たった今、社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院の神野先生から当ブログにコメント頂く。
昨日、先生のブログを訪問しコメントさせて頂いた返答として相互訪問して頂いたのだ。
これは、記事だ。
ありがとうございます。
当社の医業経営コンサルタントが、先生の研修を受講してレポートを作成している。
ここで開陳してみたい。
「地域における社会医療法人の使命」
2009年5月15日15時~16時30分 ホテル日航金沢
講師「社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院 理事長 神野正博先生」
(医業経営コンサルタントY主任)
当院は全国で9番目に社会医療法人の認定を受け、能登の中核病院として地域医療を支える重要な役割を担っており、地域医療の提供(公益性)と地域社会への貢献(社会的責任)を使命として、戦略的に様々な取り組みを行っている北陸で最も注目されている病院の一つである。
特に光ケーブルによる情報インフラの整備を全グループ施設に行い、全施設での患者情報の共有体制を全国で一番早く構築されていることから、IT化の推進を戦略として積極的に行っていることが印象的だった。
また、日本旅行との提携でPET-CT健診(最新のがん検査器機)と和倉温泉への宿泊を企画しており、県外からも患者を取り込む姿勢は、地域医療だけでなく能登地域の地域再生にも貢献したいという理事長の強い思いが込込められていると思われる。
社会医療法人の申請は、公的な認定要件が多いことから各医療圏の中核病院が対象になると思われるが、地域医療の提供と地域社会への貢献を継続していく為にも収益性を伴うことは言うまでもなく、公立病院との差別化も戦略として考えていかなければならないことから、地域社会の医療機関として大きな存在であると改めて認識した。
(医業経営コンサルタントN課長)
期待どおり良い内容でした。
社会医療法人の設立代表者の生の意見を聞けて大変意義がありました。
社会医療法人は収益事業が行えて税制が優遇され、社会医療法人債が発行できる。
私はこのような経営的な面から見て、規模の大きい病院はぜひ社会医療法人になるべきだ!チャレンジすべきだ!と思っておりました。
しかし、神野先生の話を聞いて私の考えは間違っていることに気づきました。
社会医療法人になるにおいて一番大切なことは経営理念・医療提供サービスの質(能力)であることがわかりました。
当法人はソフトからハードまで最先端を走っているからこそ社会医療法人になるべくしてなった。
また理事長は一番の目的は地域医療の貢献でありそれが地域再生へ繋がるとのこと。
社会医療法人への提案と認定申請業務を一度やってみたいです。
(医業経営コンサルタントT次長)
第5次医療法改正後、新設等が可能となった社会医療法人(財団)の認可を受けた、恵寿総合病院の地域再生に向けた取組を拝聴。
能登北部医療圏を中心とした脳梗塞地域連携事務局としての機能や施設間ITによる患者情報の共有などは「地域再生」を目指した事業そのものである。
社会医療法人の使命感を担った取り組みを通じて単に「節税」や「補助金」などを想定した法人組織ではない部分を随所に学べたように思う。
今後、社会医療法人設立を目指していく医療機関があれば社会医療法人設立申請を実施しても良いと思われる。
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父性の復権
毎月、第三土曜日は経営会議と実務研究の日となる。
午前9時から、経営会議の議長を務める。
属人性のない継続できる組織体制、お客様に選ばれる会計事務所にするためにはどうしたらよいか、こうした問題意識を持ちつつ各部門、部会、委員会の報告を聞く。
さらに、実務研究会では、事務所で共有すべきノウハウを全員に示す。
数時間のなかで、小さい組織ではあるが、リーダーシップが必要と問題点を発見する。
代表権を頂いたばかりの経営者には、その課題がとりわけ大きく映るのかもしれない。
午後1時過ぎ、新規のお客様訪問のため、実務研究会を中座する。
道中、課題で頭が一杯だ。
自宅へ帰る途中、本屋に立ち寄り、リーダーシップ系の本を探す。
夏の夜、小さな虫がどんな頼りない光でも追い求めるように、ビーンズという大型本屋の2階を彷徨う。
気付くと、「父性の復権」という本を手に取っていた。
読む前に、救われたような気がする。
父性の条件は5つ。
(1)まとめあげる力(異なった要素を意味ある全体へ)
(2)理念、文化の継承
(3)全体的・客観的視点
(4)指導力
(5)愛
灼熱の砂漠が一滴の水を吸収するように、脳に活字が刻み込まれてくる。
日本政府も家族も同じ組織。
日本という国は何十兆という規模があって、その大組織をマネジメントするには政治家が必要で与党と野党に分かれてワイワイやっている。
