金沢会計人 のすべての投稿

「SNSの世界」<390>

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昨年12月に一線を引いてから3か月、その環境変化にまだ慣れない。

 

これまでの気忙しい生活から、スローライフに移すバイオリズムを模索している。

 

その変化の一つがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とのふれあいだ。

 

私が知ってるSNSは、Facebook.Google.Instagram.LINE.mixi.Skype.Twitter。

 

パソコン、タブレット、携帯電話(ガラケー)を使ってのネットの世界は無限だ。

 

分からないことは、大抵は検索して知ることができる時代。

 

情報が多すぎて調べる時間はかかるが。

 

〇、「Facebook」…最近はじめたが、ご無沙汰していた方々とネットで再会し、その交信は楽しい。

 

コミュニケーションは対面・電話・手紙・ネットなど手段は沢山あるが、やはり対面でないと人間関係は深まらない。

 

発信は特定の方宛ではなく、発信に対して「いいね!」やコメントで応えることはできるが、内容は公開されるので、あまり深く立ち入れない。

 

〇、「ブログ」…私は10年以上、ブログ「遊魚動緑」を発信続けているが、その目的は「私の生きざま記録」づくりだと思っている。

 

自分の行動や思考をブログに綴るのは、自分の日常にアクセントをつけることができ生活の一部になっている。

 

〇、私のタブレットで、動画、写真(カメラ)、テレビ、映画、リアルタイムな囲碁対局や観戦、音楽、ネットショッピング、マガジン(最新のほとんどの週刊誌)、それにSNSが使える。

 

「アプリ」も豊富にあり活用している。

 

ビットコインの記録消失事件が発生したり、ネットが犯罪に利用されたり、ネットショッピングのアマゾンへの課税が問題になったり、AIの出現によるSNSの深化など陰に陽に人類に及ぼす影響ははかり知れない。

 

出張すると、ネットを使っている人の多いこと。

異常な風景だが、私もその一人になっているのかも。

 

いまや私たちの生活の一部となったソーシャルメディア。

人と社会とのつながりを目的としたコミュニケーションツールだが、かえって孤立化を招いていないか。

 

不特定多数と広く緩くつながっているかもしれないが、本心を語り合える友人はどのくらいいるのだろう。

 

フォロワーを友人に選ぶときは友人知人に限ったほうが良い。

 

SNSの普及により、面と向かって話すよりメッセージをやりとりする時間が増える。

思っていることを活字にする間に装飾が入ってしまう。

 

アメリカでは1995年~2012年生まれを「iGen」と呼んでいる。

バイトも運転もしないでスマホ漬けの傾向が強いという。

 

アメリカでは2012年にスマートフォン人口が半数超えしている。

 

最終的に困難な状況を解決するのは、゛自分というかけがえのない存在゛だということを忘れてはいけないのだろう。

 

 

写真…梅の花(東京都三番町、公社・日本医業経営コンサルタント協会近くで、3/2)

温故知新~金沢再発見

今年の7月のTKC全国役員大会金沢開催のあいさつ文を福井の藤井先生と相談して以下のようにしました。未だ、全国会の承認をえておりませんのでドラフト段階であります。

この全国役員大会。1,000名超の会計人が金沢にお越しになりますので、最近、金沢を説明できるように金沢をよく知ろうと努めています。先日も長町の武家屋敷を探索して参りました。改めて、良い街であるなと感心しています。

 

ごあいさつ
謹啓 風薫る新緑の季節、皆様方には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
第45回TKC全国役員大会は、北陸会が担当となり、古都・金沢にて開催いたします。
平成最後となる今大会は、TKC会計人が「自利利他」の精神の下、社会的役割を理解し、積極的にTKC全国会の運動を示すことで社会をリードしていく気概を確認しあえる機会としたいと思います。
今回のテーマは、
統一テ-マ:Chance,Change and Challenge
サブテーマ:TKC会計人の輝きで未来を照らそう!
と、いたしました。
北陸経済に劇的な変化をもたらした北陸新幹線「かがやき」の命名は、輝く光がスピード感と明るく伸びていく未来をイメージから来ています。そのイメージに重ね合わせ、TKC会計人自身が放つ輝きで日本の中小企業の未来を照らしていこうという想いをサブテーマに込めました。
加賀百万石の伝統文化をはじめとする地方都市の美しさや元気を感じて頂き、記憶に残る大会としたいと思っております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

謹白
平成30年5月吉日
第45回TKC全国役員大会   大会会長  坂本 孝司
大会委員長    藤井 俊彰
大会実行委員長  木村 岳二

「三渓園(さんけいえん・横浜)の緑萼梅(りょくがくばい)」<389>

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第13回目になる「七人の侍の会」が横浜の益子さん・平川さんのお世話で開催された。

