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ランチェスター経営竹田陽一先生との邂逅

過日、TKC北陸会石川県支部主催の経営者セミナーを企画しました。セミナーの前日、講師の竹田先生と会食をさせて頂きました。その中で、知識集約型企業の投資は、教育訓練であると痛感しました。知識集約型の教育訓練費は、資本集約企業の減価償却費に相当し、経営者も含めて学習時間及び仕事量と成果に相当の相関関係があると教示頂きました。向上心とリーダーシップが会社経営の肝であることの重要さを再認識しました。

 

セミナー参加者は200名弱。税理士法人木村経営ブレーンのお客様にも声をかけさせていただき、5名の参加を頂きました。主催者代表挨拶(石川県の支部長として)において、努力しなければ、現状維持でさえ難しいとお話しをさせて頂きました。私は、日頃から、何もしなければ下へ下へと流されるという意識を持っています。下りのエスカレーター、上流から下流へと下る川という比喩に例えました。

 

下の方に流されることなく、いや上へ行けるようにせねばと会場にいた全員が感じたと推察しています。支部長という役職によりたまたま竹田先生とのご縁を頂きましたが、これから読書だけではなく、直に講師の方とお会いして話すことが大事だなと思いましたねー。読書すると、理解することは出来ますが、著者ご本人と話すと体感、まさに感じることができます。

 

「肺ストレッチ」<394>

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NHKの「ためしてガッテン」で肺ストレッチが紹介された。

 

「肺ストレッチ」を調べてみました。

 

期待できる効果は、血圧の低下作用やストレスに強くなったり、呼吸の回数が少なくなったりする現象が見られるという。

 

「肺ストレッチのやり方」

 

六つほどある中から、三つご紹介します。

 

1、肩の上げ下げ

 

立位または座位で鼻から息をゆったり吸いながら両肩を挙げて行きます。

そのまま、息を吸いながら肩を後ろにゆっくりと回します。

息を吸いきった状態から、今度はゆっくりと吐きながら肩の力を抜いて最初の姿勢に戻して背筋を伸ばしてリラックスします。

 

 

2、背中と胸の筋のストレッチ

 

立位または座位で、胸の前で両手を組んで、ゆっくりと息を吸って、ゆっくりと息を吐きます。

次に、息を吐ききったら息を吸いながら組んだ手を前に伸ばして行きます。

その時に背中を丸めるようにして行います。

背中が丸まった状態になり、息を吐ききったら、今度はゆっくりと息を吸いながら最初の姿勢に戻って行きます。

 

3、胸壁の筋のストレッチ

 

立位または座位で、両手を腰の後ろに組んでリラックスします。

ゆっくりと息を吸いながら両肩を前の方へすくめるように出していきます。

背中の上の方が伸ばされる感じです。

その姿勢から、今度は息をゆっくり吐きながら後ろに組んだ手をさらに後ろの方へもって行き、胸を張るようにします。

息を吐ききったら、元の姿勢に戻します。

 

 

なぜ肺ストレッチが必要なのか?

 

日頃の運動不足や加齢などに伴って胸郭をつくっている肋骨の動きが悪くなり、胸式呼吸をスムーズに行えなくなるからです。

 

 

高齢者は、身体の柔軟性や体力の低下は避けられない。

 

有酸素運動やストレッチ体操、肺ストレッチなどで少しでも体力を維持したいものですね。

 

 

写真…他の桜は散りゆく中で、桜・楊貴妃はまだこれから。(4/13石川県庁)

入社式2018

先日、今年採用した5名の方の入社式を行いました。

新人の方も緊張していましたが、受け入れるこちらもそれ以上に緊張していました。

社会人として立派に成長して頂けるよう教育をしていこうという緊張感だと思います。いつもより堅い幹部の表情から読み取れます。

来期も良い人とご縁があれば、増員して参ります。

 

「直観は経験で磨く」<393>

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4月2日のNHK番組、プロフェッショナル「仕事の流儀」を見た。

 

将棋棋士初の国民栄誉賞を受賞した羽生善治(47歳)の「永世七冠」に至る激闘の記録である。

 

羽生善治棋士のインタビューに応えた言葉には重みがある。

 

・高いテンションを維持するのは大変なので、休むときは休み、考えるときは考えるようにしている。

(羽生善治は150名の将棋棋士の中で史上最多のタイトル獲得数99をもつトップ棋士)。

 

・対局前には「玲瓏(れいろう)」という澄み切った曇りのない様を思い雑念を払拭するのだという。

 

