2009/07/07
人気講師による「中小企業における経営の承継の円滑化制度」解説
月曜日は、北陸税理士会の研修に参加する。
人気講師、笹岡宏保税理士による「円滑化法」解説。
先生の執筆した雑誌(税務QA)のコピーの解説が中心であった。
先生の私見として、3つの事項があった。
○「非上場株式等についての相続税の納税猶予制度」は、管理が大変なので、推奨できない。
(例えば、たとえ5年間が過ぎても、資産管理会社に抵触すれば、利息を付けて国に相続税猶予分を返還しなければならない。)
○「遺留分の特例」の「固定合意」終結時における専門家による証明責任は、一生つきまとう。
○「金融支援措置」は活用の余地あり。
この研修は、当事務所のO税理士とずっと隣で、昼食もともにし、来期の事業計画の打ち合わせも行う。
「リスクあるところに利益あり」を確信する。
誰にも権限委譲せず、5年前と同じ仕事をしているならば、どんな抗弁をしても、それは自身に執着する「自己保身」だ。
諸行無常、形あるものは滅びるならば、次の芽を育てていかねば、組織は続かない。
既存の事業に安住し続けることこそ、リスク。
本を読んで考えて実行できる次世代の経営者を育てていこうと決意する。
ただ、そのことに執着しすぎても良くないが(笑)
リスクある新規事業に挑み続けてこそ、経営者の真価が問われる。
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