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税理士法人 池脇会計訪問 2018

先日、札幌市中心街に位置する大型の会計事務所、税理士法人池脇会計を訪問して参りました。

札幌の伝説の会計人である池脇昭二先生と一緒に写真を撮っていただく。

私の財産は何かと問われれば、大切な友、全国のネットワークと即答させて頂きます。私の大切な友人である池脇竜太先生に快諾頂き、事務所見学が実現しました。今回、私の盟友であるマスエージェント伊勢代表も一緒に事務所経営を学習しました。

今回の訪問で強烈に響いたのが、代表もしくは執行部が社員全員の目標設定の落とし込み不足をダイレクトに指摘し、書き直させていること。しかも、システム(あしたのチーム)を活用して。指示しっ放しではなく、きちんとフォローしていることの大切さを再確認しました。

我が税理士法人もこれから個人の目標設定に突入します。今回の研修を活かし、個人の具体的な落とし込み、そして話合いながら、評価しやすい目標を設定していこうと思います。

「私のふるさと探訪」<406>

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8月9日~10日にかけて、私が小学校1年生~5年生に過ごした中郷小学校(新潟県二本木駅)と生まれた地の新潟県市振駅を訪ねた。


なぜ駅かというと父・喜作が国鉄マンで新潟県西南部を中心に勤務していたことによる。

(昭和53年、80歳で永眠)は昭和15年3月~昭和19年3月までの4年間、市振駅長を勤めた。

さらに、関山駅長、黒井駅長を経て、第15代二本木駅長として昭和23年10月~昭和29年2月の約5年余りを勤め定年退職し石川県白山市に帰郷した。

 

その間、私は昭和18年1月に市振駅で生まれ、昭和24月4月~昭和29年3月の小学生5年間を二本木駅で暮らした。

 

平成16年に二本木を訪れたが、14年後の今回、過疎化がさらにすすんでいるのを感じた。

 

二本木駅はスイッチバックで有名。
二本木周辺が急勾配のため、列車がZ字形に上がり下がりする。

勾配に弱い蒸気機関車時代の名残りだ。

また、日本曹達二本木工場は現在も稼働している。

 

今回、二本木駅で駅員の松枝さんと話ができた。
日本曹達の社員は車で通勤していて鉄道を利用してるのは5名程度だという。

また、松枝さんは12月で定年退職するが、今、勤務は12時間だと聞き驚いた。

 

二本木駅は明治43年(107年前)に建築された。
明かり取り目的の高窓があり、屋根裏は西洋伝来のトラス構造だ。

現在、当時の復元を進めているそうで嬉しい限りだ。

 

久し振りに中郷小学校の校庭に立ち、転校後54年後の感慨に浸った。

 

途中、高田駅にも立ち寄り高田公園の東洋一の蓮花群を観賞する。
「蓮まつり」の最中で蓮の優雅さに浸る。

 

 

最後に、私が生まれた市振駅を訪ねる。

 

私の誕生日に書いた父喜作の日記が私の宝物としてある。


「1月22日()、天候…晴れ夜雨、温度8度。

休養時ノニ時スギ寝床に入テ間モナク子供ガ静子ノ産気ヲ催シタノデ知ラセニ來タ

三時スギ元気良ク鳴き声ヲ挙タ

五時三十分泊ノ産婆ガ来ル迄赤児ノ取上ガ出来ナカツタ

男ノ子ト判タ時三人ノ子供ト共ニ嬉シカツタ

非番日モ赤児ノ側ニ居テ熟睡モ出来ナイ

夜赤坊ヲ囲ンデ就寝シタガ泣声ヲ聞クト安ト眠レナイ

子供モ頻ニ目ヲ覚マシテイル」

 

 

市振駅は新潟県最西端駅で1624年に設けられた幕府代官の市振関所の場所にある。

 

松尾芭蕉は奥の細道の旅の道中、1689年に市振の桔梗屋に泊まったとき詠んだ句が有名。

 

「ひとつ家に、遊女も寝たり萩と月」

 

今の市振駅は無人駅になっていて、なんとも寂しい。

 

鉄道も昭和62年に国鉄からJR各社に継承されて、平成22年には整備新幹線の並行在来線区間は第三セクターの「えちごトキめき鉄道」に転換され、妙高高原~直江津間の「妙高はねうまライン」、直江津~泊間の「日本海ひすいラインに変わっている。