・30歳台では1手で千手読むと言われていたが、今はあえて読まないで大局感を大事にしている。

 

・タイトル賞金が2千万円の対局でも、あえて新しい筋を試みる。

・手堅くいこうとか、無難にいこうとかでは、そこから何が生まれるのかといったら何もたぶん生まれないでしょう。

いい作戦だからもっと極めて自分の形になるようだったら、一つや二つ負けるのは苦にならないということです。

 

・15歳でプロ棋士になって10年、25歳のときに将棋史上初の七冠独占を達成。

そのときに「この先、どうなるのか」の不安に襲われた。

 

・才能とは努力を継続できる力。

生涯をかけて自分の将棋を極めることこそ価値がある。

 

・昨年6月に77歳で引退した加藤一二三棋士は現役生活63年間(14歳でプロ)だったから、私はまだ折り返し点に来たところ。

これから30年がんばれといわれたらたいへんだ。

ただ長く続けるだけならできるかも知れないが高いテンションを保ち続けるのは容易ではない。

 

・直観は常識破りの「閃き」だ。

今までの定石は絶対だと思わないほうが良い。

定石を信じきっている状態だとアイデアって浮かばない。

むしろ全部忘れ去って考えたほうが良い。

その直観を信じる。

 

 

・27年間、宿命のライバル森内俊之九段との格闘があってこそ今の羽生善治がある。

2008年の森内俊之名人との挑戦対局で名人奪還を果たす。

 

・年を重ねるとブレーキの踏みかたが上手くなる。

そこを意図的に意識的にアクセルを踏む気持ちを持つ。

今まで自分が知らなかったこととか経験しなかったこととかを経験することが大事になってくるんじゃないか。

・10年後の自分と対戦したらどちらが勝つかの問いに対して、10年後の自分に勝って欲しい。

 

・プロフェッショナルとはその時点で持っているものをすべて出し切る人。

 

・これからも少しでも上を目指したいと力強く語った。

 

 

命を削って戦ってきた羽生善治ならではの珠玉の言葉だった。

 

 

今年2月、第11回朝日杯将棋オープン戦で15歳の藤井聡太六段が羽生善治竜王に勝った。

決勝で広瀬八段に勝ち15歳6か月で棋戦最年少優勝を飾った。

 

14歳2か月の史上最年少でプロ入りを果たした天才棋士・藤井聡太は羽生善治を超えられるか。

 

 

写真…モクレン(3/30鞍月セントラルパークにて)

コミュニケーションタイプ

先日、MMPG(医業介護分野を研究する会計事務所の集合体)外部提携委員会主催にて、「会計事務所の提案力強化セミナー」を受講してきました。

三浦氏の「トップ営業マンが伝授する顧客とのコミュニケーション術」では、第一印象は2秒で決まるとの結論。どれだけ努力しても最初で印象がどうしても決まってしまうという残酷な結論でした。

某生命保険会社の長橋の「対人関係スキルを学ぶタイプ別アプローチ研修~あなたのコミュニケーションタイプとは」では、自分のコミュニケーションタイプを判定頂きました。40項目に回答して導かれたタイプ。果たしてそうなのかと自問自答。

慎重タイプ。大事にしたいこと(ウォンツ)「安心したい」

「安心したい」という回答を見て、思わず吹き出しました。

合っていますね。日々、仕事で安心したいと思っています。

感情(抑制的)×言動(控え目)が慎重タイプです。

中小企業の経営者は、自立型が多く、感情(抑制的)×言動(積極的)がという組み合わせ。

女性とくに若い女性は、友好タイプが多く、感情(開放的)×言動(控え目)という組み合わせであり、この某保険会社の統計上日本人の4割以上がこのタイプであるらしい。

自身のコミュニケーションタイプを知り、また相手のタイプを推察しながら提案力を高めていこうという講義でした。

「ドバイ国際会議 2018」

日本M&A協会国際会議に参加して参りました。

今年の開催地はドバイ。

アラブ首長国連邦(UAE)は7つの首長国で構成されています。

ドバイは、その7つの内の首長国のひとつです。

先ず驚いたのが、原油が枯渇していること。

UAEの首都アブダビから原油を輸入しているのです。

2005年、トルコに行く前にドバイを訪れた際、ホテルがいくつかある都市でした。

閑散とした何もない都市。

ところが、今。眼前に拡がる景色は、大都会。更に驚きました。

驚きの連続。脳内に巻き起こる疑問のリフレイン。どうやって、オイルマネーのない国の急成長の繁栄を説明するか。

 

ドバイの政治経済は、全て王族が仕切っています(マクトゥームだったかな?)