 

平成15年に就任した日本税理士国民年金基金・資産運用委員会のメンバーによる同期会だ。

 

七人の持ち回りで毎年続いている。

 

今回は「横浜開港159年」を迎えた横浜を探索する。

 

-24日-

 

〇、「ホテル・ニューグランド」を見学…昭和2年に開業し今年90周年を迎えた横浜市認定歴史的建造物。

イギリス王族やチャーリー・チャップリン、ダグラス・マッカーサー(1937年に新婚旅行の帰路)が滞在している。

 

 

〇、「マリンシャトル(観光船)」でクルージング。

 

〇、山下公園を散策。

〇、重要文化財「氷川丸」を見学…1930年シアトル航路用に建造、戦前に建造された現存する唯一の貨客船。

1932年にチャップリンも乗船している。

 

〇、「横浜マリンタワー」を見学…全長106メートル、1961年竣工。

 

〇、中華街の「萬珍楼」にて中華料理フルコースを賞味。

おりしも、春節を迎えていて爆竹の音と龍の練りを間近に見物。

 

〇、カラオケ…皆さんなかなかの喉自慢。

 

終わって「海員会館エスカル横浜」にチェックインしたら、平昌オリンピックのスケート女子マススタートの高木菜那金メダルとカーリング女子の銅メダルを知り感動した。

 

 

-25日-

 

〇、国指定名勝「三渓園」を散策…日光さる軍団の猿「いずも」の名演技を観る

 

三渓園は、明治時代末から大正時代にかけて製糸・生糸貿易で財をなした横浜の実業家・原三渓(本名富太郎)が東京湾に面した゛三之谷゛と呼ばれる谷あいの地に造り上げた。

広さは53,000坪の日本庭園。

 

いま、園内の梅は600本、足元には水仙やふきのとうも見られる。

3月4日まで観梅会があり、芥川龍之介も親しんだとされる湯茶の接待もあり盛況だ。

 

 

〇、三渓園の「緑萼梅(りょくがくばい)」…横浜市から友好都市上海市に桜の木を贈ったお礼に贈られた中国蘇州産の珍しい梅の木。

花びらの付け根にある萼(がく)の部分が緑色であることから名ずけられた

 

本園には昭和52年(1977)に移植された。

 

〇、崎陽軒で昼食し解散。

紹興酒、美味しかった。

来年は私の当番、北陸でお待ちしております。

要望は温泉と蟹・ぶりが多かった。

 

 

写真…横浜・三渓園の緑萼梅(りょくがくばい)、2/25。

消費税計算に係るインボイス導入は帳簿軽視の号砲? ~ 帳簿軽視の危惧(2)

法人税と消費税の計算~日欧の違い

日本では、消費税導入の平成元年からずっと帳簿方式を採用しており、現在、請求書等も保存してあれば消費税の計算上、預かった消費税から引いています。現在、税務の実務では、法人税と消費税は、一体として計算しています。帳簿を基礎としながら、一元的に財務諸表を作成しています。

一方、欧州(EU)では、消費税計算においてインボイス方式を導入しています。インボイス方式とは、簡単に説明すると、預かった消費税(発行したインボイス)から他者から発行されたインボイスの分を引いて計算する制度です。逆に言えば、正式なインボイスがなければ消費税を引けません。

誤解を恐れずに言えば、インボイスとは、新たな法律上の消費税計算上の疑似紙幣です。インボイス方式を導入しているEU諸国では、このインボイス発行あるいは管理コストが膨大であるとの報告もあります。疑似紙幣が生まれるとすれば、その流通過程では、インボイスを不正発行する例があるのは納得できます。

インボイス方式を導入した場合、法人税計算は従前どおり大切な帳簿を基礎にして行い、消費税の計算はインボイスを基礎として行うこととなり、法人税と消費税との二元管理になると推察しています。事業主の管理コストは甚大となることでしょう。

消費税が導入されたこれまでの平成の30年間も、丁寧に、適時適切に帳簿を作成するようお客様にご指導させて頂いております。これからも帳簿作成及び電子帳簿の改善を継続しようとしている現在、欧米制度に倣うインボイス制度の導入には疑問を感じています。インボイス導入で帳簿が軽視されるようになれば、国家の基盤が消滅すると考えます。

消費税計算に係るインボイス導入は帳簿軽視の号砲? ~ 帳簿軽視の危惧(1)

