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「私の故郷、二本木駅舎が登録有形文化財に」<431>

先月、新潟県柏崎市の土田茂博先生から319日付け「新潟日報」記事を送付いただいた。

 

私が小学生1年から5年まで通った中郷小学校がある二本木駅舎が登録有形文化財になるとの記事だ。

 

国の文化審議会は18日、上越市中郷区のえちごトキメキ鉄道・二本木駅の駅舎などを登録有形文化財にするよう答申した。

 

二本木駅は現役の駅施設で、戦前に建設された旧信越本線の駅舎やホーム上屋などの施設一式が残る。

駅舎やランプ小屋は1910(明治43) に建築された。

 

折り返し線で、列車の進行方向を変えるスイッチバックは新潟県で唯一、全長112メートルの長大な雪囲いは豪雪地帯に特化した独特な景観を形成している。

 

昨年8月、久しぶりに二本木駅を訪れたが、有形文化財の指定で私の故郷が昔のままに保存されるのは大変嬉しいことだ。

 

二本木駅は私の父・木村喜作が駅長を勤め、昭和294月に定年(55)で二本木駅から本籍の白山市に帰郷した。

私の11(65年前)のときだった。

 

父は新潟県南部で24歳で助役になり、37歳から18年間に五か所の駅長を勤めた。

 

私が住んでいた思い出の駅官舎はすべて取り壊されていたのは残念だつたが、平成最後のブログに嬉しい記事をアップでき喜んでいる。

 

 

写真…新潟日報の20181011日と2019319日の記事。

 

木村岳二(きむらがくじ)の歌 2019

大手生保会社から、木村岳二(きむらがくじ)の歌を頂きました。

木々繁る(きぎしげる)

村に青雲(むらにせいうん)

棚引きて(たなびきて)

岳と聳える(がくとそびえる)

二代を拓く(じだいをひらく)

 

木々繁る村の空には青雲が悠々と棚引いている。

企業経営を通じて社会貢献し、会社を岳と聳える高みへ導き、次代を拓く。

 

有りがたい言葉。歌人 観修京谷様の作品です。ありがとうございます。

「いのちの歌」<430>

3月31日に石川県庁19階展望ロビーで、「春のコンサート」があり、出向く。

 

大勢の方がいらっしゃっていた。

 

一時間の間に春をテーマに10曲が演奏された。

 

最後に、「いのちの歌」(作曲:村松崇継、作詞:竹内まりや)が合唱された。

2009年の連続テレビ小説「だんだん」の劇中音楽だった。

 

その詞に感銘を受けた。

 

 

「いのちの歌」

 

生きてゆくことの意味

 

問いかけるそのたびに

胸をよぎる

 

愛しい人々のあたたかさ

この星の片隅で

めぐり会えた奇跡は

どんな宝石よりも

たいせつな宝物

 

泣きたい日もある

絶望に嘆く日も

そんな時そばにいて

寄り添うあなたの影

 

二人で歌えば  懐かしくよみがえる

 

ふるさとの夕焼けの

優しいあのぬくもり

 

本当にだいじなものは

隠れて見えない

ささやかすぎる日々の中に かけがえない喜びがある

 

いつかは誰でも

この星にさよならをする時が来るけれど

 

命は継がれてゆく

 

生まれてきたこと

育ててもらえたこと

出会ったこと

笑ったこと

 

そのすべてにありがとう

 

この命にありがとう

 

 

写真…県庁コンサートで一般参加者も交えての、「いのちの歌」合唱。

新入社員 2019

2019年の入社は4名(男2、女2)。

2018年の入社が5名(男4、女1)。

2018-2019年入社で野球チームが出来るほど、人員を増強致しました。

増強の一つの理由が、日本政府の要請である「働き方改革」による残業規制です。

労働集約型の会計事務所に対して、生産性革命を実現せよとの要請の前に、先ずは人員増強した次第です。

これから大事に新人を育成していきたいと思います。

お客様の中には、人員増後の労働分配率の適正値について、心配される方も多いと思います。私は、将来の事業計画の中で、適正値を見出すほか道はないかと信じております。将来の打ち手の中で、人員増に価値を見出す。計画は悲観的に、実行は楽観的に経営をしていきたいと思っております。

6-8月の間に、私自ら講師となり、経営理念や事業方針、経営計画、曼荼羅シート、チャレンジシート、ランクアップノートなど研修していきたいと考えております。

未来を志向する経営者セミナー 2019

先日、TKC北陸会石川県支部主催のセミナー「小さな会社を強くするブランドづくり」を開催致しました。

冒頭、主催者を代表して、挨拶をさせて頂きました。(写真)