スタッフが数万人もいる組織がある一方、数十名という組織もある。
数億という規模でも経営者が必要で幹部と経営していかねばならぬ。
理想の組織とは何か。
模索は始まったばかりだ。
(本書より)
父の役割は家族を統合し、理念を掲げ、文化を伝え、社会のルールを教えることにある。
この役割が失われると子どもは判断の基準、行動の原理を身につける機会を逸してしまう。
いじめや不登校が起こり、利己的な人間、無気力な人間が増えるのもこの延長線上にある。
独善的な権威を持って君臨する家父長ではなく、健全な権威を備えた父が必要だ。
父性の誕生とその役割を家族の発生と社会の形成との関連から検証し、父性の条件を探る。
地域における社会医療法人の使命
(社)日本医業経営コンサルタント協会石川・福井連合支部のセミナー&総会に参加する。
盟友かっちゃんと久方ぶりに談笑する。
STLOWS倶楽部の6月の定期総会は、宿泊を前提で、池田リハビリ病院で開催予定となる。
お世話になります^^
さて、社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院の神野先生から、「地域における社会医療法人の使命」というタイトルでご教授いただく。
難しいことを分かり易く、分かり易いことを面白くお話いただいた。
神野正博のよもやま話という先生のブログで、八面六臂の活躍を知る。
此処北陸においても、このような御仁がいると知り、誇りに思う。
続いて、通常総会において、事業報告、予算案など議案がすべて賛成と可決される。
目からウロコが落ちるほど簡単に人事制度を構築するためのブログ
現在、当社の専門コンサルティング部会(人事制度)が小冊子第二弾を推敲中。
1日1頁を目処に、更新していく。
目からウロコが落ちるほど簡単に人事制度を構築するためのブログ
左前方の自転車
午前中、来客対応を数件させて頂いた後、金城短大へ。
朝方、雨を降らせていた雲が、国道8号線を白山市方面へ向かうにつれ、風に流されていく。
ちょうど晴れ間が見え始めた頃、目的地へと到着する。
「会計学総論」は、合同クラス90名、単体クラス25名。
お互い、気をつかう関係となり、授業にも協力的だ。
授業後、きんどん会メンバーであるT専務の会社へ立ち寄る。
その後、車を走らせていると、左前方に競技用の自転車で颯爽と走っている方がいる。
結構早いなと思いつつも、追い抜かす。
そして、信号待ちの時、ちらっと横顔を拝見すると、M柄氏。
「こんにちは!」と話かけさせて頂き、近くの喫茶店で近況を語りあう。
なんと奇遇なことだろう。
社長就任して数ヶ月間のことを、端的にご報告申し上げる。
最近、ヒントを得て、何事も万事急がないこととした。
話し方、歩き方、あらゆる動作を緩慢とした結果、時間という犠牲を払っているおかげだろうか、発見がある。
「泰然自若」として、とにかく急がない。
商いの道
伊藤 雅俊著「商いの道―経営の原点を考える」を再読する。
職業会計人は、プロフェッショナルであって商人ではない。
イトーヨーカドーやセブン-イレブンを中心とするイトーヨーカドー・グループの創始者から、経営の原点を学んでいる。
「王様が誰だかわからない時こそ、国がよく治まっている時だ」など至言が満載だ。
「お上意識を持たない」(125頁)でハッと息をのむ。
(引用開始)
お上意識を持った人は、・・・一人称ではなく三人称で発言します。
例えば、「私がやります」ではなくて、「社員はやるべきである」というようになるのです。
・・・しかし、三人称は商人の姿勢ではありません。
・・・「あの人」といった三人称的な冷ややかな姿勢・・・高飛車な姿勢は商いに禁物です。
(以上)
むむっ。。。
普段、頻繁ではないが、「あの人」を活用しているので、「ハッ」とする。
プロフェッショナルは、三人称で語ることが多い。
私は、プロフェッショナルであると同時に、商人だ。
以後、気をつけようと思う。(反省)
運命共同体そしてランチ
GW明けの月曜日、役員会議と幹部会議であった。
運命共同体である4役員、部長1人、次長2人、課長3人、係長1人の計11人で午前中、問題解決と成功への提案を行う。
太陽、空気、土がそれぞれの役割を自然界で果たすように、各人、組織が継続するように、自身のするべきことを完全に理解している。
運命を天に任せず、自ら拓くことを再確認した後は、幹部全員でランチを食す。
11人分のランチは、事前の回覧で何を食べるかによって、席順がアットランダム。
近くに座った幹部と束の間談笑することは意義がある。
頭脳をフルに酷使している会社内では、雑談は許されない。
こういうリラックスしたときに、成長した子供の話などして、運命を共にするプロフェッショナルの生活を聞く。
ランチの後は、電子申告を数件こなし、金沢税務署で打ち合わせ。
