11月1日(木)~4日(日)、3泊4日で研修社内旅行に行かせていただきました。
1日目~11月1日(木)
過ごしやすい天気に恵まれました。
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(首里城公園で集合写真)
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(会食会場、四つ竹にて)
2日目~11月2日(金)
沖縄を堪能した後、日医コンの研修会場へ行き、木村所長の会長挨拶を聴きました。
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(おきなわワールドの鍾乳洞にて)
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(木村所長の会長挨拶「ハイサイ! めんそーれ!」)
3日目~11月3日(土)
SHK提案力コンテスト、日医コンの研修を受講させていただき、ブセナテラスへ。
4日目~11月4日(日)
美ら海水族館でじんべいサメをよ~く見た後、帰路へ。
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(沖縄美ら海水族館にて集合写真)
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(巨大なじんべいサメが目の前に)
≪旅行で感じたこと≫
会社では、民間なので、生産性の追求をしています。
こういう観点から、社員旅行は、「無駄」なのでしょう。
しかし、効率一辺倒では、逆に生産性が落ちるような気がします。
今回の旅行で、参加者全員と話すことができ、いろんなことを共有できました。
研修では、「感動」の大事さも全員が理解しました。
今回の貴重な機会を仕事を通じて、皆様にお返しさせて頂ければ幸いです。
ありがとうございます。
金沢会計人 のすべての投稿
閑話休題 2012年10月下旬のご縁
中小企業経営力強化支援法の意味~会計事務所からの視点
今朝(10月22日 月曜日)の北國新聞の朝刊トップの見出しは、「金融支援後の倒産倍増~円滑化法で改善せず」でした。
金融円滑化法終了後の支援の担い手確保のため、中小企業庁は、支援の担い手を募集しています。
(中小企業経営力強化支援法についてのメモ~会計事務所経営者の視点)
・金融円滑化法が終了するにあたり、その出口戦略の一環として、経営改善計画作成の担い手を確保するということが目的。
・現在、円滑化法の適用を受けている企業は、40万社程と言われている。そのうち、助かるかもしれないグレーゾーンの企業に対して、支援者を確保する。
・10月5日の〆切では1,000人の登録認定があったが、中小企業庁では数千人を期待している。
・認定支援機関どうしが切磋琢磨するよう期待している。したがって、支援機関登録の具体的なメリットはない。また、同時にデメリットもない。今後、メリットがあるよう改定される可能性もある。
・金融機関は、金融庁からコンサルティング機能の発揮を強く要求されている。金融機関が支援の連携先を選定するとき、認定支援機関の選定基準とする可能性もある。行内決済のときのひとつの判断基準となりうる。
・また、認定支援機関となれば、中小機構との連携のきっかけとなる。機構は、意欲のある人には厚い支援を行なう方針であり、熱心に指導する人も多い。
後継者への伝言~社長の仕事
後継者への伝言~社長の仕事
中小機構北陸事業承継コーディネーターとして、「事業承継フォーラム2012~地域でつなぐ事業承継~」に参加させて頂きました。
日時及び場所 10月12日(金)・ニッショーホール(東京都港区虎ノ門)
基調講演では、現チロルチョコ社長ご自身の事業承継の体験を拝聴しました。
