金沢会計人 のすべての投稿

「M&A支援機関登録制度」への登録完了 2021

中小企業庁は、中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築するため、M&A支援機関に係る登録制度を創設しました。

木村経営グループの木村事業承継ブレーンの登録が完了致しました。

登録番号「1135」。

 

今後も石川県内を中心とした北陸の事業承継を支援して参ります。

 

なお、中小企業者等が令和3年度事業承継・引継ぎ補助金の利用に際し、登録FA及び仲介業者の検索が可能なデータベースを、M&A支援機関登録制度事務局ホームページで10月上中旬頃を目途に公開予定。

「守破離は修行の三段階」<520>

「職場の教養」を読んで腑に落ちた「守破離」という言葉をご紹介します。

 

「型破り」とは、「考えや行動が常識的に考えられる範囲を超えていること」を指します。

 

では、型破りな人は初めから「型破り」だったのでしょうか。
茶道や武道、芸術などにおける師弟関係のあり方、修行における過程を三段階に表した「守破離」という言葉があります。

 

まずは師匠に言われた型を「守る」ことから始まり、その型を身につけた者は自分にあったより良いと思われる型を模索するため既存の型を「破る」のです。
そして最終段階になると、既存の型にとらわれることなく、型から「離れ」て独自の新しいものを生み出し、確立させることができるのです。

 

「守破離」が表わすように、その道の型を習得していなければ、型を破ることはできません。
つまり「型破り」とは、努力を重ねて、型を習得し、さらに創意工夫を積み上げて新境地を開いた人のことをいうのです。

 

仕事も同じです。
基本や基礎固めは遠回りに思えるかもしれません。
しかし、それを疎かにして、型を破った仕事はできないと肝に命じましょう。

 

型破りを目指す自己探求者と社会常識のない表面協調者は本質的に違うのです。

 

写真・・・睡蓮とムラサキシキブ(10/5)

税理士による小森たくお後援会幹事長(北陸税理士政治連盟)拝命

北陸税理士政治連盟の「税理士による小森たくお後援会」の設立が決定いたしました。

玉井政利発起人代表(設立総会により会長就任予定)より、幹事長の指名を受け、幹事長を拝命いたしました。

 

14日 衆議院解散

18日 税理士による小森たくお後援会設立総会

19日 公示

31日 投開票

 

そんなに時間がありません。

石川1区(金沢市)の選挙区にある税理士の方々に周知していこうと思います。

「東京パラリンピック・障害者の当事者性」<519>

第16回東京2020パラリンピック競技大会は2021年8/24~9/5の13日間にわたり過去2番目に多い161か国・地域・難民選手団が参加し、選手数4403人、女子1853人は史上最多。

 

新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期になった。

 

パラリンピックを見て、メダルの数とかでは無く、障害者に対して人類がどう向き合うかの場になったのだと思う。

 

医療介護福祉などの分野では当事者で無くては分からないことが多いと思う。

 

ボッチャを見て、動かない身体をどう活かすかとのひたむきな姿に感動する。

 

障害者はスポーツを通して喜びと悔しさを知る。

 

生きることを実感し、対等な関係と先入観なしに応援するフラットな人間関係なのだ。

 

同情や上から目線ではなくスポーツとして観戦すべきである。

 

平成26年~28年の調査によると身体や知的障害者の数は日本では936万人と人口の約7.4%に相当する。
そのうち身体障害者は436万人、知的障害者は108万人、精神障害者は392万人と毎年増加傾向にある。

 

また、在宅は全体の95%で、65歳未満は48%(うち知的障害者84%、精神障害者62%)となっているのが現実だ。

 

世界で見ると、およそ10億人の人々が何らかの形で身体的・精神的・感覚的な障害に苦しんでいる。
それは世界人口(78億7500万人)の15%にあたる。
障害者の80%が開発途上国に住んでいる。

 

障害者を護るのが健常者の義務であり、それで人類はバランスを保っている。

 

同時に健常者と障害者は共に歩む運命にあるのである。

 

 

写真
1、株式会社TKCから2021年版オリジナルネクタイとポケットチーフを頂く。(10/1)
2、「碁コングレスin金沢」で結城聡九段から「調和」のサインを頂く。(9/20)

MIW 2021

私の読書や映画の見方は、MIW(Most impressive Word)すなわち「最も印象に残った言葉」を味わうこと。
この一言のために、本や映画が存在するという前提で、読書や鑑賞すると、必ずやMIWが現れます。

 

