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「日本医業経営コンサルタント協会創立25周年記念式典」<294>

 

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「日本医業経営コンサルタント協会創立25周年記念式典」<294>(7/5)

 

6月26日に東京水天宮前のロイヤルパークホテルで開催された。

 

[記念式典]の次第
・基調報告
「二十五年の軌跡の先に新たな飛翔を」
会長 常山正雄

 

・記念講演
「これからの医療の方向性」
衆議院議員 鴨下一郎様
座長 副会長梶原優
・綱領発表
専務理事 伊藤哲雄
・謝辞
副会長 向江健治

 

[記念祝賀会]の次第
・挨拶
会長 常山正雄
・祝辞
厚生労働政務官 橋本 岳様
日本医師会会長横倉義武代理 常任理事 鈴木邦彦様
・鏡開き
鴨下一郎様
橋本 岳様
厚生労働医政局長 二川一男様
鈴木邦彦様
全日本病院協会 西澤寛俊様
日本医療福祉建築協会会長 上野 淳様
日本中小企業経営支援専門家協会理事長 鈴木孝男様
当協会 会長、副会長三名、専務理事、顧問木村

 

・乾杯
顧問 木村光雄
・中締め
専務理事 伊藤哲雄
・閉会
副会長 杉田圭三

 

「ご来賓」

 

厚生労働省 医療労働企画官 石川賢司様
医療法人指導官 黒田泰弘様
医療経営支援課長 佐藤美幸様
医療関連サービス室長 永田勝則様

 

・衆議院議員
赤枝恒雄様
阿部知子様
三ツ林裕巳様

 

・参議院議員
武見敬三様
羽生田俊様
古川俊治様

 

[日本医業経営コンサルタント協会 綱 領]の発表

 

日本医業経営コンサルタント協会は、医業経営コンサルタントとしての高い倫理観と使命感のもと、医業経営を支援し、健康で豊かな社会の実現を目指します。
1.私たちは、公正中立を旨とし、独立した立場において社会保障制度改革の推進、質の高い医療提供体制の構築に努めます。
2.私たちは、医療・保健・介護・福祉の社会公共性と連携を経営面からささえ、人々が安心して過ごせる生活の提供に寄与します。
3.私たちは、高い公益性と専門性を自らの社会的責務として自覚し、医療界及び地域の発展と安定に貢献します。

 

[協会の永続的発展に向けて]

 

ブログ「遊魚動緑」<290>で「協会の公益性と認定登録医業経営コンサルタントの公正性が発展の礎」と題して述べましたが、協会の公的資格が社会の発展や国民の生活に貢献し、ひいては協会の永続的発展につながることを心から祈念しております。

 

写真…記念式典会場のロイヤルパークホテルで。

経営は何をすべきか!

無題ロンドン・ビジネススクール客員教授のゲイリー・ハメル氏。

この学者は、面白い。

20世紀型マネジメントの問題を指摘しながら管理型マネジメントの終焉を気持ちよく断言しています。

組織の脱官僚化を図り、社員の能力を解き放つヒントを頂きました。

経営は何をすべきか(WHAT MATTERS NOW)を読んでいて、著者の心に触れた箇所があったので、紹介します。

教授の最終講義で学生に5つのアドバイスを贈っている。

これがなんともいえず、心が温まります。

 

 

 

 

 

自分の母親(株主)

母親が一生の蓄えを自分の会社に投資している。母親は唯一の株主で、他に資産はない。こう思えば、将来の繁栄を犠牲にして、目先の利益は追及しないだろう。

兄、姉(上司)

兄や姉が上司であれば、必要と思ったとき、迷わず直言し、へつらうようなことはしない。

幼なじみ(部下)

幼なじみが部下であれば、好意的であり、助けるためにできるかぎりのことをする。相手を「資源」として扱わない。

子供(お客様) 

お客様が自分の子供であれば、子供を喜ばせ、満足させたい。決して、お客様から搾取したり、徹底的に意見を戦わすなどありえないはずだ。

自分

自分は自立できるだけの経済力がある。働くのはそうしたいからであって、必要に迫られていない。だから、昇進を勝ち取ったり、高い評価を得るため、誠実でないことは決してしない。

 

このような前提で行動すると、事業を長く守り育てようと動き、自分が手本となることにより他者にもこうした意識を芽生えさせるのではと著者は示唆している。

したがって、著者は、重要なのは根本的な理念であると説いています。

 

