2021/05/05
「譲る側から見た事業承継」 <504>
事業は継続できるが、人命は有限。
そこで事業承継が必要となる。
私自身も譲る立場で体験したこととは。
1、自分のライフワークを考えながら、年齢を考えて段階的に設計する。
高齢化すると時代の変化や人間関係についていけない。
引き継ぐまで10年から15年かかると思ったら良い。
また、自分の余生も楽しむため一線を引く年齢を予定する。
2、承継後も過去に絡む経営問題が発生するから、それに備えて元気なうちに事業承継する必要がある。
3、譲る相手は、親族、社員、第三者の順で決める。
4、親族の場合は経営資本を譲るため計画的に贈与を実行。
社員の場合は資本と経営を分離して事業承継税制を活用する。
第三者の場合はすべて換金できるので長所が多い。
5、事業を承継する相手を選ぶときは経営理念を実現できる相手でなければいけない。
決してお金だけで相手を決めてはいけない。
理念なく地域や顧客を愛せない経営者には譲らない。
6、老後の生活と相続税の資金繰りをしておく。
7、終活しながら、平穏な老後を過ごす。
日々の努力が必要だ。
8、遺言を作成して相続でもめないようにする。
出来れば、公正証書遺言が良い。
9、日本人は老後のために貯蓄する。
欧米人は生活を楽しむために働く。
これからは老後を楽しむためにお金を使ったら良い。
10、「時の刻みは命の刻み」である。
日々をマンネリ化しないよう創意工夫ながら創造的に生活したい。
写真・・・自宅のハナミズキ(4/20)。
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