今回は、一橋大学の楠木建教授の言葉。
教授の著作はすべてチェックしておりまして、氏のオンラインサロン(月額500円)も契約しております。

 

そのサロンの中で、「自分と他人の幸福」について、名言を引用しておりましたので、ここで再引用します。
このMIWは、覚えて、どこかのタイミングで挨拶の中で言えたらと虎視眈々と狙っております。

 

ただ幸福になりたいと望むだけなら簡単だ。
しかし他人よりも幸せになりたいというのならば、それは困難だ。
我々は、他人はみんな実際以上に幸福だと思っているからだ。
(モンテスキュー)

 

幸福になるのは、自分の好きなものを持っているからであり、
他人がよいと思うものを持っているからではない
(ラ・ロシェフコー)

第48期事業発展計画発表大会 2021

昨日、第48期事業発展計画発表大会で木村経営グループの方針を確認しました。そして、全社員が、過去の振り返りと未来の挑戦を宣言しました。

平成26年の税理士法人設立を機に、9月末決算とし、おかげさまで、今年の10月1日より、税理士法人は第8期目(グループは48期へ)となります。

また、第10次3か年計画が始動しますので、区切りの年でもあります。

 

なお、第45回の発表大会から、コンピューターの画面ではなく、実際の計画書を配布して実施しております。

その代替として、早期の事前準備が必要でして、8月末日には書き上げます。

最終校正が9月の初旬。

2週間くらい待ちますと、発表大会の前日には納品されます。

 

事業発展計画書には、各年の私が影響されたこと(人や経験、本及び映画)が凝縮されております。

計画通りにいったものといかなかったものがあり、ほとんどが上手くいかないわけです。

社会科学の本質は、仮説と検証にあると信じておりますので、どうしても計画書が必要です。

私にとって、事業発展計画発表大会は、数ある経営企画のうちの最高位に位置しております。

「日本医業経営コンサルタント連盟の記者会見」<518>

日本医業経営コンサルタント連盟は6月9日に設立され、8月11日に協会会員へ設立案内された。
1か月経過した9月16日15時から記者会見を開催する。
場所は港区高輪の品川プリンスホテルメインタワー。

 

参加報道機関は以下の8社9名。
医薬経済社、経済産業新報社、高齢者住宅新聞社、社会保険研究所、じほう(メディファクス)、日本金融通信社、日本歯科新聞社、病院新聞社。

 

冒頭、当連盟は何れかの政党に偏ることなく、日本医業経営コンサルタント協会が掲げる理念、政策の実現、認定登録医業経営コンサルタントと協会の認知度及び社会的地位の向上に理解を示していただいた政党、政治家の皆様を支援することにより立法府に対して長期かつ継続的な働きかけをするのが目的であると挨拶させていただいた。

連盟と協会は車の両輪、表裏一体の関係である。

 

時あたかも、衆議院議員は10月21日に任期満了を迎えており、10月4日に臨時臨時国会が開かれ首班指名選挙を経て、新たな総理大臣が決まります。
新首相の下で衆院選の日程が確定し、衆議院議員の任期満了後に衆院選挙が実施されるのは、現行憲法下では初めてとなる。

 

衆議院選挙は11月7日投開票を軸に検討されている。

 

定数は小選挙区289人、比例176人の合計465人。

 

連盟としては医師資格の国会議員を中心に選挙区で世話人団をつくり、当選後に後援会を設立し連盟顧問に就任要請したらどうかと考えている。

 

連盟会員の増強も当面300名を目指し活動しなければならない。

 

写真・・・日本医業経営コンサルタント連盟の記者会見。

北陸税理士政治連盟第52回定期総会 2021

先日の北陸税理士政治連盟にて、副幹事長(石川県)兼広報委員長を拝命しました。
早速の初仕事が、日本税理士政治連盟の「地方短信」の記事作成。
喜んで着手した次第です。

「9/17北陸税政連が定期大会を開催」

北陸税理士政治連盟(玉井政利会長)は9月17日、ホテル日航金沢(金沢市)において第52回定期大会を開催した。
石川県にまん延防止等重点措置が発出されていることから、会員からの委任状提出による協力のもと、出席会員の規模を縮小し、懇親会の開催を見送った。
はじめに玉井会長から「令和4年度の税制改正に関する重点要望項目の中でも特に消費税のインボイス方式及び非課税取引の範囲の見直しについては、要望実現に向けて力強く活動していく」との挨拶があった。
太田直樹日税政会長からの祝辞の紹介に続いて、石黒洋二議長のもと議案審議に入り、令和2年度運動経過報告など提案された6議案すべてが賛成多数で可決承認された。
新たに選任された新森蔭輝夫会長からは、「コロナ禍の中で行われる今回の衆議院選挙をこれまで以上に応援していただきたい」と力強く決意を述べて協力を要請した。
祝電披露後、嶋田兼五新副会長のガンバロウ三唱と閉会挨拶で定期大会を締めくくった。

