2020/01/15
「食は文化」<457>
わが社の「STLOWS」誌101号への寄稿です。
衣食住は生活に必要だが、そのうち食は命を繋ぐために欠かせない。
終戦前後、日本は貧しい食生活で私の小さい頃は豆腐1丁を家族全員で分けて食べた記憶がある。
日本の復興と共に、食は餓えを充たすものから豊かさの文化へと変わっていった。
また、「いただきます」、「ごちそうさまでした」は幼いころ覚えた礼儀作法だった。
「衣食足って礼節を知る」だったのだろう。
豊かさが、その後の生活と精神を変えた。
平成25年12月、「和食・日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録される。
南北に長く、四季が明確な日本には多様で豊かな自然があり、そこで生まれた食文化。
「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「食」に関する「習わし」がユネスコに認められた。
「和食」の四つの特徴。
1、多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重。
2、健康的な食生活を支える栄養バランス。
3、自然の美しさや季節の移ろいの表現。
4、正月などの年中行事との密接な関わり。
北陸のご当地食材のうち魚介類のベスト10を見ると。
1、香箱がに
2、がすえび
3、のどぐろ
4、寒ブリ
5、甘エビ
6、ずわい蟹
7、ホタルイカ
8、本まぐろ
9、能登とき海老
10、さざえ
食は生物である動物や植物をいただき人間の命を繋いでいる。
感謝無くして食は語れない。
日本海で獲れる魚介類は
豊富だ。
新鮮なネタと地元米の握り寿司は絶品であり、遠来の客のもてなしに最適である。
あらためて、食の有り難さを感じる。
写真・・・日税連新年賀詞交歓会で神津信一会長、稲田朋美自民党幹事長代行(福井県衆議院議員)と。(9日、ホテルオークラ東京)
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