秋期大学の懇親会にて、TKC北陸企業防衛委員会の目標達成を祝う機会を頂きました。願い事が成就したとき、ダルマの右目(向かって左)に目を描きいれる「ダルマの目入れ式」です。
特別研修会(4月8日、金曜日)にて、ダルマの左目(向かって右)に目を入れ、祈願しながら開眼させたのが春。夏が過ぎ、秋に収穫できたわけですね。
たくさんの方にダルマの両目をいれるセレモニーを見ていただいた経験は初。取り急ぎ、ダルマの目入れ式の報告まで。
秋期大学の懇親会にて、TKC北陸企業防衛委員会の目標達成を祝う機会を頂きました。願い事が成就したとき、ダルマの右目(向かって左)に目を描きいれる「ダルマの目入れ式」です。
特別研修会(4月8日、金曜日)にて、ダルマの左目(向かって右)に目を入れ、祈願しながら開眼させたのが春。夏が過ぎ、秋に収穫できたわけですね。
たくさんの方にダルマの両目をいれるセレモニーを見ていただいた経験は初。取り急ぎ、ダルマの目入れ式の報告まで。
「会計で日本を強くする」というテーマで、坂本孝司氏、甲南大学教授の河崎照行氏から、中小企業会計の重要性と地方再生についてご教示をいただく。
「中小会計要領」は、大企業とは異なる中小企業の特質を捉えた会計基準です。国際会計基準とは一線を画していることに意義があると私見ながら思いました。
これまでの成立の経緯とこれからの未来図をよく理解できました。会計と経営の成果には、大いなる因果関係があり、会計事務所は経営者を支えながら、結果として、地方を発展させていく。

15日に東京富士大学会計人会の主催により東京富士大学二上講堂で開催された。
私も実行副委員長として参画した。
私が東京富士大学の前身である富士短期大学を卒業したのは38年前の昭和53年3月。
勤務していた会社を32歳で退社し松任市(現白山市)に住宅兼税理士事務所を建て開業したのが昭和50年6月1日。
顧問先も少なく時間があったので、翌年に公認会計士の受験資格を得るために入学した。
しかし、卒業時には仕事量も少しづつ増え生活費のこともあったので、先輩の助言をきっかけに公認会計士の受験を断念し税理士業務に専念することになった。
東京富士大学は1943年創立、73年の歴史があり、奇しくも私の年齢と同じである。
簿記・会計教育に強く、500名を超える税理士を輩出している。
全国大学会計人サミットには全国の30大学会計人会(全国51会計人会のうち)から150名が参加した。
岩下忠吾実行委員長、若狭茂雄東京富士大学会計人会会長をはじめ31名の実行委員が7か月間準備を重ね、サミットは盛況だった。
ご来賓には神津日本税理士会連合会会長、鈴木日本公認会計士協会副会長、西村東京税理士会会長、浅井日本公認会計士協会東京会会長、石丸北海道税理士会会長、松原九州北部税理士会会長、小島東京地方税理士会会長、二上東京富士大学理事長、長谷川東京富士大学学長など22名。
ご挨拶の中で公認会計士業界も業務環境が厳しく、経営助言や国際問題、ITの分野などに拡大しているとの話があった。
「プログラム」
・サミット会議…基調講演「歪みのない消費税を」:岩下実行委員長
・東京富士大学会計人会によるパネルディスカッション…コーディネーター:岩下実行委員長、パネラー:実行委員5名の先生。
「歪みのない消費税を」の論点。
・全事業者822万(営利法人、公益法人、学校法人、社会福祉法人、個人の事業所得者と不動産所得者)のうち約36%のみが消費税の納税義務者であるという事実をどう考えるか、これについてどう対処すべきか、そのためにはどのような方法があるか。
・基準期間の課税売上高を基準とすることの問題点。
・税法が2年間消費税の納税を免除していることの矛盾。
・2年ごとの開業・設立と廃業・解散による消費税の回避を税制が認めていることの矛盾。
・最大の矛盾は、順次事業者間で転嫁されることを予定している消費税のスキームを破壊していること。
・インボイス導入により免税事業者が経済取引から排除され、経済の基盤と成長の阻害要因となること。
・今般の消費税引き上げ延期により、軽減税率の執行も延期されることになったが、平成28年1月1日からスタートしたマイナンバー制度も活用しつつ消費税の逆進性の緩和対策を再検討する必要があるのではないか。
・非課税からゼロ税率課税への改正を。
現行消費税において非課税取引が13項目設けられている。