政治経済の基礎となる土地も全て王族所有。

日本で言えば、明治維新前の徳川家。

経営に例えるならば、同族経営。

民主主義の制度である議会もなし。王族が全て決める。

想像を絶する監視国家であり、秘密警察の配置、監視カメラを駆使しています。

王族の批判者はすべて国外追放。気持ちの良いくらいの独裁政治です。

ドバイ人口の9割が外国人。1割が自国民です。

この少数の自国民を超絶に優遇しています。

高い年収を保障し、税金、学費、医療費はすべて無料。(こりゃ、議会は要らんわな。自国民、文句「言わない」「言えない」「言わせない」の非文句三原則の世界)

一方、外国人や自国以外の会社から高額の税金や手数料を徴収。(無慈悲なくらい徴収!)

世界一高いタワーなど世界中の耳目、関心を集めて、経営資源である人モノ金情報を集中させる。そこから各種ライセンス料を課金しています。余談ながら、同族所有の地価も相当に上昇し、賃貸料も莫大なのでしょう。(オイルから土地マネーへ!)

ドバイの経済政策です。

(写真は、その世界一高いタワー、ブルジュ・ハリファ。最上階の展望を鑑賞する並ばない特別チケットは15,000円。確かに外国人を集めて課金しています!蛇足ながら、物価は日本に比して高いです。宗教上、アルコールはホテルに限られており、そのホテルで飲むビールは日本円で約1,500円!)

 

ふー。一気に書き上げました。。。

大体、ドバイの概要やビジネスモデルが理解できました。

では急成長をどう説明するか。

独裁だから意思決定が早かったからでしょうか。そうかもしれません。

一方、今の日本政治。野党が国会を空転させています。あの問題で貴重な時間だけが消費されています。さらに蛇足ながら、アメリカの貿易に関する主張に対し、日本の国益を一刻も早く守ってほしい。。。

明治維新から150年。無血とは言え、苦労して得た民主主義の確立から1世紀と半分。

理想を掲げた明治維新の立役者がこの現状を見てどう思うのかなと異国ドバイの地で考えました。

 

「4年目の北陸新幹線」<392>

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北陸新幹線は3月14日、金沢開業から3周年を迎えた。

 

JRによると、開業3年目の利用者数は約830万人で2年目並みだった。

 

想定を上回る利用者数で、4年目も首都圏・信州・仙台などの交流拡大が期待されている。

 

敦賀までの延伸ルートは2023年春開業と5年先に迫った。

 

しかし、敦賀から福井・小浜を通って京都府南部の新駅を経て新大阪に至る全線開業は2046年と約30年先の話。

大阪商工会議所での記者会見で「70代以上の役員は、そのころには誰もいてない」と。

 

敦賀以西の大阪延伸はスタートラインに立ったばかりだ。

 

現時点では北海道新幹線の札幌延伸が完了する42年度末までは財源は厳しい。

 

敦賀以西の建設費は2兆1千億円だそうだ。

最高速度500キロで疾走するリニア中央新幹線は2027年に40分で結ぶ品川~名古屋間が開業し、45年には67分で結ぶ大阪まで延びる予定だ。

 

 

リニア中央新幹線開業まで、あと10年だから北陸新幹線全線開業より20年早い。

こちらの方が現実的だ。

 

金沢から東京に行くのに3年前は航空便が多かったが、バスやモノレールなどの乗り換えが無い新幹線の利用が多くなり航空便は4割減だとか。

時間も航空便利用で金沢駅~小松空港~東京駅は約4時間、北陸新幹線なら「かがやき」で2時間30分、「はくたか」で3時間~3時間30分(停車駅数により違う)。

 

 

北陸新幹線の金沢~東京の自由席料金は往復で、27,200円。

航空便の小松~羽田の21日前早割で計算した場合は往復26,780円、それに乗り換えのバスやモノレール料金を入れると北陸幹線の方がお得だ。

 

しかし航空便は75日前早割や格安券で片道7,540円のもあるから時間を気にしないなら航空便の方が安くできる。

 

北陸新幹線は好調なのだから料金をもっと下げて利用しやすくしてもらいたいものだ。

 

 

写真…展望ロビーコンサート(3/11、能美市合同女性合唱団)