永年勤続従業員表彰伝達

FullSizeRender (2)第35回北陸税理士会金沢支部定期総会にて、O氏(勤続年数20年)、H氏(勤続年数10年)が永年勤続の表彰を受けた。O氏は幹部メンバーであり、H氏は10月より幹部となる。当社では、私や会長を含めて10年以上のキャリアを有する者が13人いる。苦楽をともにした大切な仲間であり、一緒に働けることを誇りに思っています。

「TKCタックスフォーラム2015」<293>

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「TKCタックスフォーラム2015」<293>(6/25)

TKCより特別招待され、19日にリーガロイヤルホテル東京(早稲田大学近く)へ。
東京までは初乗りで金沢発6時の北陸新幹線で向かう。
グランクラスも初めて乗った
飲み放題との謳い文句ではあるが、研修だけに缶ビール1個で自粛。
弁当はまぁまぁ
スリッパの備え付けとリクライニングシートは飛行機ファースクラス仕様。
乗客は僅か3名、富山から乗車は2名。

グランクラス利用料金は飛行機並みで、東京出張は新幹線グリーン車で充分。

研修内容は次の通り。

1、TKC千葉会研究発表(九名)…テーマ「税理士の専門家責任~リーガルマインドと紛争予防の視点から~」

税理士の専門家責任に関する法的根拠と現状を整理し、法律家としての職務を検証。
最近の租税裁判例や税理士損害賠償訴訟などの動向に鑑みて、税理士が身に付けるべき紛争予防を年頭に置いたリーガルマインドの必要性を研修。

2、講演…テーマ「マイナンバー制度の概要と税務について」

講師、国税庁長官官房企画官 猪野茂氏

平成27年10月からのマイナンバーの通知、平成28年1月からの利用開始。
マイナンバーは、社会保障・税・災害対策の3分野での利用からスタートするが、税理士のの必要な手続きについて解説。
また、特定情報の取り扱いや法人番号についても併せて説明を受ける。
3、講演と対談…テーマ「租税訴訟における要件事実の考え方~裁判官による法的判断の構造~」

講師…創価大学名誉教授・弁護士 伊藤滋夫氏
専修大学法学部教授・弁護士 増田英敏氏

税務にかかわる紛争を含むすべての法的紛争は、最終的には裁判所において確定的に解決される。
裁判官が事件についての法的判断をどのような仕方で行っているかは、税務調査の段階から、審判、訴訟に至るまできわめて重要で、そのような法的判断の構造を考える理論が要件事実論である。
租税裁判例に即して説明を受けた。

写真…6/14、相田宣昭さん葬儀の帰り道で。

「過去にこだわり、未来を夢見て、今を忘れている」

以前、オックスフォード大学のオズボーン教授が、702業種について2020年にコンピュ-タ-に取って代わられる確率を試算した。かなりの暇人であると思う。(笑)

その中で90%以上の確率でコンピュ-タ-に代わられる確率の職業として、簿記、会計、監査の事務員が挙げられたことは記憶に新しい。

また、人口知能(AI)に仕事を奪われるなどと声高に主張している方もいる。

蛇足ながら、こういう会計事務所を否定する輩は、控えめに言って大嫌いです。(笑)

私の答えはこうです。

「過去にこだわり、未来を夢見て、現在を忘れている。」

「今、何をすべきか考えよう!」

「第75回TKC全国会ゴルフ同好会石川大会」<292>

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「第75回TKC全国会ゴルフ同好会石川大会」<292>(6/15)

6月8日~9日に標記の大会が片山津ゴルフ倶楽部を会場として開催された。
私も8日の本大会に参加した。
参加者は全国から193名の有志が参集した。
私は平成5年9月にTKC北陸会の理事・総務規律委員長を退任してから22年近くなる。
多くの懐かしく親しい方々とお会いした。
その中でも、飯塚真玄TKC会長は私と同じ昭和18年生まれ。
私は1月22日、飯塚会長は2月4日生まれで13日私が早い。
表彰式では隣り合わせの席で、話に花が咲き、さしつさされつ福正宗を酌み交わし楽しいひとときを過ごさせていただいた。
同じテーブルに、粟飯原一雄全国会会長、仁木安一大会会長、倉持治夫大同生命会長、山岸貞司先生、所司久雄実行委員長。
その後、TKC北陸会相談役としてほろ酔い気分で閉会の挨拶をさせていただいたが、内容が良く思い出せない。
確か、出だしは「私は加賀コース69位の木村です…」、中身は、北陸は春から秋にかけて日照時間が東京より多いことを述べて、百万石まつりをはじめ行楽シーズンにまたお越しくださいとご挨拶。