最後、開会のところ、閉会の挨拶とさせて頂きますと。(苦笑)

最近、閉会の挨拶が続いていたとはいえ、これはいけません。留意事項として日記にも書き留めた次第です。

セミナーの講師は、静岡県立大学の岩崎邦彦先生。

セミナーだけでなく、バスの移動や石亭での会食時にもお話をさせていただく。

「いろいろ」という色はない。強いブランドを持つには特定の分野のNO1である。

「好き・嫌い」。いずれも女性が鍵を握る。

「パッケージ・ホームページ・ロゴマークなど」ブランド要素を統一、一貫性を持たせる。音楽同様、ブランドには調和が必要である。調和がとれない場当たりの広報は、ブランドを破壊する。

京都大学EMBAの時にも感じた知的腕力。少しでもお客様に還元していかなければと思います。

「鈴木大拙の思想」<429>

2月に鈴木大拙館で購入した「禅と科学」と「天界と地獄」を拾い読みする。

 

私の浅学非才な感想よりも、お二人の解説を引用して紹介に代えたい。

 

「禅と科学」(鈴木大拙の講演カセット)

古田紹欽・解説

 

鈴木大拙は1960年(60年前)に満90歳に達した。

この講演は、その年に鎌倉の円覚寺でなされた。

 

 

 

大拙は晩年1949年からの十年、アメリカの諸大学にあって仏教哲学、殊に禅思想を講じ、その間に国際会議のためにヨーロッパにも赴いて講演した。

 

しかも、大拙くらい頑固に東洋思想を体した人もまた少ない。

 

東洋思想の対比を踏まえて、しばしば自由とは何かに言及し、東洋的自由にこそ自由の自由たるものがあると言っている。

 

禅と科学のもつ問題を、結論としてどう考えるかであるが、そこには真の自由がなくてはならぬと。

 

「天界と地獄」(エマヌエル・スウェーデンボルグ著、鈴木大拙訳)

安藤礼二・解説

 

金沢に生まれ、禅を世界に広めた鈴木大拙(1870~1966)と北欧スエーデンのストックホルムに生まれ、内的な霊界を遍歴したエマヌエル・スウェーデンボルグ(1680~1772)。

 

生まれた時代も国も、そして二人がともに生涯をかけて探求し、実践した宗教(仏教とキリスト教)も大きく隔たっている。

 

大拙にとって、スウェーデンボルグの霊的体験と、その体験をもとに構築された意識発生論にして宇宙発生論、すなわちスウェーデンボルグの宗教哲学を自身の内に消化吸収することは、後に独創的な「霊性論」を確立していくにあたって重要な役割を果たしていったと推測される。

 

霊界は自己の外部に存在するのではなく、自己の内部にある「心」のなかに存在する。

その霊界こそが「神」である。

 

大拙の仏教もスウェーデンボルグのキリスト教も、いわゆる正統な教義理解からは、ともに「異端」として位置づけられるものだった。

 

宇宙そのものを産出する超越的な根本原理が、自らのうちに内在することを説いていたからだ。

 

仏教がたどり着いた極限にして限界から仏教を乗り越えていくような教えと、キリスト教がたどり着いた極限にして限界からキリスト教を乗り越えていく教えが、大拙の裡で一つに結び合わされたのである。

 

大拙は、仏教とキリスト教の伝統を脱構築することでかたちになったこの二つの極を一つに包み込む概念として「神秘主義」を見出す。

 

言葉にすることができない「神秘」の体験を通して、人間を超越する「神」あるいは「仏」と人間に内在する「心」が一体化する、つまりは「合一」するのである。

 

大拙にとって、神秘と科学は両立するものだった。

 

仏教とキリスト教を二つの比較を軸とした、「神秘主義」としての宗教理解。

 

それが大拙思想の始まりから終わりまで貫徹されているのだ。

 

鈴木大拙館には三度訪れたが、三度目にして大拙の思想に触れた。

 

鈴木大拙と西田幾多郎は、ともに明治3年生まれで金沢第四高等中学校で知り合い、生涯を通した親友だった。

二人は学者という枠を超え、東西を結びつける世界文化を創造し、日本を代表する思想家となった。

 

凡人の私には思想は難解だが、ひところ、金沢大乗寺、福井大安寺、京都妙心寺で座禅に凝ったときが懐かしい。

 

 

写真…鞍月セントラルパーク(3/28)

日本M&A協会国際会議 IN Paris 2019(2)

2.資本提携の仕掛け(譲受企業の視点)

株式会社じげん。

この会社は、10件の譲受(買収)を実施している。

600件の買収候補の中から、120件を選定して、DD(デューデリジェンス)を実施し、10件の買収を完了している。

買収リスト600件中10件の買収。

約1.7%位の確率です。

上場企業の買収は、このような確率なのかもしれません。

 