 

75年半前の自分の「ふるさと探訪」をして
、今あらためて生かされていることに感謝する。

 

写真…市振駅近くで(8/10)

 

大余暇時代における自己研鑚について

はじめに

日本では不幸な事件が起きると、過敏に反応し、法律を大きく変える傾向にあります。その一例が働き方改革。残業規制、有給休暇消化の義務化。社員の余暇時間が増加していくなか、昇給を前提に生産性を向上させるにはどうすれば良いか。多くの経営者が考えていることと推察しています。

 

職場の今昔物語

残業規制のない時代は、職場で過ごす時間が多かった。仕事が終わっても先輩と会食しておりました。職場がまさに自己修練の場所でした。相撲取りの職場が土俵のように、私も職場で多くのことを学びました。

翻って、現在。残業規制があり、会社にはいることができない。強制的に帰宅しなければなりません。私の時代にはアップル社はパソコンを製造しており、スマートフォンの存在もない。まだ牧歌的な時代でした。

聴けば、若者の多くはスマートフォン依存。余暇時間の多くをスマートフォンで過ごすとすれば、個人の資質の向上は決してなく、会社ひいては国力も失われていくものと危惧しています。

 

学習の習慣化

日本国家で経営していく以上、経営力を高めていくには、社員の余暇時間を学習に充てるほか道はないと私は思っています。私は、会計事務所経営をしておりますので、税理士や社労士の資格を強く推奨していきます。

どうしても学習の習慣化が出来ないとなれば、少なくとも運動を推奨したい。ゴルフ・登山など。運動を通して、精神も健全化するからです。お願いですから、パチンコなどのギャンブルなどは控えてほしい。人相も悪くなってくると私見ながら思います。

 

昇給・昇格の評価基準

当社では、チャレンジシートというシートで、1年間の目標を立案しています。予算や職務拡大のほか、自己研鑚についても目標があり、この点についても、会社は評価しています。予算達成や職務の拡大には自身のランクアップが必要だからです。

毎日の学習のルーティン化。私は、毎日朝起きると、日記を書き、計画を立案し、やるべきことを書いて優先順位をつけています。努力することもありません。完全に習慣化、ルーティンとなっています。これからも生産的な習慣を身につけたいと思います。

第13期 STLOWS倶楽部定期総会の開催 2018

現在、STLOWS倶楽部の実働会員数は20名。

会員層は、お客様を中心にお取引を頂いている方から私の友人まで幅広い。

一業種一社に限定しているため、会員の数は増えませんし、その意図もありません。

 

今年(2018)は、片山津ゴルフ倶楽部山代山中ゴルフ場にてコンペ(8名参加)を行い、その後、山代温泉の旅館に場所を移し、総会と表彰式を行いました。

STLOWS倶楽部会員の近況を聴くと、各人各様の活動をしている。

ある友人は社長就任が近いと教えてくれた。また、公益社団日本医業経営コンサルタント協会の福井県支部長と情報共有もでき、有益な情報も頂いた。

改めて、地縁のネットワークこそ貴重な財産と確信しつつ、帰路についたのでした。

「日本税理士会連合会・第62回定期総会」<405>

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7月26日に帝国ホテルで開催された。

 

定期総会前に「顧問相談役・執行役員懇談会」があり、私も相談役の一人として出席した。
相談役は15単位会の会長経験者で48人いるが、当日は33人出席した。

そのうち私は8番目の古参になった。

歳月の重さを痛感する。

 

次の三点が報告された。

 

1、税制改正建議について…消費税の単一税率制度と請求書等保存方式の維持を継続して要望する。

 

2、中小企業支援に関する施策について…中小企業が過去15年間に100万社も減少し323万社になった。
北陸税理士会が先鞭した税理士マッチング事業承継サイト「担い手探しナビ」が日税連でも10月から実施される。

 

3、若者の税理士への関心を促すための施策について…税理士試験受験者が過去12年間で23,000人減少して33,000人(平成29年)となり、特に35歳以下が44%減少している。
その対応策として、高校生への税理士事務所見学会、大学の「学食トレイ」の提供、15単位会ごとに年に1回大学寄附講座を開設する。

 

 

定期総会では平成29年度の事業報告と決算承認、研修規則の一部変更、平成30年度の事業計画と予算決定が決議された。

 

また、総会後に日税研究賞表彰と表彰規程に基づく表彰も行われた。

 

