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宝在心

「木村経営ブレーン」グループは、北陸3県の中堅・中小企業、医療介護福祉機関のお客様に 税務会計業務・経営コンサルティングを提供しております。「木村経営ブレーン」グループが 社会のインフラとして必要な存在であり続けるにはどうしたら良いのか。 ブログを通じて日々の思考を綴っております。 私の学暦(学習暦)をご覧ください。

  • シリコンバレーのシェアリングという発想

    2017.04.09

    はじめに ~ 現代版ゴールドラッシュ

     

    アメリカの人口は、約3.2億人。シリコンバレーの人口は300万人ほどであるにもかかわらず、ベンチャーキャピタルの全投資額の半分弱がシリコンバレーのベンチャーへ投資されています。

    全世界の投資家群が一攫千金を求めて投資する現代版ゴールドラッシュの様相を呈しています。

    蛇足ながら、1849年からゴールドラッシュが熾烈を極めたことから、その人たちを49ersと呼び、現在のNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)チーム、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)に名残を残しております。

     

    (写真は、日本M&Aセンター三宅社長との1枚)

     

     

    1.テクノロジー(技術)×シェアリング(共有)

     

    前回紹介したテスラ・モーターズは、完全な自動運転を目指そうとしています。この自動運転にシェアリング(共有)という概念を導入すると、世界が一変します。

    現在の車の稼働率は、約5%。ほとんど動いていない状態です。私が渡米しているとき、当然に私の車は動いていません。日本M&A協会の会員が、此処シリコンバレーに400名超集っていたので、人数分の車は動いていないでしょう。(なお、不在中に、家族の者が車を動かすことはあるでしょう。)

    今、完全に自動運転が可能な状態が眼前に現れて、車をシェアリングできれば、理論的には95%の稼働率が実現するという。そうなると、個人の車という発想がなくなり、車の数が激減します。たとえば、私の愛車がアイフォンのアプリで勝手に移動するようなイメージでしょう。私の出張中でも愛車が動く。

    どのレベルで車を共有するか。たとえば、家族、会社、地域など多様な共有方法があるでしょう。車の使用料をどのように分担するか。こういう話になると推察されます。

     

    2.プロフェッショナルは自己否定の仕事

     

    TKC全国会の坂本会長は、お医者さんの例を挙げて、プロフェッショナルの本質をこのように喝破しています。お医者さんは病気がなくなる世の中を望んでいる。病気がなくなったら廃業する。それでも病気がない世の中を目指して、お医者さんは患者さんを診察すると。まさに、専門家が必要とされない世の中を作るために仕事をしている。

    テスラ・モーターズも同様に、車の自動運転に加えてシェアリング(共有)の考えが浸透すると、車が売れなくなる。自社の売上や利益よりも、世界を変えるため、人為的ミスで交通事故のない世の中を目指して、自動運転を開発している。

    プロとして、自己否定しながら、あるべき世の中を目指す。シリコンバレーでプロの仕事の本質を垣間見ました。

     

    3.Uberの描く世界

     

    シリコンバレーのタクシー業界は、Uberが席巻しています。実際、私の先輩が滞米中に乗り、便利さを体感しております。Uberとは、スマートフォンアプリを使った配車サービスです。無認可のタクシードライバー(いわゆる白タクです。)が主体となっております。

    これからの日本は残業規制の時代に突入します。アフター5の副業で、有り余る時間に自分の車を使って小遣い稼ぎをするドライバー(運転手)も出てくることと推察しています。なお、Uberは日本に上陸を試みましたが、国土交通省の認可が厳しく、今のところ頓挫しているようです。ただ、近い将来、世界中の既存のタクシー会社は減るでしょう。

    このように、個人保有の遊休資産の貸出を仲介するサービスは増えていきます。

     

    むずびに ~ 職業会計人の未来

     

    前出の坂本会長は続けます。数字がわかならい経営者がいるから、職業会計人の存在意義があると。経営者が全員数字がわかってしまったら職を失うというのは間違い。数字のわかる健全経営できる経営者を増やしていくのがプロフェッショナルだと。

    管理会計を包含する会計を完全に理解した経営者が、数値を経営に活かし、業績を伸長しうるか。京都大学が、こういう実証研究を実際に行っています。

    医学が学術研究と臨床実験の循環を頻繁に行い、医学を向上しているのと同様に、会計学の世界も実証研究をしていく必要があるなと感じております。

    これから、今回のシリコンバレーでの発見を次期事業発展計画書に活かそうと意図しています。

     

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