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新人向け自創経営2 2020

先日、2回目の新人向け自創経営研修を行いました。

説明しながら、とてむ空しく情けない気持ちとなりました。

何を聴いても反応が薄い。

この研修は全く無駄であると。

まるで、テレビの視聴者(私が企画して、ただ聴いている)のような感じですね。

金城短大の講師(非常勤)時代を想起致しました。

当時、興味がないのであろう会計学の話を一生懸命する度に、反応のない学生を見廻して虚しい気持ちとなったものです。

 

説明後、この研修は中止しようと思うも、この研修企画の趣旨を思いだしました。

無駄だとわかっていても継続することに意味があると。

事実、この研修を中止したところで、業績に与える影響は皆無であり、長期的な事業継続のために実施している企画です。

短期的な業績ではなく、長期利益実現のための企画。

ただ、新人6名の中に将来経営を担う幹部がいるかもしれない。

そう考えて、継続を決意しました。

蛇足ながら、このように自分の心境を客観視出来るのは、継続している日誌のおかげかと推察しています。

 

「置かれた場所で咲きなさい」

今、置かれた状態で全力を尽くす。

この精神を私の親友である伊勢氏から学ばせていただいております。

受講生という立場であっても、講師から聴かれた場合、全力で回答する。

これが、自ら動く「自創経営」の真髄であることを理解いただくよう、最終回の講師を担当しようと思います。

 

「テレワーク」<475>

新型コロナウイルスの影響で、ビジネスも生活も新たな様式に変化しつつある。

 

欧州では「在宅勤務権」の法制化が始まり、米国企業では在宅勤務の恒久化を決める例が相次ぐ。

 

日本でも実施企業は増えたが、ルール作りが遅れている。

在宅勤務は企業の競争力も左右する可能性がある。

 

ドイツでは本人が在宅勤務を希望した際に企業が要求に応じられない場合は、その理由を説明する義務を課す法案をこの秋へ向けて準備している。

 

ドイツ国内で在宅勤務する人は12%から25%に上昇し電車通勤の混雑を避けるためホワイトカラー中心に在宅勤務する人は多い。

しかし、在宅勤務では公私の区別が曖昧で長時間労働につながる恐れがある。

法制化は運用ルールを整備し労働者の権利保護を確実にする思惑もある。

 

フィンランドでは20年1月、労働時間の半分以上を自宅を含む好きな場所で働ける法律が施行された。

 

オランダでは16年、自宅を含む好きな場所で働く権利を認める法律が施行された。

 

経済協力開発機構(OECD)

の18年統計では、在宅勤務の導入率が8割超とされる米国は時間当たりの労働生産性が日本の1.6倍だ。

 

個人の生活様式や職種、役割に応じ働き方は変わる。

 

日本では労働時間に応じた給与体系が一般的で、在宅勤務を導入すると残業代の計算が複雑になる。

「みなし労働時間」で賃金を決める裁量労働制では研究開発職など専門業務に限られている。

 

人事評価制度や労働法制の改革が求められる。

 

私個人では、出勤しなくても自宅に居ながらWEBで朝礼、会議、研修に視聴参加し発言もできるので以前より有意義になった。

 

とくに、WEB朝礼参加は生活のリズムを取り戻すのに役立っている。

 

オンライン化でテレワークやリモートワークが進むことにより都市集中を避け、ワークライフバランスを促し、ひいては個人の生き方が多様で豊かになると思う。

 

 

写真・・・白山市松任駅前に立つ仏教界偉聖の暁烏敏先生像と仏教経典にある「汝自当知」(汝、自らまさに知るべし…私自身の心の有り様をしっかり見つめて自分自身を正しく知れ)。

十大NEWSの勧め 2020

2020年(令和2年)の半分が過ぎていきました。

光陰矢の如し。

新型コロナウィルスにより、出張と会合のない世界が眼前に出現し、リタイヤ後の生活の予行演習を経験しました。

これから、10月から始まる第47期の事業発展計画書の作成に取り掛かります。

計画書の中に、十大NEWSという項目がありまして、会長の時代から続けております。

振り返りまとめていますと、事件というかなんというか今年もいろいろありました。

会社の備忘録がこの十大NEWS。

長所は、客観視することにより、出来事が会社経営にどのような影響を与えたかがよくわかることです。

重宝しております。

皆様も実践してはいかがでしょうか。

 