総会の翌日、長野県の大浅間ゴルフクラブで「第23回、日税連ゴルフ同好会」が開催され参加した。

 

日本列島が命に関わる猛暑と台風が近づく中、涼しい軽井沢でプレイ出来た。
私のスコアは、レギュラーティー(いつもは高齢者用ゴールドティー)と深いラフのうえノータッチの過酷なルールで煩悩の数を叩いてしまった。

 

浅間山と八ヶ岳の雄大な景観は素晴らしかった。

 

 

写真…鞍月セントラルパーク(7/16)

 

平成30年度中央大学学員会石川県支部総会の開催

7月28日(土)、ホテル日航金沢にて、中央大学学員会石川県支部総会が開催されました。総会の参加者は81名。懇親会の参加は70名と例年に比して低調の参加率でした。

講師の深町英夫先生は2012年以来6年ぶり2回目の登壇。「中国の将来 日本の針路 百五十年の歴史から考える」と題して講演をいただきました。

同窓会組織は、若い人や女性が集まると活性化するという仮説のもと、これからも学員会(中央大学では、同窓会ではなく、こう呼ぶ)活動を通じて、検証していきたい思っています。

「関本和幸先生を偲ぶ会」<404>

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7月21日に新宿京王プラザホテルで標題の会が催され出席した。
関本先生は1月8日に87歳でご逝去された。

先生は東京税理士会会長や日韓友好税理士連盟会長を務められた。

また、「税理士和装の会」、「越路会計人会」(新潟県出身の会計人会)、「駿台会計人倶楽部」(明治大学出身の会計人会)などを立ち上げて初代会長に就任されている。

さらには「全国大学会計人会サミット」も立ち上げられた。

 


2016年の第20回には私の出身校である東京富士大学が主催した。

 


会場内に思い出の写真が飾られていて、平成26年(2014年)9月の韓国江華島旅行では私も関本先生と一緒に写っていた。

 


式では高橋省二先生の司会で黙祷してから発起人の日韓友好税理士連盟の増田恵一会長と東京税理士会新宿支部須田喜一郎支部長が挨拶され、弔辞は東京税理士会西村新会長が述べられた。

 


また、東京税理士会顧問の波多野重雄先生(92)と金子秀夫先生(82)が思い出話を披露された。

 


久し振りに右山昌一郎先生(88)にもお会いした。

 


私と関本先生の思い出は。

 


・私が平成13年10月、北陸税理士会会長に就任して間もなく、韓日税務士親善協会の方々が富山県宇奈月に観光に来られた際に、関本先生から地元の税理士会長として歓迎の挨拶に来て欲しいと電話があり出向いた。

 


・平成18年4月に北陸税理士会創立50周年記念行事として韓国を訪問しソウル地方税務士会と交流したが、それが出来たのも日韓友好税理士連盟の関本会長はじめ東京税理士会の方々のご協力のお陰である。

 


・平成25年9月15日に旭日小綬章受章祝賀会が催されたが、その冒頭、関本先生に宝生流謡曲「鶴亀」をご披露いただいた。

 

 

・平成26年3月3日に大韓民国国税局長から感謝稗をいただいたが、これも関本先生のご推挙のお陰と感謝しております。(過去にブログあり)
その際に、京都の観光をご一緒させていただいたことを昨日のように思い出されます。

 

 


偲ぶ会は田口絢子「税理士和装の会」会長の閉会の挨拶の後、参加者全員で写真撮影をして終えた。

 


関本和幸先生のご冥福をお祈りいたします。

 


写真…記念写真(7/21)

 

フーテンの寅さんの聖地 浅草訪問(2) 2018

過日、寅さんの聖地である葛飾区柴又を訪問しました。「男はつらいよ」の世界観に没頭して参りました。

京急高砂駅から京成金町線で一駅のところに柴又駅があります。柴又商店街の「とらや」で、かき氷を食しました。此処には寅さんの映画で実際に使われていた階段もあり、そういえばタコ社長と喧嘩してすぐ怒ってこの階段をどんどん登っていったなと暫し回想。

その後、帝釈天を訪問。映画の縁日のシーンを想起(映画は夏と冬の2回が多く、帝釈天のシーンは、夏祭りと初詣です)。全てが映画の世界だ。そして、江戸川に行き、矢切の渡しを観て、商店街へ戻り、草団子を食しました。