一緒にプレイした山岸貞司先生はグロス105、ネット72.6で11位と好成績。

大同生命会長の倉持治夫さんはグロス92、ネット77.6で57位。

「愛されるゴルファー」の私はグロス107、ネット79.4で69位。最初のショートホール(12番)でバンカーにつかまり7を叩き、しかもダブルぺリアの隠しホールに入らず残念。

ダブルぺリアのハンディは順位に運(うん)を伴うから面白い。

飯塚会長はグロス104で回られた。

同好会会長の仁木安一先生は年齢87歳にしてかくしゃくとしてグロス104で回られるから大したものだ。

TKC全国会会長の粟飯原一雄先生とも馴染みだが、激務の中でグロス101は立派だ。
優勝は一般の部(白山コース)は中嶋司先生(四国会)でグロス89、ネット69.8。
シニア&レディースの部(加賀コース)は高田藤太郎先生(東北会)でグロス89、ネット67.4。

天候に恵まれて良かったが、小松空港自衛隊基地から飛び立つ戦闘機の爆音にはびっくりした人もいたようだ。

この表彰式の後に、近くの場所で金沢に来られた東京税理士会の神津信一会長をはじめ4名の方々とお会いし懇談した。

充実した一日だった。

写真…6/11、当社正面庭の紫陽花。

新グループ長 社内研修実施

40周年を迎え、税理士法人となった今、今年の10月1日より、組織再編します。

次世代(2002年入社以降)のリーダーを育成し、事務所の更なる成長につなげていこうとしています。

 

先日、新グループ長5名に対し、リーダー研修を実施しました。

社内研修を実施した場合、研修報告書を提出するルールとなっております。

以下、報告書の抜粋を記載します。ランクアップノートとは、社員全員が持っている戦略ツールです。年間、月間、週間、毎日の目標を達成する強力なノートのことです。

 

(あるグループ長Aのコメント)

ランクアップノートの使い方を通して仕事への取り組み方や考え方について改めて見直す貴重な機会でした。一方で今の自身のランクアップノートの状態は自分自身の心の状態や考え方を表しており、自分への甘さを痛感しました。

最近は単なる繰り返しやマンネリ化になっており、ランクアップノートが活用できていない状態でしたが、その原因は仕事において基本的な考えである目的・意味・やり方の3つを意識できていないことを認識しました。また、それら3つが一つでも欠けると無駄な努力につながるので3つを意識して仕事の見直しを行い、自分自身の成長につながる行動ができるようランクアップノートを活用していきたいです。

特にランクアップノート28ページにある3面(心・考え方・知識)の「やめよう項目」に陥らず「つくろう項目」への姿勢を意識して行動できるよう良い習慣づくりをしていきたいと思います。

「すべての原因は、自分の行動にあると捉えて、自分の行動を改める」この言葉が自分自身への成長につながると信じて実践していきたいと思います。

このような機会を作っていただき誠にありがとうございました。

 

(あるグループ長Bの報告書)

ランクアップノートの使い方、目的などの話が最初にあり、日々の業務についての講義でした。

ノート28ページの良い習慣づくりの3面についての話を重点的に聴きました。

毎日ノートを書き続けることがすべてのスタートであることが大事であると思いました。

 

・自分の成長のために行動をとっているか

・成長とは変化すること→できないことができるようになる若しくはできることを更にできるようになる

・目的のためにノートをつけていること

・一日を時間ではなく、分で考える(考えることで時間を有効に使う)

・興味関心を持たれるような資料作り、会話をすること

 

部下をもつことは厳しさをもつということになる。モチベーションは自分自身で上げるしかない。当たり前のことですが、行動をもって実践していきたい。

 

(わたくしのコメント)

成長したい。
だが、出来ていないことを放置している。
これは、成長を放棄していることだ。
立ちくらみがするくらい衝撃的な言葉でした。
私も成長できるよう行動していきます。

