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「石破内閣の課題と今後の政局」<627>

 

9/27、9氏が立候補した自民党総裁選挙で石破茂氏が決戦投票(409票)で高市早苗氏を21票の僅差で総裁に当選した。

石破氏 215票

(議員189票、地方26票)

高市氏 194票

(議員173票、地方21票)

 

石破氏は5回目の総裁挑戦だった。

 

勝因は、

1、地方創生大臣に就任時の全国行脚で党員や地方組織に高い知名度

2、党内野党的な立場で刷新の期待

3、立憲民主党野田新代表の論戦に耐え抜く安定感

4、派閥の解消で各議員が自主的に投票できた

5、高市氏の保守政治を警戒

6、1回目の投票で3位になった小泉進次郎氏が石破氏の支持に回った。

岸田首相や菅前首相も支持したとの見方。

 

1回目投票

国会議員票(367票)

小泉氏75票

高市氏72票

石破氏46票

小林鷹之氏41票

 

党員票(368票)

高市氏109票

石破氏108票

小泉氏  61票

林芳正氏 27票

 

 

課題

1、政治とカネの問題

政党法の制定は

政策活動費は

資金の実態解明

2、旧統一協会問題

3、派閥・旧派閥との間合い

4、大雨被害の補正予算案は

5、物価高対策は

6、防衛費増の財源確保

7、金利高傾向の負担増

8、外交安全保障政策

中ロの軍事活動活発化

日中間の懸案山積

アジア版NATO

11月アメリカ大統領選挙と次期大統領との信頼関係構築

9、連立の公明党新代表石井氏との連立

 

内閣や党役員に入らなかった高市早苗氏や河野太郎氏と安定した運営を築けるか。

 

先ずは10/27の解散総選挙の結果を踏まえ今後の手腕が問われることになる。

 

 

(写真)

石破内閣の大臣、副大臣、政務官。

「ミッドライフクライシス」<626>

9/17のクローズアップ現代を見る。

ミッドライフクライシスとは、中年期の下記要因による「心の危機」を指している。

・更年期

・ホルモンバランス

・退職

・転職

・睡眠の質

・キャリア

・介護

・体力

・親との死別

・夫婦関係

・子の自立

・食欲

 

最近の調査では日本人45〜59歳の幸福度が過去最低に。

番組には、子育てでキャリアを諦めた後悔や就職氷河期に翻弄された怒りなど、生き方が多様化して人生の「正解」が分からず、誰にも相談出来ない人がいる。

前向きに年を重ねようとするにはどうしたら良いか。

 

中年期のこれからの老い方を考え、心の危機を乗り切るヒントとは。

 

作家phaさんの著書には。

今は、格差社会化や高齢化が進んだせいか、役に立たないものを面白がる余裕が無くなってしまった。

自分の存在が少しずつ時代遅れになってきているのを感じる。

 

歌手俳優の小泉今日子さんは、今は同世代をとにかく元気にしたいし同時に私も元気になりたいとイベントを開催している

 

熊代精神科医によるチェックリストで4つ以上当てはまったらミッドライフクライシスの可能性あり。

 

・老いや体の変化をうまく受け入れられない。

・家庭生活や仕事にやりがいを感じられない。

・今までの生き方に限界を感じている。

・人生の決断をするなら今しかないと思っている。

・子育ての終わりに満足より寂しさを感じる。

・続けられそうな趣味がない。

・人間関係に不満を持っている。

・これらの悩みについて話せる相手がいない。

 

 

熊代精神科医は心を軽くするために推奨するのは。

 

・髪型や服装を変える

・適度な運動(散歩など)

・人と話す(イベント参加)

 

 

私は中年期を過ぎ、今や高年期後期に入っているが、

頭と体のケアは自分自身で行うべきだと思う。

 

趣味が私の生活を支えていると言っても過言ではない。

 

 

(写真)

9/25北國新聞夕刊の「石心プロ指導対局」記事。

「第55回北陸税理士政治連盟定期大会」<625>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/13、北税政の第55回定期大会が富山市で開催された。

私は北税政相談役・岡田直樹後援会会長として出席する。

 

大会前に上田英俊衆議院議員(富山2区)の「日本の課題と処方箋〜税は政なり〜」と題する講演を聴講した。

 