1位

〇コロナ禍による確定申告期限延長等、持続化給付金支給など公的支援に対応した。

 

なお、2位以下はあまりにも生々しい内容ですので、公表はできません。

第11回事業発展計画研究大会 2020

7月3日(金)、会社にて第11回事業発展計画プレ発表大会(旧提案力コンテスト)を実施致しました。いつもは、金沢のオフィスを離れ、七尾市にてレクリエーションを兼ねて行っておりましたが、新型コロナウィルスの影響を受けて社内で実施した次第です。

当然ながら、移動もなく楽ですし、そして、TEAMSも利用しながらの開催ですので、在宅の会長もオンラインで参加でき、メリットも多い大会でした。

 

弊社は9月決算であり、7-9月が最終四半期。この初夏の時期に方針の立案や投資を決定します。この研究大会の発表を方針や予算に反映するという意図のもと、大会名を事業発展計画研究発表大会と命名いたしました。

テーマは、前回に引き続き、「残業規制時代における生産性向上について」。7グループ編成の発表でした。

中間発表は、2週間後の7月18日(土)。最終発表は8月22日(土)となります。

 

社員50名以上の組織を確立できるか、そして、完全に組織化できるか否かここが岐路と思い、全力で皆の考えをメモし、整理しました。

組織が大規模化したとしても、品質を担保できるか否か。

人材育成の集中カリキュラム企画をどうするか。

この研究大会が発展の分水嶺と直感的に感じましたので、今まで以上に集中して、聴いておりました。

「第45期・碁聖戦」<474>

囲碁七大タイトルの一つ「碁聖戦」、五番勝負の初戦が7月18日に金沢市で開催される。

前期にタイトルを奪取した羽根直樹碁聖に対し、6月29日の挑戦者決定戦で張挧阿含・桐山杯を破った一力遼竜星が挑戦する。

 

現在、七大タイトルのうち井山裕太三冠(棋聖、本因坊、天元)と芝野虎丸三冠(名人、王座、十段)の二人が六冠保持しており、残り一つの碁聖タイトルのゆくえが注目される。

 

私所有の碁盤は、2016年7月に金沢で開催された碁聖戦(井山・村川戦)から提供し、本年で五回目となる。

碁盤は2016年6月に大阪の井上碁盤店で佃亜紀子五段と佃優子石心席主に立ち会っていただいて購入し、8月のタイトル戦で井山碁聖から「七冠・井山裕太」と碁盤に揮毫していただいた思い出深い碁盤である

 

2017年は井山碁聖が金沢開催前に防衛してしまった為、「北國囲碁まつり」として開催され井山碁聖の指導対局に碁盤を提供している。

 

2018年は井山碁聖が許家元九段に奪取され、2019年は許碁聖が羽根九段に奪取されている。

 

今年の碁聖戦は新型コロナウイルスの影響を受けて、前夜祭や大盤解説会は見送られる。

 

北國新聞会館での熱戦を期待したい。

 

 

 

写真

1、北國新聞朝刊(6/29)。

2、国民栄誉賞を受賞した井山裕太七冠と(2018・6)。

新聞記事掲載 2020

全国紙(日経産業新聞)での掲載は、私50年の歴史上初めてです。

北國新聞社(地方紙)での掲載は経験済ですが、全国紙での紹介は有難いです。

ただ、日経新聞は購読している方も多いですが、日経産業は私を含めて購読している方は少ないでしょう。

 

テーマは「経営セーフティ共済の活用」です。

この記事をご覧になった方でこの官製「転ばぬ先の杖」を活用いただければ幸いです。

この機会を頂きましたTKC全国会共済制度推進委員長の青嶋先生に感謝いたします。

 

「石川碁優会」<473>

617日に第1回石川碁優会が囲碁サロン「石心」で開催された。

 

「石川碁優会」は3月に令和2年度文化活動支援事業として公益財団法人いしかわ県民文化振興基金(谷本正憲会長)から認定された団体だ。

 