平成元年導入から現在までの消費税の形

来年、新元号の元年(2019年)10月、延期を重ねた消費税が10%へアップします。平成元年(1989年)4月、竹下内閣が消費税を導入。平成9年(1997年)4月、橋本内閣の時に3%から5%へアップしました。そして、平成26年(2014年)4月に5%から8%へアップしてからもうすぐ4年。いよいよ、消費税が10%となります。平成は消費税導入、単一税率(3⇒5⇒8%)の元号としても記憶に残るでしょう。

 

消費税制度の歴史的転換点~徴税の視点

今回の消費税制度改正は、10%への税率アップだけではなく、軽減税率(生活品などは8%据え置き)とインボイス方式の導入が見込まれています。実現すれば、私たちの死後、後年の職業会計人が平成から新元号へと変わる節目の年に歴史が変わったと述懐するのではと危惧しております。

今回の軽減税率とインボイスの導入を徴税の観点から眺めると、軽減税率導入は敗北であり、インボイス導入は勝利なのでしょう。軽減税率導入敗北の理由は、税収減少です。一方、インボイス導入勝利の理由は、徴税管理コストが事業主に転嫁されるものの、国税庁の徴税管理は楽になるからです。財務省のホームページによれば、軽減税率とインボイス方式はセットで考えられています。 http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/401.htm

 

(続)宮本しゅうじ先生にインボイス方式の問題点につき、説明して参りました。

 

宮本しゅうじ先生のオフィシャルブログ「小規模企業の未来を創る」参照

https://ameblo.jp/shuji-miyamoto/entry-12352969833.html

 

「記録的な大雪」<388>

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石川県内で1月12日から降り続いた大雪は2月7日の深夜、金沢市で最大積雪87センチを観測し、平成で最大の2001年(平成13年)の88センチにあと1センチと迫った。

 

今冬の大雪は、石川県が雪国であることを改めて思い起こさせた。

大きな被害を出したことで知られるのは、1963年(昭和38年)1月の「38豪雪」だ。

雪は1月10日から17日間、降り続き、金沢市の最大積雪は金沢地方気象台が観測を始めて以来、最大の181センチを記録した。

 

死者24人、行方不明者1人、重軽傷者151人の被害を出した。

鉄道の復旧には40日間を要した。

 

私はこのとき、現在のニッコー(白山市)に勤務していたが、連日除雪に追われた。

 

道路の除雪は降り積もる雪が重なってむずかしく、2階から出入りしていた。

 

会社では資材課の人が金沢市の長町工場から原料を白山市まで歩いて運んでいた。

 

その後の豪雪では、「56豪雪」(1981年)や、「61豪雪」(86年)が語り継がれている。

2001年の「平成13年大雪」では、死者は5人に上った。

 

今冬の大雪では1月中旬に除雪中に2人が亡くなり、重軽傷は49人となった。

 

 

とくに、お隣の福井県では7日には積雪が140センチ超に達し、昭和56年豪雪を超える37年ぶりの豪雪になっている。

 

JR北陸線は2日間全面運休したが、北陸新幹線は一部の運休だけで通常運転を貫き、温水パネル融雪装置が目を引いた。

 

 

「56豪雪」のときに、北陸税理士会は確定申告の申告期限延長を国税当局に要望したが実現しなかったと記憶している。

 

 

大雪も山を越したと思ったら11日の夜から上空5000メールに氷点下36度以下の寒気団が流れ込んでいる。

 

 

11日には、金沢市は7年ぶりに「一斉除雪協力デー」を実施したが、私も風邪のなか除雪したが自然の猛威に人力は非力だ。

 

 

写真…「北陸朱鷺の会」で:ANAクラウンプラザホテル金沢・日本料理店「雲海」の庭園(2/4)

30豪雪 IN 金沢

2月6日(火)、豪雪のため、会社を臨時休業させて頂きました。5時に起床し、雪かきを開始するもどうにもならない。6時に専務と電話で打ち合わせをし、会長にも電話で最終確認した後、7時前に社員全員にグループウェアにて休業の旨を一斉メールしました。蛇足ながら、なぜか届かない社員の方もいて困りました。

その日、折しも役員会と幹部会議がありましたが、創業以来、初の中止となりました。延期しようにも繁忙期のため、幹部全員の予定が合わず、止む無く中止となった次第です。豪雪とともに記憶されるでしょう。今年の会社の十大ニュースにも記載予定です。

さて、豪雪の6日、今年2回目の除雪を業者の方に依頼したものの、翌日7日(水)も積雪があり、駐車場が混乱しました。除雪はできるものの、雪を捨てる場所がないわけです。自宅のある町内も有志で除雪を試みました。生活道は私たちのライフライン。毎日、除雪をして道路もなんとか正常に戻りました。

自然は、コントロールの範疇外。全身の筋肉痛と共に思い知らされました。除雪の中、自家用車も傷つき、その週、株価も大幅に下がり、財産を毀損した方も多いのではないでしょうか。