・能登半島地震被害への復旧復興支援。

 

・人口減少問題(少子高齢化時代)。

2005年人口は1億2700万人→2050年予測1億人。

2700万人減÷45年=毎年60万人減少する。

2年毎に富山県の人口が無くなる。

127%増の努力。

対策→教育(人材育成、職業教育など)

 

・農業問題

世界人口→40億人が今は2倍の80億人(うち中国15億人、インド15億人)。

食糧安全保障への取り組みが課題。

農地のフル活用(米、大麦、小麦、大豆)。

法人大規模経営、持続可能な政策を。

 

・社会保障問題。

公的扶助、公衆衛生、社会福祉、社会保険。

減らせるのは医療のみ。

対策→病気にならない政策。

社会保険130万円と106万円の壁→上田案、5年間200万円にしたらどうか。

パートでも20代と50代で社会保険の負担を変える。

 

上田議員の話は、政治家として良く調べ最善の提言に苦慮しているなと感じた。

 

定期大会・懇親会には、衆議院議員の小森卓郎、高木毅、橘慶一郎、田畑裕明、参議院議員の堂故茂の各氏が出席された。

 

岡田直樹先生は丹後智浩秘書が代理出席された。

 

話題は9/27投票の自民党総裁選挙(立候補9氏)に集中していた。

 

地方の自民党党員投票では、税理士は税理士業界に理解ある方を選ぶべきだ。

 

(写真)

第55回北陸税理士政治連盟定期大会が富山市ANAホテルで開催。

小森卓郎代議士の来賓ご挨拶。

 

「TKC会計人の原点」<624>

7/4、TKC北陸会研修室で第59回北陸原点の会を受講。

講師は千葉県香取市の妙性寺住職の高橋宗寛和尚(77)で、年数回北陸を訪れ講義をいただいているとのことだが、私は初めて受講した。

参加者は松岡世話人他6名。

私は1975年6月に税理士を開業してから1年半後の1976年12月にTKC全国会へ入会した。

以来、TKCで学んだ体験が私の有形無形の財産になっている。

とくに、飯塚毅TKC全国会初代会長が説いた「自利利他」の理念は礎である。

詳しくは、私の履歴書「遊魚動緑」に記載してあります。

 

4日の教義は飯塚毅著「TKC会計人の原点」から、阿含経のこと、大燈国師の偈、大燈国師末後の偈、大応国師末後の偈、沢庵和尚の偈、植木義雄老師の遺偈、自利とは利他をいう

を解説していただいた。

 

「自性は無性、実相は無相」

 

なつかしく、心洗われる2時間だった。

その後のおさらい会(食事会)も楽しい時間だった。

 

 

(写真)

テキストの「TKC会計人の原点」。

「はせ浩石川県知事の能登半島地震対策報告」<623>

24日、はせ浩石川県知事の県政報告会がホテル日航金沢で開催された。
能登半島地震発災からあと7日で八か月となる。
馳知事は今も防災服を身に着け元旦から日々奮闘されている。

小森貴連合後援会長の開会挨拶の後、満員の会場でスクリーンを使って生々しい災害対策を語っていただいた。
発災から1ヶ月は県庁知事室で24時間対応されていたと言う。
話を聞いているうちに、あまりの心労を思いやられ胸が熱くなる。
馳知事は26年間の衆参国会議員の経験があり、国とのパイプが太く地震対策では熊本地震を上回る539.8億円の基金が確保され石川県民にとっては有り難いことだ。
1時間近くの説明はあっと間に終わり、帰りの会場の出口では馳知事とグータッチして「頑張ってください!」と声を掛けさせていただいた。

馳知事のご苦労に感謝し、創造的復興を目指して、説明されたスクリーンの一部を添付します。

「お盆・酷暑2024」<622>

 

恒例の墓参り、私の実家の墓は白山市(旧松任市)にあり先祖が眠っている。

実家の兄は95歳で健在だ。

父親の姉の嫁ぎ先の墓も同じ墓地にありお参りする。

 

それにしても今年は危険な酷暑だ。

石川県では7月に熱中症による死者が4人になり過去5年で最多となった。

8月5日にも1人死亡している。

甲子園の高校野球では試合数を変則にしたりクーリングタイムを設けるなど工夫している。

 

