金沢会計人 のすべての投稿

日本M&Aセンター協会 IN 京都

ma過日、日本M&A協会理事総会において、次世代研究会を発足致しました。

人工知能(AI)やマイナンバー制度という外部環境に加え、税理士試験受験者の減少、人的資源の充実など多くの課題が山積しています。

このような課題を会計人が一人背負うことなく、次世代研究会において、互いを鼓舞していき、課題解決することとしました。

では、どうやって。気合いと根性で、ダンベルを上げて体力勝負でいくか。それも大事ではありますが、医学の世界にヒントがあるのではないか。そんな考察をしている第一人者が、京都大学大学院(経営管理大学院・経済学研究科)の澤邉(さわべ)教授。(会議の席も隣で、夜遅くまでご一緒させていただいた。)

医学の世界は、研究者・臨床家・専門知識の再生産機能がしっかり働いている。医学(理論)を学んだドクターが医業の現場で治療・研究を行い、それを学会で発表し、その学会研究でさらに発展している現状がある。医学で社会貢献をしており、人命を救うことが社会的使命となっている。

医学の世界は、抽象(医学、理論)と具体(治療)を高速で行き来し、その交差点が学会という場所になっている。学会は、知識統合の場として、きちんと機能している。翻って、会計業界はどうだろうか。

会計の世界は、抽象(会計理論)と具体(会計実務)の行き来はなく、互いに独立している。そこで、理論を学んだ会計人が、企業経営の現場で実践を行い、それを学会の場で、コンサルティングによる成果を発表する。学会を理論と実務が行き来する連結環、知識統合の場所にできないか。

上記のとおり、京都大学大学院の澤邉先生より、今後の会計業界のブルーオーシャンは、医学の世界に大いなるヒントがあるとご教示頂く。

久方ぶりの洗練されかつ研ぎ澄まされた怒涛の知性に感化され、知的興奮マックス。血沸き肉躍る状態となりました。今後は、このような視点で、ダンベルを上げつつ、有り余る体力で戦略的に事業承継に取り組ことをお誓いし、やや長文となりましたが、今回の次世代発足式の感想とさせていただきます。

「人生を照らす禅の言葉」<340>

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株式会社TKC創業50周年を記念して飯塚真玄会長から主題の書籍を贈呈いただいた。

飯塚会長は早稲田大学に在学中、座禅会のサークルに所属し、4年間にわたって鎌倉の円覚寺にある「居士林」という道場で、朝比奈宗厳老師の指導のもとで座禅に没頭した時期があり、主題の著者は朝比奈老師の法孫にあたる横田南嶺老師。

 

横田老師は座禅をするには、まず「腰骨を立てる」と説く。

 

生涯を教育にささげた哲学者である森信三先生は「もし、しっかりとした人間になろうと思ったら、まず二六時中腰骨をシャンと立てることです。心というものは目に見えないから、まず見える体の上で押さえてかからねばならぬのです。」と、また「常に腰骨をシャンと立てること、これ性根の入った人間になる極秘伝なり」、「腰骨を立てることはエネルギーの不尽の源泉を貯えることである。この一事を

我が子にしつけ得たら、親として我が子への最大の贈り物といってよい」とも仰せです。

 

「立腰」の要領は、まず尻をうんと後ろに引き、第二に腰骨の中心を前へうんと突き出し、第三に軽く顎を引いて下腹にやや力を収める。

 

また腰骨を立てているとどんな良いことがあるかというと、立腰功徳して、

一、やる気がおこる

二、集中力が出る

三、持続力がつく

四、頭脳がさえる

五、勉強が楽しくなる

と、良いことづくめである。

 

腰骨をシャンと立てて、下腹(丹田)に気力を込めて、ゆっくりと息をします。

そうすると心が落ち着きありのままの様子が見えてくる。

 

それが智慧という。

 

 

なにか転機が欲しいときに、立腰座禅をしてあちこち百千に分裂している自己が本当の自己におさまるよう実践したいものだ。

 

 

写真…金木犀(9/30長野)

書斎の日曜日

cid_6f2e1220-e714-47c3-82e0-e279dbfd4b73書斎にいる時間は、パソコンとアイパッドにて、専ら、新聞や雑誌を含む読書と映画鑑賞を楽しんでおります。

新聞:日経新聞電子版

雑誌:dマガジン

本:アマゾンKindle(Unlimited含む)

映画:WOWOWオンデマンド

お気に入りは、写真左の可動式の机。パソコンや本を、手前斜めに傾けることも可能であり、なかなか秀逸です。

 