柴又は、小さい街ながら寅さん効果でしょうか活気があります。1969年から1995年の間の寅さん映画48作。長く継続していく効用の典型例が此処柴又にあります。長く続くと、空気や土壌が醸成されます。経営も同じであるなと思いつつ、帰路につきました。

第45回TKC全国役員大会 終了! 2018

はじめに~金沢からTKC会計人の輝きを

前回の第23回全国役員懇話会金沢開催は、平成8年。ウインドーズ95の登場から1年後であり、その時のテーマが「Now open the windows from 古都金沢」。世界のパラダイムが変わった翌年の金沢開催から22年。今年度の金沢開催のテーマは「TKC会計人の輝きで未来を照らそう」です。この輝きは、北陸新幹線をイメージしています。北陸新幹線開通から3年を経過した記念すべき大会となりました。

 

TKC活動の重要さ~県知事の来臨に至るまで

今年の初めから地域の代表として、石川県知事の来臨準備をして参りました。TKC全国会は税理士会とは異なり任意団体であり、石川県知事のTKC活動への来賓出席は未だかつてなく前例主義を原則とする県との折衝は難航を極めました。県庁職員から公的な支援は何かと問われ、TKC会計人は、認定支援機関の中心として中小企業支援を行っている。まさに地域貢献であると説明したことでTKC活動を理解頂き、県知事来臨が実現したのではないかと推察しています。担当部署が当初の折衝窓口の総務部税務課から商工労働部経営支援課へと移行したのがその証左と考えています。

 

むすびに~その時歴史が動いた

平成27年、北陸新幹線が開通しました。我々は経済の恩恵だけでなく大雪の時でさえも定刻どおりに発着する鉄道という社会的なインフラの偉大さを体感しました。一方、この国の企業経営の社会的インフラは会計帳簿であります。会計帳簿を活用し、「会計で会社を強くする」。中小企業を支援し、地域社会に貢献する。私は、この平成最後の金沢開催が、そのとき歴史が動いた瞬間になると信じております。TKC会計人の輝きで未来を照らすことができると信じております。此処金沢の地で皆様とその瞬間を共有できたことに感謝し、御礼の言葉に代えさせて頂きます。

「人間の成長は素直な分だけ成長できる」<403>

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過去に日本創造経営協会で学んだ人間の成長五段階は、自己中心者⇒自立準備者⇒自立者⇒開拓者⇒感化者である。

 

自己中心者の典型は幼児や少年だろうが、まだエゴがない時はものごとを素直に受け入れられる。

 

囲碁の井山裕太七冠や将棋の藤井聡太七段は5歳でゲームを通して棋界を知った。

 

才能は小さいときに芽生える。

 

ところが、大きくなると成長の阻害因子が増えていく。

 

過去に、金沢大学や北陸大学の学生に私が自己の内観を通して成長して欲しいと願い引用した教訓だ。

 

 

 

 

 

「25の阻害因子」


1、興味本位

2、独りよがり

3、物欲

4、安易な妥協

5、ねたみ

6、情欲

7、自己逃避

8、嫉妬(しっと
)
9、自己弁解

10、ひがみ

11、自己満足

12、憎しみ

13、自己憐憫(じこれんびん
)
14、恨み

15、他力本願

16、こだわり

17、自己顕示(じこけんじ
)
18、とらわれ

19、愚痴(ぐち
)
20、独占欲

21、怒り

22、地位欲

23、見栄(みえ
)
24、名誉欲

25、うぬぼれ

 

これだけ列挙すると、誰でもいくつか思いあたることだろう。

 

次のように学び成長に結びつけたいものだ。

 

潜在可能力が発揮されない理由は、あなた自身の他にないのです。
顕在化されなかった最大の原因は、あなた自身の過去の努力の少なさと、今の自分への期待不足なのです。

 

そして最悪の原因はあなた自身のパーソナリティーでもあるのです。

 

そのことを素直に再認識すべきです。

 

恨むべきは「他」ではなく「己」の内の「敵」なのです。

 

私の秘蔵のメモをご紹介しました。

 

 

写真…白山市労働会館で行われた「子ども伝承遊びと囲碁コラボ」に協賛者として参加したとき。
伝承遊びは、囲碁、将棋、旗源平(19世紀初期に創案され石川県を中心に北陸地方にみられる遊び)、かるた。