雪も溶け、株価も戻ることを祈りつつ、週末を過ごしております。

 

ブリーフケース購入

「ペッレ・モルビダのブリーフケース購入」

 

2015年5月から、シップスのトートバッグ(Boldrini Selleria ネイビー)を愛用して参りました。それ以前は、TUMI(トゥミ)のバッグでした。

私の友人から、ビジネスシーンでは、トートバッグはカジュアル過ぎるとの指摘を受け、この度、ペッレ・モルビダのブリーフケースを購入しました。(東京銀座店にて)

ペッレ・モルビダというブランドは、干場義雅氏がプロデュースしており、どのバッグも「完全大人の身だしなみ」を体現したものです。今年から登場します。

「平昌(ピョンチャン)オリンピックを控えた日韓の危機管理」<387>

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2月2日に京王プラザホテル新宿で「第23回・日韓友好税理士連盟定期総会」が開催された。

相談役として出席する。

 

冒頭に、一年間のご逝去会員へ黙祷を捧げる。

1月8日にお亡くなりになられた当連盟の創設者である関本和幸先生(享年87歳)には衷心よりご冥福をお祈りします。

先生にはご生前にたいへんお世話になりました。

 

増田惠一会長より関本名誉会長との当連盟創設時の経緯にふれた挨拶があった。

 

全議案が承認された後、日本大学危機管理学部の金惠京(キム・ヘギョン)准教授より下記演題の記念講演があった。

 

 

「平昌(ピョンチャン)オリンピックを控えた日韓の危機管理」

 

〇、何がテロの標的になるのか?…歴史的な建物、オリンピック。

〇、北朝鮮によるソウル・オリンピック妨害のためのテロ…1983年ラングーン事件、1987年大韓航空機爆破事件。

 

〇、平昌オリンピックを控えた文在寅(ムン・ジェイン)政権の思惑…オリンピックでのテロを回避、太陽政策の明確な成果。

 

〇、太陽政策は現実的な手段となり得るのか?…長年の北朝鮮の要求内容、アメリカとの圧倒的な戦力差、北朝鮮は友好国・同盟国が不在。

 

〇、日米の圧力一辺倒な政策は現実的か?…日米のリーダーの強硬な発言、大量の難民(100万人ほどか)を受け入れられない日本。

 

〇、いかにして平和を継続させられるのか?…太陽政策を掲げる文在寅(ムン・ジェイン)政権の活用、北朝鮮の真意を掴む。

 

 

講演で分かったこと。

 

・北朝鮮の真意。

 

1、アメリカとの不可侵条約。

2、韓国との平和条約。

3、エネルギーと食料の支援。

 

・ロシアと中国は北朝鮮をアメリカとのクッションにしたいのが本音。

 

・戦争のきっかけは他国からの圧力。日本もそうだった。

 

・1960~70代に楽園の地と偽られ日本から北朝鮮に渡った日本人妻は2,000人いる。その子孫は北朝鮮に相当居ると思われる。

 

・日本政府は移民申請を年に100人ぐらいしか受け入れていない。

 

・金准教授の結論…対話路線がベター。

 

 

懇親会で故・関本和幸先生への献杯を併せて、乾杯の音頭をとらせていただく。

 

二次会では増田会長と宋さんのスナックへ。

 

写真…京王プラザホテル新宿の「ひなまつり」展示物(2/2)。

「マンダラシート発表 2018」

今年も全員で曼荼羅シートを発表し、個人の現在の状況や抱負を共有しました。

36名の発表は聴き応えがあります。また、こういう機会でなければ知りえない情報もあります。なお、来年の入社は4名を予定しており、2019年は、40名の曼荼羅シート発表となる予定です。

 

今年、私は48歳の戌年。蛇足ながら、一回り下、36歳の社員が3名おりますので、会社には戌年が4名在籍していることになります。今年の私のテーマは「利他に徹する」としました。眼前の方に一生懸命尽くします。マンダラ発表の際、社員を眼前に話をしていると、不思議とその先のお客様の顔が見えるような感覚になりました。

 

今年、様々なお客様情報を共有化するため、データベースを構築します。従前、社内情報はグループウェアで共有していました。今年から、情報共有化1.0からお客様情報も共有化する2.0へとヴァージョンアップ致します。

 

 

【参考情報】

株式会社日本エムアンドエーセンターさんのサイトで、「実務経営」2017年11月号の巻頭特別企画「社会のインフラを目指す地域密着型会計事務所の事業承継支援への取組み」が紹介されています。

巻頭特別企画「社会のインフラを目指す地域密着型会計事務所の事業承継支援への取組み」