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第45期事業発展計画発表大会

過日、第45期事業発展計画発表大会で全社の方針を確認しました。そして、全社員が、過去の振り返りと未来の挑戦を宣言しました。平成26年の税理士法人設立を機に、9月末決算と致し、おかげさまで、今年の10月1日より、税理士法人は第五期目(グループは45期へ)となります。

前回の発表大会から、コンピューターの画面ではなく、実際の計画書を配布して実施しました。やはり良いですね。今回の計画書は、好きなグレーの色。気持ちも入ります。

日韓友好税理士連盟・第12次訪韓」<410>

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9月14日~17日にソウルで開催の研修会に参加した。

 

参加者は日本から増田惠一会長ほか26名。
韓日税務士親善協会からは金定植会長ほか31名。

 

ご来賓には在大韓民国日本大使館西野健参事官、日本国国税庁西岡明美事務官、韓国税務士会李昌圭会長、ソウル地方税務士会林采龍会長などがご臨席。

 

研修は日本の金幸三副会長が講師でテーマは「事業承継税制について」だった。

 

相続に関する中小企業の事業承継税制は日本が先行している様子だ。

 

しかし、税理士制度に関しては韓国は進んでいる。

 

韓国の税務士資格取得制度において、2011年改正で公認会計士への税務士資格自動付与制度は廃止され(税務士として表示できないが公認会計士として税務はできる)、2017年12月26日の改正では弁護士への税務士資格自動付与制度が廃止された。
画期的なことだ。

 

韓国の弁護士数は2010年現在で約10,000人いて政治家も多いと聞いていたから、良く通ったものだ。

 

ちなみに韓国の税務士数は約10,000名
、公認会計士数は15000名。(2012年)

 

 

 

日本の公認会計士は税理士資格を一定の研修受講と履修試験に合格すれば取得できる。

 

 

弁護士会にも税理士法改正を働きかけたが、「弁護士は当然に税理士の登録すれば税務はできる」と取り合ってくれないのが現状だ。

 

研修会で,AOTCA(アジア・オセアニア・タックス・コンサルタント協会)名誉顧問の張楽(チャンラク)さんと歓談する。

 

2006年10月の北陸税理士会50周年記念式典にもご出席いただいた。

 

88歳になられても至極お元気である。

 

 

会場は水原(スウォン)の「三豊ガーデン」で、懇親会では水原カルビとマッコリ酒を美味しくいただいた。

 

観光はソサンに移動し、安眠島のコッジ海割れ、ベッサジャン港の水産市場、ソサン寺、磨崖如来三尊仏像を訪れた。

 

韓国の海産物、アワビ、貝、海老、牡蠣、イカ、蟹、なまこ…鶏肉
どれも新鮮で美味しかった。

 

 

写真…ソサンの家庭料理店にて鳥鍋(9/16)

蜜蜂と遠雷 2018

恩田陸氏の「蜜蜂と遠雷」を完読する。幻冬舎のトップである見城徹氏の著書の中で推薦していたのが読むきっかけとなった。

 

同書は、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞している。

 

クラシックの音楽コンクールを舞台にして、「才能とは何か」を常に繰り返し問う。容易に言語化できない音楽。この作品は、あらゆる表現を用いて言語化に成功している。実際にバルトークやラフマニノフといったピアノ協奏曲を聴きながら読むとコンクールの情景が思い浮かぶ。クラシック音楽の凄さに感服しました。

 

この本はいまだ文庫化されておらず、新刊本は重くて持ち運びに不便。今回は、iBooksでアイフォン片手に完読した。リアルな本とは異なり、暗闇でも読めたりとなかなか便利でした。

 

1年間のルーティン

あの猛暑は何処へ行ったのか。すっかり涼しくなりました。皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

決算を9月末に控え、年末を意識し始めました。今年もそろそろ終わりを迎えます。

1年間のルーティンを振り返ってみたいと思います。

 

1月 曼荼羅シート発表

2月 確定申告開始

3月 日本M&A協会国際会議(今年はドバイ)

4月 中間管理報告書作成及び中間発表会

5月 3月決算法人申告

6月 事業発展計画発表大会(旧提案力コンテスト)

7月 事業発展計画作成開始

8月 新規顧問先挨拶廻り

9月 決算月、事業発展計画発表大会

10月 事業年度開始、昇給昇格面談、業績賞与及び決算賞与支給

11月 株主総会

12月 年末年始挨拶開始、年賀状作成

 

この毎年のルーティンを繰り返しながら、歳を重ねていきたいと思います。

「第一回TKC企業防衛特別情報交換会inニセコ<409>

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8月20日~22日まで、標記の会に参加しました。

会場は北海道の羊蹄山の麓、「ヒルトンニセコビレッジ」。

 

TKC業防衛制度の表彰旅行は、従来、海外だったが金融庁からの指導で、今回から国内での会員間情報交換会に切り替わった。

また、大同生命からTKCとの共催になった。

 

参加者は会員144名、TKC13名、大同生命13名。

 

北陸会からは私と藤井俊彰先生(TKC北陸会会長)の家族。

 