世界の気温は過去100年で0.6℃上昇しており、近年の上昇は強まっているという。

二酸化炭素やメタンガスが温室効果を招いている。

自然災害、山林の開拓、戦争による自然破壊など人為的酷暑とも言える。

孫子の代に負の遺産を残さないようにするには国際協力による対策に期待するしかないが、分断化が進む今の世界では厳しい状況だ。

 

専門家は2050年には47℃を超える日が続くと言う。

2003年にヨーロッパを襲った猛暑で7万人が亡くなったことを忘れてはいけない。

 

先祖は10代遡ると1024人、20代遡ると1048千人が居ることになる。

ちなみに令和5年の石川県人口は1111千人だから同じ数だ。

 

「人類、皆兄弟」とは言いながら、地球の温暖化を防止するには、SDGsの掛け声とともに、個人が身近な日常生活の中で積み重ねるしかないのか。

 

 

(写真)

ルーティンG&G(囲碁とGOLF)

1、8/10に囲碁サロン石心で囲碁プロ棋士の後藤俊午九段から四子局の指導をいただく。

2、8/6に金沢カントリー倶楽部の「たたら会・紅組」で27人中4位に入賞。

 

 

「藤井泉先生のこと」<621>

 

群馬県の藤井経営代表、藤井泉先生が6/5に満88歳で生涯を終え、7/27に高崎市のGメッセ群馬で偲ぶ会が行われ参列した。

思えば、2014年1月に77歳で亡くなられた奥さまの美智代さんとともに永いお付き合いをいただいた。

本年3月まで仕事をされていたが入院しても仕事のことを気にされ生涯税理士を貫かれた。

先生は横浜市生まれ、慶應大学医学部に入学され医師を目指したが、家庭の事情で法学部に転部し.31歳で税理士を登録し、お母さまの地元の群馬県伊勢崎市で開業された。

 

偲ぶ会は井野俊郎群馬2区衆議院議員が実行委員長、弔辞は、伊勢崎市臂泰雄市長やMMPG川原丈貴理事長が述べられた。

 

先生はゴルフがお上手で、ご一緒したこともあり、海外旅行でもお酒を酌み交わした。

群馬県名産の下仁田ネギを永年頂いた。

 

喪主である御子息の潤さんとも久しぶりに挨拶させていただいた。

 

藤井泉先生のご冥福を心からお祈りいたします。

 

(写真)

・藤井泉先生偲ぶ会

3枚目の写真はMMPG会議(1990年3月の34年前)で右から菱村氏(大阪)、藤井氏(群馬)、浅沼氏(栃木)、佐藤氏(名古屋)、私(47歳、常務理事中部ブロック長のとき)。

「第68回日本税理士会連合会定期総会」<620>

25日11時から日本税理士会連合会の顧問相談役会が帝国ホテルであり出席した。

その後、太田直樹日税連会長(東海会)の最初の定期総会が開催された。

席では左に千葉会石井幸夫相談役、右に名古屋会大西孝之相談役。

日税連では現在、顧問(会長経験者)2名(池田隼啓氏、神津信一氏)、相談役(副会長経験者)51名が就任している。

名簿順として私は相談役の10番目に位置し、出席者33名の中では4番目。

3番目の金子秀夫相談役(東京会)は私と同期で本年88歳の米寿を迎えられた。

総会では顧問相談役の出席者が紹介され立礼する。

会務報告で本年の懲戒処分者が38名だった一方、税理士試験受験者数が昨年より4千人増加し3万2千人になったとのことだった。

総会時の税理士会員数は80,813名。

 

定期総会や懇親会でご来賓の西田昭二総務大臣政務官(石川3区衆議院議員)にお会いしたほか多くの先生方と親交を交わした。

 

 

(写真)

1、日税連顧問相談役懇談会。

2、日税連定期総会スナップ。

3,税理士会広報キャラクターの、ぬいぐるみ「にちぜいくん」の前で神津顧問、浅田相談役と。

 

 

