもあり、一力碁聖が少年時代から憧れていたタイトルであった。

 

河北新報社は碁聖戦の主催である新聞囲碁連盟に加盟している。

 

私は2016年から金沢での碁聖戦に碁盤を提供している関係で立ち会いの場にも招待されている。

 

ご縁に感謝。

 

 

写真・・・NHK.Eテレに映った画面。