 

「死後をみつめて今を生きる」<339>

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9月29日~30日に「第20回日本医業経営コンサルタント学会長野大会」が開催された。

学会テーマは「近未来への架け橋~健康長寿世界一への挑戦」。

 

特別講演は「死後をみつめて今を生きる」と題して、善光寺上人第121世鷹司誓玉台下と善光寺白蓮坊住職 若麻績敏隆様からご講演いただいた。

 

・仏教では地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天の六道の世界に聖者の境界である仏、菩薩、声聞、縁覚を加えたものを十界という。

 

・十界はどんな人の心の中にもすべて存在するといわれている。

 

・人は皆、平和を望むものだと言われるが、実は、人は争いや戦いを好むもの。

 

・国家という強大なエゴが働くと、自国の人の命と他国の人の命の尊さには違いがあるという論理が平然とまかり通るようになる。

 

・私たちは、迷いの世界である六道の輪廻を繰り返している存在で、六道から脱却することこそが仏教の目的である。

 

・地獄の心に心全体が乗っ取られぬよう、傲らず自省する意志の強さを持ちたいものです。

 

・人間以外の生物はそれを自然にバランスさせて生存しています。ところが知恵の果実を食べた人間のみは、自らの意識を介在させてバランスを保たざるを得なくなった。

 

・宗教もまた巨大なエゴの魂と化し、紛争の種となったのは残念なことだ。

 

・今を生きるのに真に大切なことは、他者に対する共感力、慈悲や愛の力だと考える。

これこそが強大なエゴに坑してこの地球上で私たちが共に生きていくための唯一の原理である。

 

 

29日の懇親会の後に、ひさしぶりにお会いした日本病院会の堺幸雄会長と遅くまで歓談し有意義だった。

 

 

30日早朝6時の信州善光寺の「お朝事」に参加した。

「お戒壇巡り」も体験した。

お戒壇の一寸先も見えない暗闇の中を手探りで進み、やがて御本尊様の真下に懸かる「極楽のお錠前」に触れて出てきたとき光のありがたさと目の見える尊さを覚える「行」である。

 

善光寺は一光三尊阿弥陀如来様を御本尊として、創建以来、約1400年の長きに亘り、阿弥陀如来様との結縁の拠り所として深く広く信仰され年間600万人の人がお参りしている。

 

夕方に再度、散歩がてら、門前にある蕎麦店や銘木工芸品店、七味唐辛子店(300年老舗)を訪ねた。

 

金沢から長野までは、北陸新幹線で1時間5分と間近なところとなった。

 

NHK大河ドラマ「真田丸」の影響で観光客がずいぶん増加したそうである。

 

10月1日に学会長野大会の実行委員会と「メビウスの会」の合同コンペを実施した。

 

学会長の田中幹夫先生と大会実行委員長の小山宏幸先生にはたいへんお世話になりました。

 

写真…長野カントリークラブのスタートホールにあった林檎の木、もいで食べても良い。(10/1)

第43期事業発展計画書を全社員へ配布

cid_6730d825-5f94-4dc1-9463-e35bba484ff1第43期事業発展計画書が完成し、全社員に配布しました。

今年の計画書カラーは、茶色に銀文字。

「長期利益の実現」を目的に、2つの大樹「付加価値の樹」「自創経営の樹」を大切に育てたいという思いを込めて、木の根っこ、そして社風ともいう土のカラーをイメージして、茶色とした次第。

来期以降の計画書カラーも大樹シリーズとして、葉の「緑」、太陽の「赤」、空の「青」などを考えております。

これまでもこれからも、お客様や取引先に有益な情報を発信してまいります。

「茶室・木啓庵」<338>

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税理士法人木村経営ブレーンの社屋には「木啓庵(もっけいあん)」と名付けた茶室がある。

 
平成7年に購入した築5年の物件が庭園の中に茶室と東屋(あずまや)があり、改築にあたり茶室のレイアウトに困った末、本体は鉄骨なのに車庫を鉄筋で造って茶室と庭園の一部をその上に乗せ、東屋は3階のスペースに移した。

 

外部からは茶室は私の自宅だと勘違いされた向きもあったようだ。

 

正面入口にある多宝塔もその名残である。

 

 

茶室には中国禅宗の開祖「達磨太師」の言葉が書かれた短冊がある。
京都のお寺で入手したと記憶している。

「気・心・腹・人・己」

 