石川税理士碁友会の会員と石心のメンバーが集まり結成され、第1回は24名が参加し熱戦が繰り広げられた。

 

会場の石心では空調フィルターと碁石洗浄、下駄箱消毒、碁盤や家具の除菌をして開催された。

 

私は五段で参加し、22敗。

 

コロナで実戦不足と自己弁護しながら、実力の無さを実感する。

 

 

写真・・・石川碁優会の小川洋巧会長と石心の佃優子席主。

 

 

新人研修反応 2020

先日、新人研修を行いました。

研修を受講した場合、研修報告書の提出が義務付けられております。

受講生の中に、中途採用者で東証一部上場企業出身者がおり、その報告の内容が秀逸でしたので、此処に共有したいと思います。

こういう報告書を頂きますと、講師の次回のモチベーションが上がります。

スキル研修は巷にあふれていると思いますが、仕事への姿勢や習慣の大事さを伝える研修はあまりないのでしょう。

 

 

以下、研修報告書抜粋。

 

研修前に、丹羽氏の「仕事と心の流儀」やおかげさまの話(これは、「魔法の言葉」です)を読んでいたので
研修内容に入りやすかったと思います。どちらの話も面白く読むことができました。

研修後、私が感じたことは以下の通りです。
・KKB社内の雰囲気作りが良く信頼関係にあること。
・成功、事業発展には相手を主として考え行動することが必要不可欠であること。
( 語先後礼、腕組NG、ありがとうおかげさま等々)
・日記を書くことで気づくことがあること。
・プル思考は建築工事の際に竣工より逆算して描く、全体工程表・月間工程表・週間工程表と原理が同じであり、前進し続ける為に必須であること。
・それにより構成される習慣が全てであること。現状も習慣からきていること。

また、研修を終えて今日より実行すると決めたことは以下の通りです。
・あいさつは止まってすること。(習慣項目で管理)
・習慣管理(〇×記入)を行うこと。
・プル思考による年間計画を立てること。(仕事面・プライベート面)
・日記を書くこと。(過去何度か書いていましたが三日坊主でした。)
・問題と対面した時、「仕事と心の流儀」を読んでみること。

以上です。実際に社長と面と向かいこのような話を聞くことは、前職ではもちろんなく感じるものがありました。この時間を無駄にすることのないように継続して実行し、1年後の研修では答え合わせをしたいと思います。

「金沢港クルーズターミナル」<472>

5日に新しく完成した「金沢港クルーズターミナル」を見に行く。

クルーズ船が2隻同時接岸できる。

全面ガラス張りの海側からの眺望は素晴らしい。

 

二階には「まなび体験ルーム」や「クルーズ船の操船シュミレーター」がある。

 

今年54本が見込まれていたが、コロナの影響で41本が中止となっている。

 

金沢港は昭和45年11月1

日に開港し、今年50周年を迎える。

 

私は2016年8月、クルーズ船「コスタ・ビクトリア」に乗船し、金沢港→境港→釜山港→福岡港→舞鶴港ルートで5泊6日の観光をしたことがある。

 

クルーズ船は客室が移動するので高齢者にとってはとても楽だ。

 

コロナが早く収束して、クルーズ船が金沢港に寄港する日が待たれる。

 

 

写真・・・金沢港クルーズターミナル。

 

 

新人研修 2020

コロナ禍の中、三密に留意して、新人研修(入社から2年目)を実施しました。

6名のうち、中途入社(社会人経験者)は3名。当たり前ですが、残り3名は新卒者です。

当社の方針「当社の職員は、原則として新卒者を採用する。この方針は、人生経験の純一性と理解力尊重の理念に出(い)ずるものである。」に従って採用している結果です。

 

さて、ここのところ、オンライン会議ばかりで、久方ぶりのリアル研修講師は楽しかったです。

先ずは、私的社会人経験から会社の歴史まで、なぜ我々がこの場所に集い、何を目的に働いているのかを共有しました。

この新人研修は6,7,8月の3回シリーズで行い、さらにお客様の年末年始挨拶同行も研修カリキュラムの一つとして組み込まれています。(今年は、コロナ禍により、中止の可能性もあります)

新人が一人前になるまでの2年間はとても大事です。