このうち国民の生活、健康、教育に密接に関連しているものとして、療養、医療、住宅家賃、社会福祉、身体障害者用物品、教科書にかかる資産の譲渡が非課税となっている。
非課税となっているため、これらの対価に仕入れにかかる消費税が含まれ国民の負担になっている。
医療機関の控除対象外消費税(損税)は日本医業経営コンサルタント協会の調査では、平成20年度で医科診療所は平均200万円、病院では平均2,200万円となっている。
・一般事業者における金融収益の課税売上割合からの除外。
すべての事業者は金融機関に資金を預貯金として預託しており、金融収益として預金利子を収受している。
この預金利子の額が存在することにより、課税売上高5億円を超える事業者は仕入税額控除について個別対応方式を選択している場合、課税仕入れを常に区分することが必要となり、事務手続き上大きな負担となっている。
この事務負担を含めた改革が必要ではないか。
・簡易課税事業者の投資即時控除。
消費税の特徴の一つに「投資即時控除」がある。
つまり、事業者の課税仕入れは、その目的、種類、金額、課税制度に関わりなく課税仕入れを行った課税期間において控除するという特徴を持っている。
しかし、現行制度を維持することを前提として、簡易課税制度の選択事業者の設備投資にかかる仕入税額控除の見直しが必要であることを提言したい。
現行のみなし仕入率と乖離していることは明らかだが、公表された実額の仕入率が損益計算をベースとして算定されていることから見ても、消費税法によるみなし仕入率には資産にかかる課税仕入れが含まれていないと考えられる。
「結 論」
租税は公平、中立(効率)、簡素を基本としているが、消費税に関しては…
1、逆進性の問題
2、帳簿方式の問題
3、簡易課税の益税の問題
4、消費税の届出書が複雑
これからは税率10%、軽減税率、インボイスとますます複雑になろうとしている。
今こそ、消費税制の歪みを是正すべきである。
懇親会は二上講堂の4階に移動し和気あいあいの中で、アトラクションはモンゴルの馬頭琴が奏でられた。
中締めの挨拶で、「私は”武士の家計簿”でお馴染みの金沢から参りました。昔は藩の財政でそろばん侍が活躍していましたが、今は大学会計人会が業界の中心になって国家に貢献いたしましょう。今日のサミットで提起された法改正で消費税の課税事業者が500万増えることにより、税理士の業務が増えて若者の税理士受験離れが改善されることを期待しています。」と訴え、三三七拍子で締めくくった。
今回のサミットで多くの出逢いがあった。
TKC中央研修所の役員でご一緒した江種康人先生も東京富士大学出身で30数年ぶりにお会いした。
江種先生から、石川県出身の哲学者である西田幾多郎の「わが心深き底あり、喜も憂の波もとどかじと思う」という短歌を教えていただいた。
西田は絶望の極にあって、その心の底深くに広がる魂の開けを、「喜びも憂いの波もとどかない」静謐な永遠の世界を感得し、絶望を突き抜け「あかあかと燃える」純粋生命を体得し哲学に表現したものだ。
今回初めて会った中国大連出身の王剣鋒さんは日本の税理士の資格を取得し、奥さんは日本人で、日本企業の大連貿易に関する税務を専門にされている。
私が以前に会った大連市の夏市長のことを話したら覚えていた。
全国大学会計人会サミットの発起人代表である関本和幸先生は体調がすぐれずご欠席され、お会いできなかったのは残念だった。
来年の第21回サミットは成蹊大学の担当となった。
東京富士大学の存在をアピールできた良い機会でありました。
写真…東京富士大学会計人会が参加者にお配りしたもの。
過日、日本M&A協会理事総会において、次世代研究会を発足致しました。
人工知能(AI)やマイナンバー制度という外部環境に加え、税理士試験受験者の減少、人的資源の充実など多くの課題が山積しています。
このような課題を会計人が一人背負うことなく、次世代研究会において、互いを鼓舞していき、課題解決することとしました。
では、どうやって。気合いと根性で、ダンベルを上げて体力勝負でいくか。それも大事ではありますが、医学の世界にヒントがあるのではないか。そんな考察をしている第一人者が、京都大学大学院(経営管理大学院・経済学研究科)の澤邉(さわべ)教授。(会議の席も隣で、夜遅くまでご一緒させていただいた。)
