2012/05/14
過去の強みが将来の弱みとなる 帝王学その3
新緑の季節。
風が心地よいです。
週末はゴルフをするなど外に出ていました。。。
3.外交を医療の代替とできるか
外交手段を軍備で行うことの是非ついては議論も多い。事実、北朝鮮や中国では、軍備を拡張している。
ミサイルに変わる外交手段はないか。キューバの取り組みがヒントとなる。
キューバの革命家チェ・ゲバラは医師であった。彼の医療を通じて社会貢献したいという思いは、今も脈々と受け継がれている。
1986年、チェルノブイリ原発事故の際、キューバは、ウクライナに対して医療救援を実施した。しかも、キューバ国内が経済危機にあるなかで。
また、キューバは、2005年のパキスタンの地震の時、チモールの災害やインドネシアの台風、四川省大地震でも医師団を送っている。この行動は、世界から尊敬されている。これはミサイルの抑止力よりも強大な力を持つ。
蛇足ながら、東日本大震災の発生時、キューバは日本に支援を申し入れたが、日本は拒否している。2005年、ハリケーン・カトリーナで被害を受けたアメリカが医師団の受け入れを拒否したの同様に。
今後、日本の外交の柱を医療とする国家戦略を立案するのも一考に値する。
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