2025/05/15
「直観力の培養」<649>
5/8、第62回TKC北陸原点の会で高橋宗寛和尚から表題の解説があった。
・直観というのは、人間がある種の判断とか表象をもつ場合に、何らの媒体も要らない力である。
・直観は手段として言葉、イメージを中間に容れないで、事物の本質とか、先行きとか、変化の動向とかを掴むことである。
・達磨から5代目の禅の祖師は弘忍(ぐにん)だが、彼は六祖の恵能に、一夜、金剛般若経の中の、応無所住而生其心(まさに住むところ無くして、其の心を生ずべし)との一句を説いて、恵能の悟りを誘発したといわれている。
心がどこにも住著(じゅうちゃく)しない状態のときに直観力が機能する。
・直観力は、人間の霊性を直接根拠として機能する。
・直観力の培養とは、住著しない心を鍛え上げることだ。
人間は好き嫌いや知識・経験に基づく先入観を持ちやすい。
無の境地を会得するには、どうしたら良いか。
自己修練・自己実現を希求し続けてゆきたいものである。
(写真)
5/13、TKC北陸会顧問相談役会懇親会(玉泉園)。
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