翻って、未上場会社の譲受(買収)。

このような上場企業のような選定方法が可能なのでしょうか。

この譲受(買収)方法は、バトンズならば可能という。

なぜなら、ネット上で、毎日、かなりの数の譲渡企業がリスト化されているからです。

未上場企業も、さきの「じげん」方式で買収リストから選定できる時代が到来したといえるでしょう。

 

さて、来年の日本M&A協会国際会議の開催地。

オーストラリアのシドニーに決定しました。

 

日本M&A協会国際会議 IN Paris 2019(1)

今年、会計人及びその関係者が総勢560名、日本M&A協会パリ国際会議に集結した。

 

1.成長型M&Aとは(譲渡企業の視点)

最近、成長戦略型のM&Aが増加しているという。

依然、後継者不在型のM&Aもあるが、俄然、成長戦略型のM&Aが増えている。

会社譲渡の理由が後継者不在ではなく、成長戦略の一環とはどういうことであろうか。

自社よりも金も人も知名度も技術もある会社の傘下に入ることで、自社の成長を加速させるという。

そして、何よりも人材難で、より有力なグループに加入することで採用に有利となるのだ。

石川県の株式会社たくみや(小松市)と日本投資ファンドとのご縁(資本提携、2018年)は、成長型M&Aの典型例だ。

事実、会社の成長が加速したという。

これから、譲渡理由として、後継者不在だけではなく、成長戦略という選択肢も入れることにしましょう。

 

 

「信用できる人・信用できない人の特徴と見分け方」<428>

「信用できる人の特徴」

 

・約束を守る

・時間厳守

・口が堅い

・人の悪口を言わない

・聞き上手

・他人のために行動できる

・言い訳をしない

・言いにくいことでも指摘してくれる

 

「信用できない人の見分け方」

 

・ウソをつく

・何度も約束を破る

・時間に遅れる

・お金に執着する

・自分が悪いのに謝らない

・「ありがとう」という言葉が言えない

・悪口を言う

・「ここだけの話」が多い

・自分のことばかり話す

・人によって態度を変える

・自慢話が多い

・いいとこ取りをする。

 

 

「信用される人になるには」

 

・身なりや言葉遣いに気をつける

・自分の情報はオープンにする

・悪いグループと付き合わない

・ホウレンソウ(報告、連絡、相談)を心がける

・間違いやミスをしたら、きちんと謝罪する

・メールは早めに返信する

・約束や時間を守る。守れないときは早めに連絡する

・自分から相手に歩み寄る

・噂話や陰口を叩かない

 

 

信用を落とす行為を避け、信用される行為を積み重ねよう。

 

若いときは分かっていても、集団では「悪貨は良貨を駆逐する」ごとく安易な方向に流れ、自分も仲間外れになることを恐れ、妥協してしまう。

 

孤独でも、自己探求し続ければ、必ず、観る目のある人が評価してくれることを信じる。

 

人間の成長段階は、自己中心者→自立準備者→自立者→開拓者→感化者と深化する。

 

また、資格能力と職務能力および人格能力は、全く別ものである。

 

自分が正しくても、相手のミスを追求して追い込み成長を疎外する「クラッシャー人間」になってはいけない。

 

資格能力や職務能力の高い人が、人格能力が高いなどと錯覚しやすいから要注意であり見極める必要がある。

 

自分の変化を日々楽しむのが生き甲斐と思うこの頃である。

 

 

写真…鞍月セントラルパーク(3/18)

確定申告打ち上げ 2019

税理士法人の最大の仕事。それが確定申告。

今年も「税理士法人木村経営ブレーン」の名で各税務署へ申告させて頂きました。

かなりの申告数。一人では出来ません。グループ、チーム同士の連携、分担をして完成致しました。

 

One for all. All for one.(一人は皆のために、皆は一つの目的のために)

 

確定申告はチームプレーの結晶です。

確定申告の打ち上げの挨拶と乾杯は以下の通りです。

税理士法人を代表して一言お礼致します。

本来ならば一人ひとりに感謝の気持ちを伝えたいところではありますが、先ずは皆様にありがとうございますと伝えます。

昨年入社した新人5名の教育もあり、とくにグループ長やグループ長補佐の方々にご苦労をかけたものと推察しています。グループ力の賜物であり、本当にありがとうございます。(中略)

働き方の多様化。従来通り、派遣社員やインターシップに加え、今年から家族アルバイトも投入致しました。

今年の4月からも2人の新入社員が加わります。皆で育んできましょう。ありがとうございます。