その講演の中で、松尾社長が、後継者である三代目への伝言として、「社長の仕事」は何であるか。現在60代の社長が、30代のご子息に伝えたいことが3つあると言います。
1.雇用を守ること(企業が存続する礎)
2.企業の成長戦略を考えること(人・モノ・金・情報などの経営資源活用)
3.クリーンモラルの徹底(公私混同の排除)
上記の1と2は、経営の王道です。加えて、企業で大事なことは、公私混同しないことであると松尾氏は強調します。承継期から経理は親族以外の第三者であり、常に経理を明確にしておくことが経営者として重要です。
また、経営数値はガラス張りであり、賞与も業績連動。役員報酬の最高支給限度額は、減価償却費控除前の営業利益30%以内であり、赤字ならばゼロ。
こうしたクリーンモラルの具現化なしでは、社員のモラルアップは出来ません。
松尾氏の講演の真ん中には、日本の無常観が常にあったように感じました。
起きて半畳寝て一畳、天下取っても二合半(おきてはんじょうねていちじょう、てんかとってもにごうはん)。
先代から経営を引き継ぎ、後継者へ何を引き継ぐのか。
会社の壮絶なヒストリーを学び、これからのストーリーを後継者と一緒に描く。
事業承継の本質を学習させていただきました。
問題発見能力の練磨
病気の発見時期と治癒の関係について、早期ならば治癒しやすく、遅ければ治癒しにくいと言われています。
(発見時期と治癒の関係)
早期発見-解決易
後期発見-解決難
しかしながら、その病気を発見する場合、早期は見つけにくく、後期は見つけにくいとも言われています。
(発見時期と発見難易度)
早期発見-発見難
後期発見-発見易
経営にこの病気の事例を置き換えた場合、何をすべきか明確になります。
経営活動の中に、早期に問題点を発見することが大事になってきます。
弊社の基本理念五則の一つに「問題発見能力と問題解決能力の練磨」があります。
不透明なこの時代、問題発見能力の練磨こそ、求められていると感じます。
多くの経営者を拝見すると、問題を発見する際、大事なのは感性、五感を働かせるていることがわかります。
中央大学表敬訪問2012/やまと塾レポート2~交流会
先日、中央大学学員会石川支部の有志で、多摩キャンパスを表敬訪問いたしました。
卒業以来の訪問で、随分と変わっていました。
昔は、女性も少なく、多摩動物公園駅から10分以上かけて山道を歩いて通っていました。
キャンパス内を歩くと女子大生が多く、聞けば、4割が女性とのこと。
また、キャンパスの中にモノレールが出来ていて、かつての山道を通る学生は皆無だそうだ。
もう一度、この地で学生をしたくなりました。。。
中央大学は、経営者、弁護士等のプロフェッショナル、公務員などの卒業生が多い。
学習する環境が整っていることを実感しました。
さて、やまと塾メンバーとの交流会レポート2です。
中村亨氏の講演を受けて、意見交換を行った。
脳科学者の茂木健一郎氏によれば、普段使っていない能力は、「アウェー」の状況でこそ立ち上がるそうだ。
慣れ親しんだ「ホーム」の状況では、脳の活動パターンがマンネリ化してしまう。
今回のやまと塾では、東京・大阪・京都・金沢の異業種の若手経営者が集った。
まさに、胸がどきどきする「アウェー」であり、脳の潜在能力が引き出されたように思う。
・今回の講演で、過去の歴史と決算書の軌跡から、未来の経営戦略に活かすことの大切さを学んだ。
・ ベンチマークする会社を選定し、経済雑誌から記事を拾い研究することの大事さを教えて頂いた。
・部門別会計は、固定費の按分作業が多大なことから無駄な場合が多い。
・多角化する場合、ルールがあった方が良いだろう。本業と隣接していることや営業CFの範囲内で投資CFを抑えることなど。
・実際の販路開拓のヒントを頂いた。
第一回やまと塾レポート
第一回やまと塾(2012年9月8日 土曜日)
中村亨氏の講演録
いまこそ求められる「会計的経営思考」とは?