TKC宮本周司後援会の設立

!cid_2AEC03E2-2DDA-4C62-A417-AA5A3D758629はじめに

6月1日(月)、ホテル金沢にて、TKC宮本周司後援会の設立総会が開催されました。TKC会員42名が出席し、大いに盛り上がりました。TKC北陸政経研究会が会員各位に呼び掛け賛同者を募り、後援会は、役員14名、石川県会員55名、富山県会員11名、福井県会員15名の合計95名で結成致しました。宮本周司税理士後援会長の山岸貞司先生が顧問として、我々を暖かく見守って頂いており、有難く思っております。

 

国政報告を兼ねたミニ講演

宮本周司議員は、小規模企業振興基本法成立の経緯を熱く語りました。議員自身がファミリービジネス、家業を継いでおり、実体験に基づいて、法律を可決していただいたことがよく理解できました。この基本法は、我々のお客様の実態に応じた「事業の持続的発展」がポイントとなっております。また、外形標準課税や消費税の軽減税率にも話が及び、我々TKC会員のお客様の目線に立って活動をしていることを実感致しました。

 

交流懇親会

宮本議員が、全テーブルを回って、一人ひとりにお酌をして、親睦を深めて頂きました。懇親会において、宮本議員の家業、宮本酒造店の「夢醸」を美味しくいただきました。宮本しゅうじオフィシャルブログ「小規模企業の未来を創る!」(http://ameblo.jp/shuji-miyamoto/)においても、TKC宮本周司後援会の創立総会を紹介して頂いております。フェイスブックなどのSNSを使ったマーケティング、ブランド発信を活用した宮本議員自身の経営は、我々の大いなるヒントにもなります。是非、宮本議員の活躍をウェブ(WEB)にてご覧いただければと思います。

http://ameblo.jp/shuji-miyamoto/entry-12034166267.html

 

「金沢は、春から秋の日照時間は東京より長い」<291>

「金沢は、春から秋の日照時間は東京より長い」<291>

(6/5) 

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6月1日で創業満40周年を迎えた。
昭和50年6月1日に、14年勤めた会社を退職して松任市(現白山市)に自宅を新築し税理士事務所を開業した。
そして、2年9か月後の昭和53年3月に事務所を金沢市間明町に移転する。さらに、その6年後に自宅を金沢市に移す。
事務所は本江町、西泉と移転してから、平成7年に社屋を建築して20年経過した。
40周年を大過なく迎えることができ、支えていただいたすべての方々に感謝を申し上げます。

さて、5月31日の北國新聞の記事を見て意外に感じた。
見出しは「春から秋にかけ、金沢は東京より晴れ」とある。
気象庁は、1981年~2010年の30年間の平均を平年値としている。
金沢の日照時間の月別平年値は4月~10月の7か月間が東京より長い。
特に真夏の8月は金沢の221.5時間に対し、東京は175.3時間と46時間の差がある。
昨年のデータをみても、金沢の月別日照時間は4~7月、9月~10月の6か月が東京より長かった。

もっとも、冬(12月~翌年2月)の日照時間の平年値は、金沢が東京の2分の1以下にとどまる。
1月をみると、3分の1程度になる。
年間の日照時間では東京が金沢より200時間長くなっている。

一年中、どんよりした空のイメージが強い北陸だが、鉛色の空は冬だけで、春から秋にかけての行楽シーズンは東京と遜色なく晴れることを示している。
北陸新幹線開業で観光客が増える中、青空の城下町をアピールする材料になりそうだ。

写真…自宅近くの花。

 

 

 

ピラミッドとイノベーション

先日、福井にて、懇意にしているコンサルタントの方から、ピラミッドの宝物の話を拝聴した。
王様がピラミッドに宝物を埋めるよう指示した。
たいていの場合、王様の死後、その仕事が完了するという。
なぜだろうか。
こう問われたら、皆様ならば、なんと答えますでしょうか。
王様は、宝物を埋めた人を必ず殺す。
なぜなら、埋めた人は、宝物に至る経路を知っているから、口を封じるのだ。
だから、埋めた人は王様が生きている限り、仕事を完了させない。
完成させない限り、生きることができる。
だから、王様の死後、仕事が完了することとなる。
このエピソードを自身の仕事に当てはめた場合、どうなるだろうか。
自分の仕事を守るため、あえて完了させない。
イノベーションすることなく、現状を維持させることのみに執着する。
私自身、このエピソードを聴いたとき、自分の地位を守るため、イノベーション(革新)することを恐れているのではと自問自答しています。
ピラミッドの宝と革新。
皆様も考えてはいかがでしょうか。