「林敦氏を偲ぶ」<517>

9月4日、86歳でご逝去された。

1968年 北陸ミサワホーム創業

1993年 会長就任

1995年 北陸ベトナム友好協会設立

 

林敦氏との思い出は、1999年8月に有志でモスクワ赤の広場・サンクトペテルブルク・ピョートル大帝・エルミタージュ美術館(エカチェリーナ2世)などを観光したことだ。

 

旅の途中、林敦氏から西堀榮三郎氏との出会いをお聞きしたことを思い出す。

 

2012年7月発行「致知」のインタビュー記事、「人の喜びをもって我が嘉びとする」を通夜でいただいた。

その記事の骨子を記述させていただきます。

 

・第一次南極観測越冬隊の隊長として名を馳せた西堀榮三郎氏とその晩年をともにし、師と仰ぎ続けた経営者がいる。

北陸ミサワホーム創業者の林敦氏である。

社業発展の根幹となった師の教えについて、当時の子弟関係を彷彿とさせるエピソードを交えつつお話しいただいた。

 

・西堀先生には本当によく面倒を見ていただきました。

・平成20年で創業40周年の節目で北陸三県において1万7千棟の立ち上げた。

・全住宅を毎年3回訪れ、設備の不具合がないかなどを確認する定期訪問はこの業界で初。

・私は西堀教信者の第1号。

・出会いは昭和49年(1974年)のことで私が40代にさしかかろうという時。

前年は第一次石油ショックで四苦八苦していた。

・西堀先生の初めての愛の講座で講師控室を訪れる。

・組織のリーダーとして欠くべからざるものは愛。

・愛が分からないようなら会社経営は無理。

・あなたが人に何かをしてあげられれば相手が喜んでくれる。

それが愛や。

こんな簡単なことが分からんか。

・社会に愛される会社が潰れたのを見たことがない。

・西堀先生に出会った年は5億円の赤字。

・ひと月に1回は会っていた。

・社員に任せてあげることが最大の贈り物。

・任せても放任は罪悪である。

・西堀先生とは晩年の15年ご一緒。

・共通の目標に忠誠を誓うようになれば事は成せる。

・人は皆、性格も違うし考え方も違う。

その異質なもの同士を束ねるものが、共同の目標という錦の御旗である。

・「人の喜びをもって、我が嘉びとする」が北陸ミサワホームの経営理念で共同の目標。

・「ひらめき」ではなく「きらめき」であり、きらめきは神様が教えてくれたことだから神様に感謝せよ。

・成功すると傲慢になる。感謝しなさい。

・一所懸命やっていれば、周りの人が力になってくれる。

・「はたらく」は人を動かすと書くが、私は己が動くと書いてきました。

・将とは人にやらせる前にまず自分が率先垂範すべき。

・自分が一番働いていると思うのは愚かで、組織の仲間や関係する人々が一番働いていると認める、そんな将こそが尊い人物ではないか。

 

会社経営には理念と目標が重要であると教えていただいた。

林敦さまのご冥福を心からお祈り申し上げます。

 

 

写真・・・通夜でいただいた「到知」のインタビュー記事。

記録することの大事さ 2021

先日、朝礼の司会担当となり、「職場の教養」の感想を述べる機会があった。

テーマは「国際識字デー」。

その日の感想を以下抜粋します。

 

今、浅田次郎氏の「中原の虹」を再読中である。

言わずもがな、「蒼穹の昴」シリーズである。

 

中国の清時代から外国列強に侵略されるあたりが記述されています。

明時代の崩壊時、満州族が乗り込み、漢族を支配する。

満州族は狩猟民族、漢民族は農耕民族であり、漢字を大事にしてきた。

その漢字文化が日本にも輸入された。

 

文字が必要か否か。

記録することの大事さ。

毎年、事業発展計画書を作成しているが、狩猟民族の満州族であれば、そんなものは必要ない。

奪ってしまえと短期的目標に終始するかもしれない。

種をまき、収穫するという発想がそもそもない。

 

私は、長期利益の実現が経営であると信じていますので、計画書を作成し、「仮説と検証」を繰り返しています。

文字で記録することの意義を信じております。