2008年7月15日

短信…「遊魚動緑」
木村光雄

 

「囲碁将棋界の天才棋士」<42>(7/15)


将棋の羽生善治棋士は1970年生まれ、小学校1年生で将棋を覚え史上3人目の中学生棋士となる。25歳の1996年に史上初でタイトル七冠独占の偉業を成し遂げた。さらに六つのタイトルの永世称号を得ている。あと一つの竜王のタイトルも通算6期を得ており本年は挑戦者としてあと1勝すれば永世竜王になる。
小学校5年生の頃から、関東各地の子供将棋大会を総なめにする天才ぶりであった。また、1988年(18歳)のNHK杯戦では4人の名人経験者を立て続けに下して優勝している。東京八王子市育ち。

一方、囲碁の世界でも1989年生まれ本年19歳の井山裕太棋士が注目されている。
小学2年生(8歳)の史上最年少で全国少年少女囲碁大会に優勝し二連覇。
12歳でプロ棋士となり、今月の11日に19歳の史上最年少で名人戦挑戦権を獲得し8段に昇段した。大阪府出身。
祖父や銀行員の父の手ほどきで5歳で囲碁を覚え、小学生6年でプロ棋士になっている。
師匠の石井九段は「囲碁のセンスや集中力などどれをとっても数十年に一人の逸材」と期待を寄せている。 史上最年少16歳4ヵ月で阿含桐山杯のタイトルを獲得、また史上最年少で棋聖戦(17歳10ヵ月)と名人戦(18歳5ヵ月)にリーグ入りした。

石川県においても、日本棋院の2006年棋士採用試験で本県出身の田尻悠人君(1991年生まれ、15歳)が見事1位で合格し、プロ棋士(初段)として入段しました。
石川県では橋本雄二郎九段以来、36年ぶりのプロ棋士の誕生です。
田尻棋士は小学一年生の時に祖父(能登穴水町)より手ほどきを受けており、やはり小さい時期の環境が進路に影響しているようです。

田尻棋士は大淵盛人九段に入門していますが、大淵一門の修行は厳しく、頭は坊主刈り、パソコン・携帯電話・テレビは禁止、家族との連絡の禁止、朝四時半起床が必是になっており、現代の子供たちには全く考えられないことです。
田尻悠人君は将来タイトルをとれる棋士として期待を一身に受けております。 最近の成績は中野杯(プロ新人戦)準決勝では敗れましたが四強になっています。
私も入段祝賀会に出席しましたが心から活躍を祈っております。

子供の頃から勝負の世界に身を置く様子は過酷ですが、棋士になれるのは家族の愛情、運、才能、勤勉、体力に恵まれた天才だけです。

9月から始まる囲碁名人戦で張羽名人に挑戦する井山裕太君の戦いを楽しみにしている。



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