「第49期碁聖戦」<619>

7月13日に囲碁七大タイトル棋戦の一つ、碁聖戦が金沢の北國新聞会館で開催された。

井山裕太碁聖に芝野虎丸名人が挑戦。

12日に金沢ニューグランドホテルで前夜祭があり、協賛社を代表して挨拶させていただく。

「井山碁聖と芝野虎丸名人をお迎えして第49期碁聖戦が開催されますこと心からお祝い申し上げます。

最近、上映された「碁盤斬り」で北陸の囲碁ファンも盛り上がっております。

また、能登半島地震から半年経ち、被災した方々も楽しみにしていると存じます。

金沢と囲碁の縁についてのお話です。

今から409年前、加賀藩の三代藩主利常が京都寂光寺住職の囲碁家元本因坊算砂を3年間指南役として招きました。

そのお礼に領地を与えられ、そこに今も残る本多町の本行寺を創建して初代住職に就任した歴史があります。

むすびに、この度の碁聖戦を主催されました北國新聞社、日本棋院、新聞囲碁連盟に感謝申し上げると同時に、両先生には熱戦を通して北陸に元気を与えていただけますよう祈念して挨拶といたします。」

 

2016年、碁聖戦に盤石を提供してから9年経つ。

碁盤には2016年当時にタイトル七冠を独占し国民栄誉賞を受賞した井山裕太七冠に「雅」の揮毫をいただいた記念すべき碁盤である。

 

13日の対局日は大阪の浅田恒博税理士叙勲祝賀会に出席のため、対局立ち会い陪席は欠席。

 

対局結果は井山碁聖の連勝となった。

 

立会の羽根直樹九段、記録の寺田柊太棋士、大盤解説の林漢傑棋士、新聞解説の関航太郎棋士にもお会いした。

 

(写真)

1、第49期碁聖戦の三画像。

2、13日の北國新聞朝刊記事。

「金沢国際囲碁交流協会の思い出」<618>

 

 

 

 

 

 

5月26日をもって金沢国際囲碁交流協会の事業が30周年記念総会をもって石川県囲碁協会に引き継がれた。

私が入会したのは2011年ごろ、同期の相田宣昭さん(2015年6月にご逝去)からの紹介だった。

以来13年、いろいろ思い出される。

 

・2011 入会

・2012.5   理事就任

・2014.5   協会20周年、謝依旻女流名人に指導受ける。

・2014.11 第4回中日韓姉妹都市囲碁交流大会で蘇州〜張家港〜崑山へ。

越仲先輩とカバン探しハプニング。

・2016.6   佃優子副理事長企画のツアーで、カナダトロント〜ナイアガラ〜バッファローへ。

トロント発の電車で3名の途中下車ハプニング。

到着時刻になったので勘違いして停車駅に降りたら暗い無人駅だった。

タクシーでホテルへ。

・2018.6   佃亜紀子五段と行く台湾ツアーで棋聖模範棋院へ

・2019.2 プライベートで台湾旅行中の合い間に棋聖模範棋院を再訪問。

・2019.5   副会長

・2019.5   25周年記念総会で全州市囲碁協会と交流。懇親会で閉宴挨拶。

・2019.7 「第4回ジャパン碁コングレス2019in金沢」で開会式に参席。

・2023.11 「アジア囲碁の祭典」で碁苦楽会五将として台湾チームと対局。

・2024.5  30周年記念総会の懇親会で開宴挨拶が最後の役目。

折しも、大相撲五月場所の千秋楽で大の里が初優勝した直後だった。

 

 

最近、囲碁界の人口が減少

していると聞く。

組織は全体のパイが拡大しないと人は集まらない。

ファンやスポンサーの支援が必要だ。

比較するのは適当でないかも知れないが、野球やゴルフの賞金の高さを見ると分かる。

大谷翔平や藤井聡太が良い例だ。

お金だけが人生ではないが、お金も夢を持たせる要素であるだろう。

囲碁界もスポーツ市場の原理に基づく改革が必要だと思う。

次世代が夢を持ちスターが次々と輩出されることを願っている。

 

 

(写真)

・石川県囲碁協会の石坂修一会長記事(7/3、北國新聞夕刊)。

・「ぜいたいきょう」40周年総会が雅叙園(目黒)で開催、久しぶりに相談役として出席。(6/26)。