TKCからは飯塚真玄名誉会長(私と同じ昭和18年生まれで、二人で”花の18年組”と称している)

角一幸社長、飯塚真規専務。

大同生命からは喜田哲弘会長、工藤稔社長。

久し振りにお会いした会員の坂本孝司全国会会長(静岡)、長谷川一彦(中国)、松本健司(九州)、高井法博(中部)、西岡義高(南近畿)、片山隆司(四国)、野口邦雄(城北東京)の面々。(敬称略)

 

 

初日に

旭川市旭山動物園園長の坂東元氏の講演があった。

 

「動物園革命」

 

・32年前は廃園危機の状態だったが、今では上野動物園や東山動物園に次いで年間160万人の入園者数になっている。

 

・大人と子供の反応の違い。アザラシを見て大人は「ただのアザラシ」と言う。子供はそれに引きづられる。

ただのアザラシなんてバカなこと、とてもかわいい動物だ。

 

「あざらし館」を創設したら、あざらしブームが起きた。

 

・全員で動物を紹介する「ワンポイントガイド」を実行し、思いを伝え具体化するよう努力している。

 

・「行動展示」で生まれ変わる!

ペンギン散歩、「もぐもぐタイム」など施設のデザイン化を実施。

 

・命をつなぐ環境をつくる。

 

・命に差別はない。

 

・マレーシアのボルネオでも活動している。

 

懇親会では、「YOSAKOIソーラン」の舞踊があった。

 

食事のメニューの中にサプライズメッセージがあった。

大同生命長利支社長、高橋課長、吉野さん、TKC高尾センター長、坂センター長代理、山田さんからのメッセージをいただいた。

 

・保有300億円をご支援します。

 

・北陸会の初代企業防衛長官として引き続きお願いします。

 

 

2日目は「ニセコビレッジゴルフコース」で30名のゴルフに参加する。

 

私のアウト1組には大同生命工藤稔社長、井ノ上由貴男先生、長谷川一彦先生がパートナー。

私は参加者の中で最年長なので、シルバー・ティーマークからプレイする。

 

パー6のロングを含むパー73のベントグリーン。

 

スコアは111でダブルぺリア16位。

ニアピン2個、バーディー1個。

 

優勝は西方和久・企業防衛委員長、準優勝は長谷川一彦先生だった。

 

有意義な情報交換会に参加させていただいた。

 

 

写真…記念写真、ヒルトンホテルから羊蹄山を望む。

クリーンビーチ石川 2018

8月26日(日曜日)、「クリーンビーチいしかわ」2018に当社も参加いたしました。

参加のきっかけは、毎年6月に開催している事業発展計画発表大会(旧提案力コンテスト)の提案でした。当社のイメージ向上のために参加したいと。そして、福利厚生委員会所掌で参加者を募り、運営しています。

参加者に聴けば、意外とゴミは少なくまさにクリーンなビーチであったと。環境整備は経営の要諦であり、とりわけ新人が全員参加してくれたことがうれしい。

猛暑の中、本当にありがとうございます。

「第7回:小川修の”アート5・7・5”展」<408>

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8月14日に標記の作品展を見に行く。

 

14日~19日に広坂の石川国際交流サロンで開催された。

 

毎年開催されており、私はこれまで何回か訪れている。

 

自作の俳句とデザイン化した新しいビジュアルアートのコラボレーション作品で、見事なものだ。

 

俳句は世界一短い文学で、その短い十七文字とアートのコラボレーションを独自にチャレンジされている。。

 

小川修さんは今77歳で、80歳まで個展を続けられるとのこと。

 

創作熱はますます盛んで、最近では金沢茶屋の「ふぐ会席」や「うなぎ会席」のデザインを制作されている。

 

 

数年前、私の叙勲受章にちなんだ作品は自宅に掲げさせていただいている。
小川修さんは妻のお兄さんだ。

 

「親戚に 春の叙勲者 雛すみれ」

 

 

この度の個展で発表された作品の俳句を少しご紹介させていただきます。

 

「三つ指で吾を迎えし雨蛙」

 

「雨蛙あの世とこの世ふっと飛び」

 

「白内障告げられし日や梅雨茫茫」

 

「花いかだ友禅流しの女川」

 

「昼寝覚め掛軸のなか泳ぐ鯉」

 

「口尖る秋刀魚はきっと一本気」

 

「千年も耐えて生きたる海鼠かな」

 

「真っ直ぐに生きて焼かれし秋刀魚かな」

 

「逝きし人産まれる人あり木の芽時」

 

「明日なき蝉哭き止まず戦止み」

 

「世を拗ねて秋刀魚の腹の苦み食む」

 

 

身近なネタを豊かな感性で俳句にし、そこにアートをコラボするデザイン感覚に感動する。

 

 

写真…個展の入り口に展示された作品。

MMPG会員必聴 地域インフラを守る「医療の担い手を探す仕組み」M&A勉強会

MMPG外部提携委員会の副委員長として、承継分野を担当しています。その関係上、表題タイトルの企画を担当しました。株式会社日本M&Aセンター、総合メディカル株式会社の2社に講師を依頼し、講義をしていただきました。