~「会計力」×「経営力」で企業の未来を切り開こう!~
1.プロローグ
会計とは、経営状態を測定するツール(=道具)であり、それ自体の価値はない。「会計」に「経営」や「マーケティング」などをいかにして組み合わせていくか。今回、「会計」を経営に活かすため、「会計」と「経営」を掛け合わせようと思う。過去10年の歴史を振り返り、企業の描いた戦略や実際のストーリーが決算書にどのように反映されているか検証してみたい。過去の歴史と決算書の軌跡を学び、未来の経営戦略に活かす。
2.過去10年の歴史から学ぶこと
会計はルールがあり、財務諸表は365日の原因と結果しか記載されない。また、経営分析には、よく二期比較が用いられる、しかしながら、2期分では700日程度の情報では、過去のストーリーが読めない。出来れば、過去の歴史を振り返り、10年間の財務諸表を並べて分析すれば、わかることもあるだろう。視点が短期か長期かでは捉えることによって、得られる情報の質も異なってくる。ロングレンジの視点の大切さを学ぶ。
2003年(平成15年) 4月 ソニーショック(日経平均 7,603円) 5月 りそな実質国有化
2005年(平成17年)8月 郵政解散
2006年(平成18年)1月 ライブドア事件
2007年(平成19年)8月 日経平均の直近高値(18,000円台)
2008年(平成20年)9月 リーマンショック (日経平均は2009年3月に7021円の安値)
2011年(平成23年)3月 東日本大震災
参考/為替レート 2003年(平成15年)4月 1ドル=約120円
3.決算書で企業のストーリーを読む
10年間の決算書の数値を俯瞰すると、経営者の思いが伝わってくる。ストーリー①の「イオン」は、「セブン」の売上を抜くために、埼玉レイクタウンなど多大な投資を行ってきたことが一目瞭然にわかる。イオンのキャッシュフロー計算書を10年間並べてみると、営業CF(キャッシュ・フロー)より投資CFの方が大きい年が何年もある。営業CFの範囲内で投資CFを抑えることがキャッシュフロー経営の王道であるにもかかわらず、攻撃的な投資を続けてきたことがわかる。「利益よりも売り上げ増加」こういう経営者の思いが透けて見える。
ストーリー④の「富士フィルム」では、リストラをしながらM&A攻勢をし続ける経営者のDNAを学ぶ。歴代の経営者は、創業期から常に多角化を模索している。経営者曰く「研究開発費を減らせば、利益は3~4%はすぐに増える。その誘惑には駆られるが、やるつもりはありません」と。過去の決算書から、経営理念や哲学が浮かびあがってくる。決算書には、壮絶な経営者の苦闘の物語があり、これからの時代変化にどう対応していけば良いのか。大いなるヒントが隠されている。
《代表ストーリー》
ストーリー① 人口減少とどう向き合うか? 「イオン」「セブン&アイホールディングス」
ストーリー② V字回復 「日産自動車」「シャープ」
ストーリー③ 選択と集中 「日立製作所」「ソニー」「パナソニック」
ストーリー④ M&A 「富士フイルム」「住生活グループ(現 LIXIL)」
ストーリー⑤ イーコマース 「楽天」「アマゾン(U.S)」
ストーリー⑥ SPA 「ファーストリテイリング」「ニトリ」
プロフェッショナルとは常にどのような状態であるべきか?
先日、茂木健一郎の話を聴く機会ありました。
参考になると思いますので、まとめてみます。
最高のパフォーマンスを全力で出し切るとき、その人はリラックスして楽しんでいる状態であるという。
これをフロー状態と呼ぶ。ゴール(課題)とスキル(能力・経験)が一致している状態。
ゴール(課題)=スキル(能力・経験)の状態を保ちながら、徐々にレベルが上がっていく。
この状態になると、ワクワク楽しい。
しかしながら、ゴールとスキルのバランスが崩れるとき、何が起きるだろうか。
○課題 ≪ スキル
努力せずに、簡単に課題が出来る状態。
退屈であり、時間もあっという間に過ぎる。
挑戦がなく、常に「ホーム」にいる状態。
「飛び級」をして、技術と課題の差を埋める必要がある。
○課題 ≫ スキル
課題が現在の自分には難題すぎて、不安になり自信がなくなる。
壁が高すぎて、乗り越えることができず、思わず壁によりかかり、体育座りをしている状態。
この場合、小目標を置いて、大目標を達成するためのステップとして、課題設定をする必要がある。
以上のことから、今の自分がベストを尽くせばなんとかできるような、少し難しい課題を自分に課すことが重要となる。
必要以上に難しい課題を課し不安か、成果が出ているからといって何の挑戦もせず楽して退屈な状態か。