その後、社長就任挨拶のため、輪島へ向う。
能登有料道路を完全制覇した先に、目的地がある。
のんびりした風景が拡がるなか、ようやく到着し、代表者と後継者の方とご挨拶、さらに異業種交流会STLOWSのご案内もさせて頂く。
帰りの車中、マーケティングにつき暫し考える。
JCやロータリーなど各種団体で同じ会員に毎回会ったとしても、交友関係は限定的。
会社名をより知っていただくにはどうすれば良いか。
小冊子や書籍が効果的と再び断定づける。。。
仕事を人につける
多くの会計事務所は、人に仕事をつけている。
結果的に、その人がいないと困る状態となる。
そして、お客様も取引先も、その状態が困る。
以前、船井財産コンサルタンツ研修で、ホッピィビバレッジの石渡美奈氏の講演を聴いた。
「社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革」の著書の中で、仕事を人につける意味につき、こうご教授頂いた。
(引用開始)
わが社のように小さな会社では、余剰人員を雇用することなど到底できない。けれど命ある人間だから何が起こるかわからない。
「もしかして、朝、出社したら誰も来ないという有事がないとも限らない。その時に備えてどうしておけば良いのだろう。」
実は、小山さんに出会う前の私は、いつも心の中でこの不安を抱えていた。
「人に仕事をつけてはいけない。仕事に人をつける」
この教えを聞いたとき、私に走った衝撃を今でもよく覚えている。
「これだ・・・!」
しかし、創業以来90年以上、人に仕事がつくこと、部門を聖域化することが当たり前の文化になっていたわが社で、いきなり「仕事に人をつけよう」と話しても、当然のことながら理解されるはずもなく、こと製造部門の人手不足問題では、しばし、加藤木や製造部門の幹部と言い争っていた。
そんな彼らが、「人に仕事をつけていたら人員は幾らいても足りない。仕事に人をつける仕組みに変えていかなければ会社は利益を出せない」と気づいてくれたのは環境整備がきっかけだった。
(引用以上)
集団退職を経験している経営者や幹部の方ならば、「人に仕事をつける」状態の怖さを実感しているはずだ。
「君がいなければ、困る。だから、辞めないでくれ!」と懇願し、そして拒絶される。
あぁ、生々しくなったのでここらへんでやめておこう。
石渡氏が指摘しているとおり、部門を聖域化しているわけで、これは文化だ。
自分にしかできない仕事を日々量産していく。
自分しか知らない情報を机にしまいこんでいく。
この状況を打破することを「改革」という。
改革は概して遅々として進まない。
なぜか。
人に仕事をつけている場合、部下の進捗管理だけ判断の拠り所とし、現場に仕事をまかせきることができる。
そして、何かあれば部下を叱ればよい。
経営者や幹部は考える必要がないので、本音は現状維持で良い。
率直に言おう。これは強烈な自己否定だ。
「人に仕事をつける」やり方を否定するのは、私が相当ツライ。
(ツライから、役職がある)
二人担当性、ノウハウの文書化、データベース構築など考えるべきことが山積みとなるからだ。
スタッフの雇用、会社の存続を考えれば、当然ながら、お客様、ノウハウはすべて会社に帰属する。
第二四半期の中間にあたり、早くも来年の事業目標を意識し始めた。。。
坂田氏の理論で
久方ぶりのゴルフへ行こう。
場所は、能登カントリー倶楽部。
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昨日、ゴルフ練習場で「バックスイングの時、右脇が空いているのが気になる。
締めたらどうですか?」と隣の方から教えて頂く。
私は、穏やかに初老の紳士に謹んでご返答する。
「坂田氏のジャイロスイング理論で学んでおります」と。
その白髪のジェントルマンが感嘆の声をあげる。
「ほぉ、恐れ入りました。坂田塾の生徒さんでしたか。」
それほど、本格的ではありませぬ(恥ずかしい)。
追伸
結果99(49・50)。
可もなく不可もなく。。。
あの日にドライブ
荻原浩著「あの日にドライブ」を読む。
銀行をリストラされた43才のタクシードライバーが主人公。
人生のやり直しがテーマの本著を読み、「ご縁」につき暫し考えてみる。
人生の岐路はすべて出逢いだ。
さて、自宅の郵便受けにAir Mailが届いている。
差出人は、20代の頃お世話になった会計事務所の先生からであった。
パシフィックビーナスの船上からの葉書。
世界一周の旅に出ているようで、イスタンブールが眼前にあると書かれていた。
2009年世界一周クルーズ(4月1日~7月12日、101泊102日)。
その葉書に鼻を近づけて息を吸い込めば、潮の香りがするような、そんな非日常的な感覚となる。
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世界一周ブログ。

