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  • 「どうでるか中国、そして日本は?」<265>

    2014.09.15

    「どうでるか中国、そして日本は?」<265>

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    7月25日の金沢経済同友会夏季セミナーで、作家・評論家の宮崎正弘氏の講演を聞いた。

    宮崎氏は中国に頻繁に視察して現地の事情に詳しい。

    標題テーマの講演内容は次の通り。

     

    1、世界情勢は先行き不透明だが、見えてきたモノがある。

     

    米国の衰退、ロシアの再起、中国の急激な頓挫、アジアの勃興、ユーロの挫折、ユーロは米ドル基軸を脅かしたが、ドル復活と人民元のハードカレンシー化(交換可能通貨)の消滅、ウォール街論理の限界、米国はいつまでも世界経済を牽引できないのではないか、ドイツは周回遅れで対中投資に熱中(仏山にドイツ工業区)、欧州政治は保守政党が大躍進、アセアンの中国離れ、インド経済圏の混沌的成長、トルコの復興など。

     

    2、日本はまたとないチャンスに恵まれた。

     

    阿倍首相は就任以来すでに40か国の外遊、日本の立場を説明し理解を得られた、日米の基軸は変わらないが米国の意思が変わった、中国は経済が頓挫し、共産党の秩序が混乱し、いずれ昏睡状態にはいる、産油国とロシアの関係、共通の利益とライバル関係から次はイラン、シリア問題、日米欧のアフリカへのテコ入れ、資源争奪戦は新段階へ

     

    3、アセアン(ASEAN東南アジア諸国連合)の急激な予想外の団結は、全てがチャイナへの反動。

     

    第一群は…ミャンマー、ラオス、カンボジアは多いに投資余地有り

     

    第二群は…タイ、シンガポール、マレーシア、ブルネイは人件費上昇

     

    第三群は…ベトナム、インドネシア、フィリピンは投資ブーム

     

    第四群は…インド、バングラデシュ、スリランカ、ネパールの「インド経済圏」

     

    4、「中国の時代」の終わりの始まり。

     

    腐敗、公害、借財の三大アポリア(行き詰まり)、ごまかしの統計、全てが張り子のトラ、政策的誤りは解決不能、党も軍も機構も整合性なきでたらめ、右と左が混在しアナクロ(時代逆行)毛沢東主義、軍事的脅威は孫子の兵法、ルトワック(米国戦略研究家)は孫子を評価するのは誤りと指摘、腐敗退治は国家国民のためではなく、党派党争、利権の奪い合いが本質、公害は解決しない、やがて水涸れ、食品汚染、農業の困窮化、国土の砂漠化、地方政府債務300兆円、シャドウバンキング(銀行ではない金融仲介)は325兆円、借金はGDP比220%、富は少なくても1兆ドルが海外へ持ち逃げされた、富裕層と権力者の予感、かくして中国の時代は終わる。

    ソロス(米国投資家)もロジャース(米国投資家)も二年から数年で中国経済は終わると予言した、クルーグマン(ノーベル賞経済学者)は「中国は30年の停滞期に入る」と予測。

     

    5、補足情報

     

    今の中国は「共産党王朝、独裁政治ゆえ崩壊も早い、経済の破綻、猛烈インフレ、モラルの低下、というより中国に倫理は存在しない、新興宗教が乱立、ネット世論の急発展、闇資金と特権階級の海外逃亡、海外の不動産漁り、無秩序の混沌は世紀末現象。

    金融システムは中国独特のからくりなので、西側と比較できない。

    GDPの47%が不動産投資という異常。

    しかし1億戸が空き家、4000万人がクレジット不払い。

    マフィアと高利貸しの胴元は公務員と党員、そして偽札。

    貧困人口は8億人、富裕層は飛行機を所有。

    中国政府は尖閣諸島をナショナリズムの手段としている。

    ネット監視団200万人、公安80万人。

    2017年に中国は昏睡状態へ。

     

     

    宮崎氏の講演は最近の国際情勢を踏まえ「中国の自滅」を示唆するものであった。

    日本をはじめ世界各国には多くの中国人が滞在しているが、政治と経済の変化の中で国民の友好関係は維持したいものだ。

     

     

    写真…9/6鞍月パーク

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