地域のインフラである医業の承継をどうするか。先ず、診療所の院長・理事長は、70歳でほぼ半減しているという厳然としたデータがあります。総合メディカルが有する9万件のデータから抽出したものです。少なくとも承継には5年は必要ですから、後継者を探すタイミングとしては65歳以上からではないでしょうか。

簡単な質問事項を記載し、MMPG承継サイトにアップすれば、日本M&Aセンターと総合メディカルが後継者候補を見つけてくれます。

来年の企画は、「成約事例の研究」となります。この承継サイトが地域インフラを守る「医療の担い手を探す仕組み」として機能することを心から祈念しております。

 

 

税理士法人 川原経営訪問 2018

今回、第45期事業計画立案(今年の10月から)のアドバイスを頂くため。医業特化の道を切り開く機会を頂いた税理士法人川原経営を訪問させて頂いた。

川原代表は中央大学の先輩であり、20代の学生の頃からご縁を頂いています。30代の頃に経験した集団退職(2002年~2003年)の時、ど真剣に相談にのって頂き、その時のアドバイスが貴重な財産となっています。

平時よりも困った時に助けて頂い御恩というのは、忘れ得ぬものです。困った時には手を差しのべる。この経験が今でも活きています。

いつも、川原代表とはMMPGの会合でお会いするが、私は、会員110名のうちの1人。他の会員がいるなかそんなに深い話もできません。有益な訪問となりました。(写真は、9Fのエントランス)

今回の40代後半での訪問。健康、家庭、教養、精神、経済、社会の6つの分野で現在の振り返り、棚卸ができました。呉競「貞観政要」(守屋洋訳)を頂き、今、丁寧に読ませていただいています。

「接遇でモテ医院になる!」<407>

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8月6日に電話をいただいた声の主は、今から23年前に木村経営ブレーンに入社し10年間ほど在籍し独立した中村清美さんからだった。

 

「この度、本を出版しました。お送りしますから本のはじめにを見てください」と。

 

本の名は、文芸社から出版された「奥様必見!ブランデイングのススメ、接遇でモテ医院になる!」だ。

 

「帯」には、

 

患者様、職員のみなさん、家族、そして自分自身がもっと幸せに。奥様という立場でしかできない「医院ビジネス切り盛り」の本。

 

「クリニック経営の鍵を握るのは奥様です!」。

 

「ES(従業員満足)、CS(顧客満足)、ブランデイング(共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく。企業と組織のマーケティング戦略の一つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる)、リーダーシップ(組織を率いる能力)、アンガーマネジメント(怒りの感情をコントロールする方法)、アサーティブ(自分の気持ちや考えを真っ直ぐに表現する方法)

 

「自分のタイプを知って、バランスのよい関係づくりを。ガッチ(攻撃的なタイプ)、ウッチ(受身的なタイプ)、ネッチ(作為的なタイプ)

 

 

「はじめに」の抜粋。

 

 

・今から23年前のある日、当時勤めていた会社の社長(注、私のこと)がこんなことを言い出しました。

「経営者の悩みは、人・もの・金と言うだろう?

絶対にだれもが人のことでは悩んでいるはずだから、接遇についてのコンサルティングをやるといいんだよな。

だれか、そういうことをやってくれる人はいないかなぁ…」

 

その会社は、会計事務所が母体のコンサルティング会社で、私はそこで社長秘書をしていました。

 

社長は、その頃としては女性の生き方に非常に理解のある方で、私は「二か月後に結婚をします」という時期に入社を希望したのですが、快く採用してくださいました。

 

・入社からしばらく経ち、ちょうど長女をみごもっていたときに、社長は接遇について話し始め…最後に「あなたがやりなさい」と。

 

・とくに違和感なく、「はい、わかりました」と返事しました。

 

さらに社長は、「接遇は医療分野で」と。

 

そんないきさつで私の接遇トレーナー人生はスタートしたのでした。

 

・入社した平成7年という年は、厚生省(当時)が厚生白書で、「医業はサービス業」であると初めて明言した年でした。

 

・その後、二人目の子供が生まれ生活環境が変化して勤務と家庭の両立が課題となり、社長と話し合った結果、「あなたしかできない仕事だから、今お付き合いのあるクライアントのために続けなさい」と自然な流れで起業するに至ったのでした。

 

 

今は年間300以上の依頼があり充実した活躍をされている。

 

 

中村さんの長女・水月さんは陸上選手で全日本インカレで三冠(100m、200m、4×100mR)を獲得し、今は2020年のオリンピックを目指しているアスリートだ。

 

木村経営ブレーンは昭和50年に開業してから平成17年までの31年間に入社した方は96名、退社した方は72名だった。

 

私は入社した人を会社で自己実現させようとサテライト方式(組織内独立)を考えて取り組んでいたが、そんな理想は現実に難しく、その後、「入り口と出口を開けておき、ひたすら人材育成に努め自利利他に徹する。」ことに転換した。

 

縁あって出会ったスタッフはそれぞれの人生を歩んでいる。

 

中村さんをはじめ皆さんのご多幸を祈っております。

 

 

写真…中村清美さんのご著書。