真のプロフェッショナルとは、常に自分の状態をモニタリングして、課題=スキルの状態を自身で創り出せる人をいう。
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人生の真の成功とは
先日、母親から嬉しいことがあったと、会食時に聴いた。
会社で、水やりをしていたところ、当社のあるスタッフからお茶の差し入れがあったそうだ。
そのスタッフの心遣いに感動した。
さて、人生の真の成功とは何でしょうか。
創業者からの教えで、下記の表を頂いております。
事業発展計画書にも記載しており、人生の指標として、私も活用しております。
経営者にとって、「私心なき経営」の道標や役員・幹部の登用基準にもなると思います。
人生の真の成功とは
「優れた人格を持つことである」
財産とか、名誉とか、社会的地位とかの社会的評価は、表面的成功である。
―人間性は発達心理と自他の関係から、次のような7段階に区分されます―
○7段階 感化力のある人
高い人格、模範行動で、人や世を感化してゆく人
1.没我、超自我、一切個人我を捨てきって人類社会のために捧げる人
○6段階 包容力のある人
清濁あわせのむ人
1.個人我は、ほとんどなく、恩意識が高く、人の世のために尽し、受容の心、無限の愛情をもっている人
○5段階 指導力のある人
人を教え導き、チームをひきいる力のある人
1.個人として優れているだけでなく、集団としての力を引き出せる人
2.メンバーの個性を引き出し、チームリーダーとして組織目標を達成する人
3.部下を育てて任せ、部下の失敗は自分の責任とし、成功は部下の手柄にできる人
○4段階 開拓力のある人
問題があれば進んで解決にのりだす人
1.自分の限界を定めず、困難な問題に進んで取り組み、知識を創造し環境を開拓できる人
2.明朗、積極心、向上心、好奇心に富み、一貫持続力、行動力の高い人
○3段階 自立力のある人
権利、義務のわきまえがある、いわゆる一人前の人
1.共生意識、社会人意識が確立し、組織における権利義務のわきまえのある人
2.組織の規律を守り、生活の自己管理がしっかりでき、任された義務責任を果たすことができる人
○2段階 表面協調の人
表面だけで、言行一致しない人
1.表面上は人と協調するが、本心は別で面従腹背の人
2.組織への認識はあるが、自分の利害、安全安定を主にして、要領打算で動く人
3.依存心、責任回避、かけ引き、いいわけ、手抜き、サボり、ごまかしをする人
○1段階 自己中心の人
自分勝手で、わがままの強い人
1.自分中心の考え方、行動をとる
2.幼児的心理、協調性に欠け他を批判攻撃する、他罰傾向の人
3.自己責任の自覚がなく、自ら正当化するか、逃避する傾向がある人
第3回 ㈱木村経営ブレーン 提案力コンテスト
2012.8.31 第3回 ㈱木村経営ブレーン 提案力コンテスト
今年も、組織の継続学習の集大成として、提案力コンテストを実施し、プロフェッショナルスタッフが発表し、全員で聴き、優秀者を表彰させて頂きました。
ドラッカー氏によれば、事業発展には、継続学習とお互い教える組織が必要と説いております。
全員の経験や知識を共有するべく、自身が発表する機会を全員に設けております。
継続学習が一つの弊社の特徴かと改めて思います。
2012.8.31 第3回 ㈱木村経営ブレーン 提案力コンテスト IN 七尾サンライフプラザ(七尾市)
≪発表内容≫
1 南係長 FX4クラウドの導入推進による営業策
2 桝本・中村・島田・桒田氏 K・K・B ~健康・家庭・美容~
3 岡田課長 がん保険を真剣に考えてみる
4 由井・小谷・木原・前田氏 ~社内文書ペーパーレス化~すっきり・機能的オフィスの第一歩
5 川水課長 N家 総合的資産対策のご提案
6 滝野次長 歯科診療所で、院長とスタッフとの間で生じやすい労務事例の対応と提案
7 大積次長 経営計画コンンサルティング~会計事務所の基本商品戦略~
8 松田・飯田氏 原 点
9 野﨑課長 診療報酬データベースの説明方法について
10 竹田・北・宮島氏 お金の大学校
11 吉田・坂井・安田氏 D生命知識集
12 上梨・本田・作本氏 U家 相続対策
13 早川・吉田哲・藤田氏 消費税増税対策委員会
≪入賞テーマ≫
優勝:がん保険を真剣に考えてみる(岡田課長)
二位:お金の大学校(竹田氏・北氏・宮島氏)
三位:N家
総合的資産対策のご提案(川水課長)
特別賞:原 点(松田氏、飯田氏)
今年の上位入賞は、実力者がその個性を発揮しました。
優勝者岡田課長と~あえの風(和倉温泉)にて
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