2011/08/08
「優しくなければ他人の長所を見つけることはできない~ある小学校の朗唱」
「優しくなければ他人の長所を見つけることはできない~ある小学校の朗唱」
私たち会計事務所は、毎月、お客様に出向き、正確な月次データに基づいてお客様の経営成績を解説し、決算対策と納税予測をしております。
毎月の訪問のなかで、我々プロフェッショナルスタッフは、経営者の方と話をします。
聴けば、ほとんどの経営者は、人の問題で悩んでおります。
「人の育て方」の方向性の一つとして、吉田松陰先生の言葉が参考になるのではないでしょうか。
今週よりシリーズで書きたいと思います。
1.ある小学校の朗唱
山口県萩市の明倫小学校では、毎朝、吉田松陰先生の言葉を素読しています。
例えば、3年生三学期は、「長所を伸ばしていこう!」という趣旨の言葉を朗唱します。
「人賢愚(ひとけんぐ)有りと雖(いえど)も 各々一二(おのおのいちに)の才能なきはなし 湊合(そうごう)して大成する時は必ず全備(ぜんび)する所あらん」
(人にはそれぞれ能力に違いはあるけれども、誰も一つや二つの長所を持っているものである。
その長所を伸ばせば、必ず立派な人になれるであろう。)
毎朝、明倫小学校の3年生は、3学期中、人はそれぞれ長所があり、それを伸ばしていこうと毎朝、繰り返し、繰り返し、朗唱しています。
含蓄ある素読は、素晴らしい教育だと思います。
(続く)
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