医学の世界は、研究者・臨床家・専門知識の再生産機能がしっかり働いている。医学(理論)を学んだドクターが医業の現場で治療・研究を行い、それを学会で発表し、その学会研究でさらに発展している現状がある。医学で社会貢献をしており、人命を救うことが社会的使命となっている。
医学の世界は、抽象(医学、理論)と具体(治療)を高速で行き来し、その交差点が学会という場所になっている。学会は、知識統合の場として、きちんと機能している。翻って、会計業界はどうだろうか。
会計の世界は、抽象(会計理論)と具体(会計実務)の行き来はなく、互いに独立している。そこで、理論を学んだ会計人が、企業経営の現場で実践を行い、それを学会の場で、コンサルティングによる成果を発表する。学会を理論と実務が行き来する連結環、知識統合の場所にできないか。
上記のとおり、京都大学大学院の澤邉先生より、今後の会計業界のブルーオーシャンは、医学の世界に大いなるヒントがあるとご教示頂く。
久方ぶりの洗練されかつ研ぎ澄まされた怒涛の知性に感化され、知的興奮マックス。血沸き肉躍る状態となりました。今後は、このような視点で、ダンベルを上げつつ、有り余る体力で戦略的に事業承継に取り組ことをお誓いし、やや長文となりましたが、今回の次世代発足式の感想とさせていただきます。

株式会社TKC創業50周年を記念して飯塚真玄会長から主題の書籍を贈呈いただいた。
飯塚会長は早稲田大学に在学中、座禅会のサークルに所属し、4年間にわたって鎌倉の円覚寺にある「居士林」という道場で、朝比奈宗厳老師の指導のもとで座禅に没頭した時期があり、主題の著者は朝比奈老師の法孫にあたる横田南嶺老師。
横田老師は座禅をするには、まず「腰骨を立てる」と説く。
生涯を教育にささげた哲学者である森信三先生は「もし、しっかりとした人間になろうと思ったら、まず二六時中腰骨をシャンと立てることです。心というものは目に見えないから、まず見える体の上で押さえてかからねばならぬのです。」と、また「常に腰骨をシャンと立てること、これ性根の入った人間になる極秘伝なり」、「腰骨を立てることはエネルギーの不尽の源泉を貯えることである。この一事を
我が子にしつけ得たら、親として我が子への最大の贈り物といってよい」とも仰せです。
「立腰」の要領は、まず尻をうんと後ろに引き、第二に腰骨の中心を前へうんと突き出し、第三に軽く顎を引いて下腹にやや力を収める。
また腰骨を立てているとどんな良いことがあるかというと、立腰功徳して、
一、やる気がおこる
二、集中力が出る
三、持続力がつく
四、頭脳がさえる
五、勉強が楽しくなる
と、良いことづくめである。
腰骨をシャンと立てて、下腹(丹田)に気力を込めて、ゆっくりと息をします。
そうすると心が落ち着きありのままの様子が見えてくる。
それが智慧という。
なにか転機が欲しいときに、立腰座禅をしてあちこち百千に分裂している自己が本当の自己におさまるよう実践したいものだ。
写真…金木犀(9/30長野)
書斎にいる時間は、パソコンとアイパッドにて、専ら、新聞や雑誌を含む読書と映画鑑賞を楽しんでおります。
新聞:日経新聞電子版
雑誌:dマガジン
本:アマゾンKindle(Unlimited含む)
映画:WOWOWオンデマンド
お気に入りは、写真左の可動式の机。パソコンや本を、手前斜めに傾けることも可能であり、なかなか秀逸です。

9月29日~30日に「第20回日本医業経営コンサルタント学会長野大会」が開催された。
学会テーマは「近未来への架け橋~健康長寿世界一への挑戦」。
特別講演は「死後をみつめて今を生きる」と題して、善光寺上人第121世鷹司誓玉台下と善光寺白蓮坊住職 若麻績敏隆様からご講演いただいた。
・仏教では地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天の六道の世界に聖者の境界である仏、菩薩、声聞、縁覚を加えたものを十界という。
・十界はどんな人の心の中にもすべて存在するといわれている。
・人は皆、平和を望むものだと言われるが、実は、人は争いや戦いを好むもの。
・国家という強大なエゴが働くと、自国の人の命と他国の人の命の尊さには違いがあるという論理が平然とまかり通るようになる。
・私たちは、迷いの世界である六道の輪廻を繰り返している存在で、六道から脱却することこそが仏教の目的である。
・地獄の心に心全体が乗っ取られぬよう、傲らず自省する意志の強さを持ちたいものです。
