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「木村経営ブレーン」グループは、北陸3県の中堅・中小企業、医療介護福祉機関のお客様に 税務会計業務・経営コンサルティングを提供しております。「木村経営ブレーン」グループが 社会のインフラとして必要な存在であり続けるにはどうしたら良いのか。 ブログを通じて日々の思考を綴っております。 私の学暦(学習暦)をご覧ください。

2022/06/05

「人的資本」の開示 2022

1.「人的資本」に関するニュース

企業への情報開示の指針に、新たに「人的資本」に関連する項目が追加される。

人材育成や雇用における多様性の保証、福利厚生への取り組みなどの開示が義務付けられる。

人的資本とは人が生み出す知的財産などの無形資産を意味し、従業員の男女比や人種構成、離職率、人材育成への取り組み、報酬体系などが含まれる。

政府は新たに有価証券報告書にも盛り込むよう義務付ける方向だ。

 

2.従来の決算書における「人的資本」の開示

従来の決算書の「人的資本」は貸借対照表には表示されない。

かつて、ビルゲイツやスティーブジョブスの「脳」の価値が測れないという議論と同様の理屈だ。

とくに税務会計では、現金支出したものを資産とする取得原価主義に立脚していることから、将来価値を生み出すものはではなく、過去に現金支出したものしか資産とみなさない。

中小企業の付加価値の多くは、「人」という経営資源が源泉であり、「人」が最大の経営資源であるにもかかわらず、資産として計上されないことは、会計の限界であるとして、昔から議論されてきた。

最近、企業統治(ガバナンス)やESGの議論から、「人的資本」の開示が進むこととなった。

 

3.金融庁が示す「人的資本」の好事例

金融庁が示す「人的資本」の好事例の中に、株式会社丸井グループの取り組みがあり参考となる。

その中に、このような記述がある。

「人のお役に立ちたい」という想いを持つ社員こそが、企業価値創造の源泉であると確信し、多様な価値観の尊重はもちろん、一人ひとりがイキイキと成長し続けられる組織風土の醸成をめざし、積極的な人材育成と採用への投資を実施します。

株式会社丸井グループは、当社が取り組んでいる「自創経営」と同じく、社員自らが自主的に変えていく組織作りを目指しているようだ。

 

4.人こそすべて~感動経営

先日、当社の朝礼でバースデーカードをある方にお渡しした時、涙でコメントできないという事態が起こりました。

感動して泣いてしまったとのこと。

一人一人、時間を割いてバースデーカードに一言を書くことは手間です。

とくに繁忙期になると、正直面倒であり、書くのも一苦労。

社員の中にもこの慣例を止めようという方もいます。

しかしながら、この光景を見たとき、一人でもバースデーカードに感動する方がいる限り、この慣行は決してやめないと心に誓いました。

感動のある限り、経営は変にならないというのが私の持論です。

すべてが当たり前という状況では感動というものは決してなく、有難いという感謝の心が前提だからです。

「人的資本」という大樹には、「感動」という養分が必要であり、単に報酬という「水」を与えるだけでは決して足りない。

優しさや相互の思い遣りという「太陽」も必要だろう。

「人的資本」の開示に関し、感動の大切さを再確認した次第です。

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プロフィール

名前
木村 岳二(Kimura Gakuji)
年齢
1970年生まれ A型
職業
会計事務所経営
メールアドレス
g-kimura@kkb-jp.com

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