2021/04/04
石川県事業承継研究会発足 2021
石川県事業承継研究会を発足いたしました。
コロナウィルス感染症拡大で自粛している中、思うところがあり、動くことを決断しました。
財務財務総合政策研究所の調査で、石川県の企業数が5年で8千社減っていることを知りました。
2015年に46千社あった企業が、2020年には38千社。
さらに、2040年には25千社に。
本当に驚きました。
私の背中を押したのは、ある尊敬する方の一言です。
「皆、事業承継は大事だと言う。
しかし、誰も本気で動いていない。」
何も回答できませんでした。
事実、本気で事業承継に取り組んでいなかったからです。
実際、あらゆる場面で「事業承継は大事だ」と事あるごとに挨拶していたからです。
全く、動いていないにもかかわらず。
私の母の実家である千里浜が徐々に浸食されていくのと同様に、石川県の廃業数増加を黙って見過ごすこともできました。
コロナ特別融資の返済が始まるとさらに廃業が加速することを黙視することも出来ました。
ただ、私は決断しました。
「ふるさと石川を守る」と。
志を同じくする方を集めて、石川県事業承継研究会を発足いたしました。
桜が咲く3月29日(月)北國新聞夕刊1面の「舞台」に記事が掲載されました。
2021年、舞台に立ったところです。
「舞台」の記事を拝読いたしました。私のところのような小さな個人商店ですが、後を引き継ぎしてくれる家族やどなたかがいたらいいなあと、ぼんやり思っているのを継承のため早めに動くきっかけになりました。研究会発足は、企業がもっと無くならないための「先手」で素晴らしいと思います