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宝在心

「木村経営ブレーン」グループは、北陸3県の中堅・中小企業、医療介護福祉機関のお客様に 税務会計業務・経営コンサルティングを提供しております。「木村経営ブレーン」グループが 社会のインフラとして必要な存在であり続けるにはどうしたら良いのか。 ブログを通じて日々の思考を綴っております。 私の学暦(学習暦)をご覧ください。

  • 事業発展の法則(私見)

    2009.12.21

    (はじめに)
    アメリカの金融危機に端を発した経済の混迷は、此処北陸三県においても波及しており、依然先が見えない状況が続いております。我々会計事務所には、お客様の財務データが日々蓄積されておりますが、そのデータからも損益構造が変化していることがわかります。
    明けない夜はなく、夜明け前が一番暗い。ただ、その朝を迎えるためには、「視点はグルーバル、行動はローカルに」が肝要かと思います。縦軸を歴史、横軸を地域として、古今東西いかなる業界の発展・衰退における譲れない法則が2つあると私は確信しております。
    (法則その1)
    外部要因として、お客様・患者さまが必要としていない事業は淘汰され、必要とされる事業は発展します。2005年をピークとした日本の人口減少は1年ごとに1%減少し、マーケットの縮小は、売上減少となります。このことをきちんと戦略に織り込み、経営計画によってまずは現状把握することが肝要です。 
    ≪計画立案時における4つの視点≫
    1. いかに収益性を上げるか(P/Lの視点)
    2. いかに安定性を保つか(B/Sの視点)
    3. いかに成長できるか
    4. いかに社会性のある仕事ができるか
    一般事業でとくに伝統産業の場合、赤字が続く場合があります。赤字は会社財産の流出であり、最終的に、スタッフやその家族を路頭に迷わせることになります。経営計画を通じて、赤字の原因を追究し、皆さまの幸せを考え、「廃業」を選択肢の一つとして考えることも経営者の義務と考えております。しかしながら、手間がかかり、利幅が少ないことは、他の競合会社の参入を拒み、相対的に競争優位が働き、生き残れば、残存者利益を得ることができます。儲からないことに活路を見出すことも可能です。
    医業を発展させるには、院長先生は患者さまのことだけに専念して自然科学の分野を担当いただき、我々会計事務所に会計・税務・資金繰りなどの社会科学分野を委ねて頂くことです。一般事業主の方が、事業を拡張して資金繰りに追われ経営に専念できないケースを見ておりますと、このことを痛感いたします。
    (法則その2)
    内部の要因として、事業主(オ-ナ-)自体の権利と義務のバランスが崩れ、事業主の権利ばかり主張すると衰退します。事業主の義務とは、取引先を大事にし、スタッフを雇用、教育し、税金を納めて地域に貢献することであるにもかかわらず、強大な権力の元、感謝の心を忘れて公私混同した場合、事業の継続は難しいと考えています。司馬遷の「史記」やエドワード・ギボンの「ローマ帝国衰亡史」などを拝読しますと、権力者が暴君になったとき、民は暴動を起こし、国が衰亡しております。
    事業主の権利と義務のバランスを保つには、自浄作用の仕組みが必要です。私は来年40歳と若く、かつ創業者から世襲させて頂いたので創業時の苦労は知らず、これから暴君になる可能性が他の事業主の方と比べて相対的にあると客観的に考えています。衰退の本質は、事業主の傲岸さであると仮定した場合、経営者の資質を磨く仕組みの導入がどうしても必要でした。
    そこで、経済的な生産性などの数値で測定できない、掃除・整理整頓などの凡事徹底の継続、そのなかでもとくに私が苦手とする挨拶を毎朝行うことを決意。2006年から、通用口で全社員へ「たくさんある会社の中で、遅刻することなく五体満足でこの会社へ来て頂いて有難うございます」と感謝の心を形にして朝の挨拶を継続しております。すでに4年ほど経過しておりますが、傲岸になると挨拶がいい加減になり、黄色信号点滅ですぐに自身の傲慢さに気付きます。なお、昨年就任したばかりで気が相当早いですが、この紙面を借りて未来の三代目社長に伝言を残します。事業環境にあわせて、自分なりの方法で会社の自浄作用の仕組みを考えれば良く、何も挨拶などの凡事徹底にこだわることはありません。自ら考え行動、工夫し継続することに価値があります。
    さて、今年度も経営のルールを定めた「事業発展計画書」を作成し、運用していきます。2010年度版は、191頁あり、全社員がこの計画書で価値観を共有します。熱い思いで、何をしてはいけないのか、何をしなければならないのかを書き、幹部社員に運用をお願いしております。
    事業発展するには、どうすれば良いか。私が考え、実際に行動していること、実際に普段話をしていることにつき、ポイントを絞って書かせて頂きました。事業主の皆さまの何らかの参考になれば幸いでございます。

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