・人間以外の生物はそれを自然にバランスさせて生存しています。ところが知恵の果実を食べた人間のみは、自らの意識を介在させてバランスを保たざるを得なくなった。
・宗教もまた巨大なエゴの魂と化し、紛争の種となったのは残念なことだ。
・今を生きるのに真に大切なことは、他者に対する共感力、慈悲や愛の力だと考える。
これこそが強大なエゴに坑してこの地球上で私たちが共に生きていくための唯一の原理である。
29日の懇親会の後に、ひさしぶりにお会いした日本病院会の堺幸雄会長と遅くまで歓談し有意義だった。
30日早朝6時の信州善光寺の「お朝事」に参加した。
「お戒壇巡り」も体験した。
お戒壇の一寸先も見えない暗闇の中を手探りで進み、やがて御本尊様の真下に懸かる「極楽のお錠前」に触れて出てきたとき光のありがたさと目の見える尊さを覚える「行」である。
善光寺は一光三尊阿弥陀如来様を御本尊として、創建以来、約1400年の長きに亘り、阿弥陀如来様との結縁の拠り所として深く広く信仰され年間600万人の人がお参りしている。
夕方に再度、散歩がてら、門前にある蕎麦店や銘木工芸品店、七味唐辛子店(300年老舗)を訪ねた。
金沢から長野までは、北陸新幹線で1時間5分と間近なところとなった。
NHK大河ドラマ「真田丸」の影響で観光客がずいぶん増加したそうである。
10月1日に学会長野大会の実行委員会と「メビウスの会」の合同コンペを実施した。
学会長の田中幹夫先生と大会実行委員長の小山宏幸先生にはたいへんお世話になりました。
写真…長野カントリークラブのスタートホールにあった林檎の木、もいで食べても良い。(10/1)
第43期事業発展計画書が完成し、全社員に配布しました。
今年の計画書カラーは、茶色に銀文字。
「長期利益の実現」を目的に、2つの大樹「付加価値の樹」「自創経営の樹」を大切に育てたいという思いを込めて、木の根っこ、そして社風ともいう土のカラーをイメージして、茶色とした次第。
来期以降の計画書カラーも大樹シリーズとして、葉の「緑」、太陽の「赤」、空の「青」などを考えております。
これまでもこれからも、お客様や取引先に有益な情報を発信してまいります。


税理士法人木村経営ブレーンの社屋には「木啓庵(もっけいあん)」と名付けた茶室がある。
平成7年に購入した築5年の物件が庭園の中に茶室と東屋(あずまや)があり、改築にあたり茶室のレイアウトに困った末、本体は鉄骨なのに車庫を鉄筋で造って茶室と庭園の一部をその上に乗せ、東屋は3階のスペースに移した。
外部からは茶室は私の自宅だと勘違いされた向きもあったようだ。
正面入口にある多宝塔もその名残である。
茶室には中国禅宗の開祖「達磨太師」の言葉が書かれた短冊がある。
京都のお寺で入手したと記憶している。
「気・心・腹・人・己」
「気」は長く
「心」はまるく
「腹」を立てず
「人」には寛大に接し
「己」を小さく謙虚すべし
つまり、「穏やかな心で謙虚に生きる」ことが平和のコツである。
また、柱には「持戒」と書かれた木簡が掛けてある。
TKC北陸会の初代研修所長をしたご縁で、座禅の研修道場だった福井県大安寺の住職からいただいたもので、この木簡を拝見すると気持ちが引き締まる。
茶室の設置を契機に茶道も習い、本年3月15日付けで裏千家「今日庵」(京都)から許状をいただく。
「年来 修道 執心に 就き 今般 引次(ひきつぎ) 資格之儀 許容 令め(せしめ) 致す者也」
裏千家今日庵主
利休居士十六世
千 宗 室 (花押)
茶室にはこの他に囲碁棋士の揮毫入りの本榧(ほんかや)碁盤が二面ある。
榧の木の寿命は1000年にも及び、成長スピードが極めて遅く、碁盤づくりに適した大きさになるには300年以上の歳月を必要とする。
これらは、永く引き継いで欲しい逸品である。
写真…茶室「木啓庵」にある短冊と木簡。
過日、第43期事業発展計画発表大会で全社の方針を確認しました。
そして、全社員が、過去の振り返りと未来の挑戦を宣言しました。
平成26年の税理士法人設立を機に、9月末決算と致し、おかげさまで、今年の10月1日より、税理士法人は第三期目(グループは43期へ)となります。
計画書の製本予定日が28日(水)とのこと。本音を言えば、パソコンではなく、本を配布して発表会をしたいのでありますが、間に合わないので仕方ありません。
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