2012/05/07
過去の強みが将来の弱みとなる 帝王学その2
昨日の5月5日で、42歳となりました。。。
関係各位のお祝いを頂戴し、厄のおそれが薄らいでいくとされる年となります。
皆様の支えでなんとか生きております。。。
さて、前回の続きです。
2.国民皆保険制度の永続について
現在の国民皆保険制度は永続に続くだろうか。
この制度が出来たのは1960年代。
人口が増え続け、成長時代の制度設計となっている。
経済が右肩上がりの時に創った制度をこの成熟期に同じような発想で適用している。
厚生労働省は診療報酬の単価をコントロールしている。
収益は統制経済、費用は自由経済となっている。
統制経済の弊害として、診療報酬には、地域差、技術、習熟度が全く反映されていない。
自由経済では考えられない状況となっている。官僚は、商売を知らない。このようなおかしな状況は続かない。
国家公務員の戦略は、結果の平等を常に追求している。
これからの国家運営は、民間人の戦略思考が求められている。
蛇足ながら。。。
厚生労働省の前身は、内務省である。
警察の役割も担い、基本的には性悪説の観点から、国民を指導している。国民は無知であり、指導すべき存在。
「投薬」という言葉は、薬を投げると書く。こういった時代背景を知ると、その言葉の意味合いがよく理解できる。
(続)
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