「気」は長く
「心」はまるく
「腹」を立てず
「人」には寛大に接し
「己」を小さく謙虚すべし

 

つまり、「穏やかな心で謙虚に生きる」ことが平和のコツである。

 

また、柱には「持戒」と書かれた木簡が掛けてある。

 

TKC北陸会の初代研修所長をしたご縁で、座禅の研修道場だった福井県大安寺の住職からいただいたもので、この木簡を拝見すると気持ちが引き締まる。
茶室の設置を契機に茶道も習い、本年3月15日付けで裏千家「今日庵」(京都)から許状をいただく。

 

「年来 修道 執心に 就き 今般 引次(ひきつぎ) 資格之儀 許容 令め(せしめ) 致す者也」
裏千家今日庵主
利休居士十六世

 

千  宗  室 (花押)

 

茶室にはこの他に囲碁棋士の揮毫入りの本榧(ほんかや)碁盤が二面ある。

 

榧の木の寿命は1000年にも及び、成長スピードが極めて遅く、碁盤づくりに適した大きさになるには300年以上の歳月を必要とする。

 

これらは、永く引き継いで欲しい逸品である。

 

 

写真…茶室「木啓庵」にある短冊と木簡。

第43期事業発展計画発表大会

cid_7ba0cfe3-f0c8-4dbe-9a33-c4cb82cd3933過日、第43期事業発展計画発表大会で全社の方針を確認しました。

そして、全社員が、過去の振り返りと未来の挑戦を宣言しました。

平成26年の税理士法人設立を機に、9月末決算と致し、おかげさまで、今年の10月1日より、税理士法人は第三期目(グループは43期へ)となります。

計画書の製本予定日が28日(水)とのこと。本音を言えば、パソコンではなく、本を配布して発表会をしたいのでありますが、間に合わないので仕方ありません。

 

「2020石川文化プログラムにむけて」<337>

201609157日、標題による金沢経済同友会のシンポジウムが開催され参加した。

 

8月5日~21日の17日間はブラジル・リオデジャネイロ第31回オリンピック競技大会、9月7日~18日の12日間はパラリンピックが開催された。

水泳、体操、レスリング、柔道、卓球は大活躍。

バドミントン・女子ダブルスで高松コンビが金メダルをとった時は感動した。

 

日本が獲得したメダル数は史上最高の41個だった。

 

意外と知られていないのが「オリンピックの文化プログラム」だ。

 

「オリンピック憲章」には、五輪の期間中に複数の文化プログラムを計画しなければならないと開催国に実施が義務付けられている。

 

前々回のロンドン大会(2012年)では1千か所以上で約18万件の事業が行われている。

東京五輪にむけては20万件を目標にしている。

 

 

パネル討論では、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、文化イベントを金沢で開催するよう求める声が上がり、文化立県を掲げる石川に芸術や文化支援の組織「アーツカウンシル」を設立するよう求めるアジェンダ(行動計画)を採択した。

 

時あたかも、東京五輪までに「東京国立近代美術館工芸館」の本館を金沢に移転することが決まっている。

 

工芸館が入る施設は、兼六園周辺文化の森にある旧陸軍の第九師団司令部庁舎や偕行社の外側部分を移築し活用する計画である。

 

東京の現工芸館にある3,682点のうち、美術工芸作品を中心に半数以上を移すとしている。

 

石川県は人間国宝9人(東京、京都に次ぐ)を擁し、日展入選者数(100万人当り)が69人と日本一である。

2018年には金沢市で日中韓の都市交流事業「東アジア文化都市・金沢」や2020年には「国際工芸サミット・石川」の開催が予定されている。

 

石川の取り込みが文化プログラムの教科書になり、金沢から新しい風が起きることが期待される。

 

 

写真…砂漠に咲く薔薇「アデニウム」(9/2・かなざわ石亭)

第8次5か年計画の事業発展計画書5冊を並べてみた

cid_32a28c89-c343-467f-8265-bf121baaffd2第8次5か年(2012-2016.9)の5年の事業発展計画書をざーっと読み返すと、この5年間も多くのことを経験致しました。

振り返ると、この5年間も苦労の源泉は人であり、喜びの源もまた人でありました。

何も出来なかった社員が、お客様に役立とうと一生懸命に働いて、人格を陶冶(とうや)していく。このような何人もの過程が私の心の琴線に何度も触れ、改めて、事業の目的は人材育成にあるとの確信を持ちました。

というわけで、10月より、第9次5か年計画(2016.10-2021.9)がスタートします。