2021/12/12
渋沢栄一の「論語と算盤」に学ぶ 2021
過日、会合にて、2024年(令和6年)秋に1万円札の顔となる渋沢栄一の玄孫(やしゃご)である渋澤健氏の講演を聴く機会を得た。
渋沢栄一は、今の福沢諭吉から3年後に交代する1万円札の方だ。
「銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は滴(しずく)と変わらない。」と喝破し、お金と人の労働を集め、未来志向で日本を大河とするが如く、社会や生活を豊かにしようと行動したことがわかる。
1916年(大正5年)、著書「合理的の経営」の中で、経営者一人がいかに大富豪となっても、社会が貧困であれば、その幸福は継続されない。
正しい道理の富でなければ、富は完全に永続することができない。
「論語と算盤」のポイントは、「と」(&)である。
「カレーうどん」同様、異なる要素を両立させることが肝要と教示いただく。
今のSDGsに繋がる。
「ムーンショット」とは、数年後に達成する中期目標ではなく、かなり飛躍した未来を現実と繋げること。
現実を踏まえたフォアキャストではなく未来を想像するバックキャストだ。
人間にだけ許された能力は、想像力。
想像力を活かして、電子帳簿の未来を考えてみる。
紙で保存されているか。
否、いずれ電子で帳簿保存されるはずだ。
ならば、未来を想像して、今の苦労を耐えつつ、今すぐ取り組んだ方がいい。
DX投資を加速する。
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