日本M&A協会北陸支部長拝命 2018

先日、株式会社日本M&Aセンター様から委嘱状を頂きました。

日本M&A協会北陸支部長です。

日本経済の喫緊の課題である事業承継。

とくに後継者のいない事業を存続させるには、後継の会社たる後継社が担い手となります。

事業承継支援は、会計人の使命と信じています。

雇用の継続さらには納税主体の存続は、地域のためでもあります。

愛する故郷のために、承継支援をライフワークとして参ります。

日本M&A協会の国際会議。

今年の会場はドバイ。

3/16日(金)から21日(水)まで参加して参ります。

 

「第2回・佃亜紀子五段を囲む会」<391>

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3月10日に標記の会が開催されました。

 

そのときに代表世話人として、「佃亜紀子五段を囲む会で楽しいひとときを」と挨拶させていただいた。

 

本日は「第2回・佃亜紀子五段を囲む会」に各地から多数ご参加いただきありがとうございました。

また、佃亜紀子先生には何かとお忙しいところご指導にお越しいただき、心より感謝申し上げます。

 

第1回は平成28年8月に井山裕太七冠揮毫の碁盤開きを機に開催いたしました。

 

先月、井山裕太七冠が国民栄誉賞を受賞なさいました。

誠におめでとうございました。

 

囲碁の世界が高く評価されたことは、囲碁を趣味とする者にとりましてとても誇りに思います。

 

囲碁は知能を高め楽しむすばらしい競技です。

これからも、皆さまと和気あいあいと手談を通して交流いたしましょう。

 

最後になりましたが、囲む会の事務局を担当いただいた石心主宰の佃優子先生にはたいへんお世話になりました。

 

会場も昨年7月に新築なった石心で開催されることになり喜ばしいかぎりであります。

 

むすびに、皆さまのご健勝と碁運が高まるようお祈りし、ご挨拶といたします。()

 

参加者は21名で、東京から3名(藤沢会および藤沢里菜女流名人後援会長の中澤忠義氏・松田紘一郎氏・赤坂かなこ様)、静岡(飯田昭夫氏)や名古屋(大沢健夫氏)からもご参加いただきありがとうございました。

 

また、熊谷宗恵氏(元真宗大谷派宗務総長) には賛同者としてお力添えいただき感謝しております。

 

また、平成27年8月の「佃亜紀子五段と行く因島の秀策囲碁記念館や島根囲碁旅行」にご一緒した5名の方にはご参加ありがとうございました。

 

懇親会は石心の隣り「ピッツェリアクエルチャ」で催しましたが、神野正昭先生(北國アマ囲碁名誉名人)には、ご参加いただき錦上花を添えていただき感謝申し上げます。

 

私は最近、囲碁対局が少なく、当日は白星を多く献上してしまい努力不足を露呈しました。

決して忖度(そんたく)したわけではありません(笑)。

 

佃亜紀子五段の特選譜解説や公開対局(佃亜紀子五段と大沢健夫氏)は、たいへん勉強になりました。

 

森友学園や北朝鮮とは違い、囲碁の世界では戦いは盤上だけで平和で良いですね。

 

佃優子・石心主宰には、この囲む会に亜紀子五段の姉として心尽くしの準備をされました。

 

10ページにわたる記念誌を作成していただき、参加者全員と佃亜紀子五段との指導碁の棋譜とポイント、さらにはツーショットの写真まで添付していただき貴重な記念となりました。

ありがとうございました。

 

 

佃亜紀子五段におかれましては、さらなるご活躍を期待しております。

 

 

写真…「佃亜紀子五段を囲む会」の様子。

 

SEIKO アストロン~2018年BUY

三十代の頃から腕時計をしなくなりました。講師を務めているときでさえも部屋の時計で時間を確認していました。しかしながら、会議で話す際に、時計がないとやはり不便であることに今更ながら気づき、腕時計を購入したです。

腕時計の世界は深淵です。ロレックスやオメガなど豊富な種類があります。いざ買う段になると、周囲の方の腕時計が気になり、観察しておりました。

腕時計初心者として、先ずは国産メーカーからチャレンジしようと思い、SEIKOアストロンを選択致しました。アストロンは、地球上のどこにいてもGPS衛星電波により現在地のタイムゾーンを特定し、正確な時刻を表示します。

多種多様なモデルの中でもジウジアーロ・デザイン 2017限定モデル(3,000本限定であり、裏に1,082番と刻印されていました)をチョイスしました。随所にイタリア国旗の3色を取り入れており、スポーツカーを思わせる流麗なフォルムです。